伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

不祥事続きの自民党/共立病院は起工式

2016年02月18日 | いわき市
 いつものように朝の散歩に出かけました。

 近所のお宅で、「ヒヨヒヨ」と優しいさえずりが聞こえました。どこかで聞いたような。そっとのぞき込んでみると、あぁ、メジロがいました。

 わずか2m程の至近距離です。枝を渡りながら、開いた花にくちばしを伸ばしています。おそらく花粉を食べているのでしょうね。



 実は一番良い姿で撮影出来たのが、こちらの写真なのですが、つぼみが目を隠してしまいました。残念な写真ですが、災いを転じるために、この写真は「かくれんぼ」と名付けることにしました。目だけですが・・。



 自宅に戻ってびっくりしました。昨日と全く同じ枝の上にヒヨドリがいるのです。よっぽどこの場所が気に入っているのでしょう。1時間程過ぎて自宅から出かける時も、ここにとまっていました。



 さて、新聞を広げるとこんな記事が目に入りました。


福島民報、2016/02/18付


 自民党の丸山議員が、オバマ大統領を念頭に置きながら次のような発言をしたというのです(以下、毎日新聞デジタル版より引用)。

 丸山和也氏の17日の発言要旨

 例えば日本が米国の51番目の州になることについて憲法上、どのような問題があるのか。そうすると集団的自衛権、日米安保条約も問題にならない。拉致問題すら起こっていないだろう。米下院は人口比例で配分され、「日本州」は最大の選出数になる。日本人が米国の大統領になる可能性がある。例えば米国は黒人が大統領だ。黒人の血を引く。これは奴隷ですよ、はっきり言って。当初の時代に黒人、奴隷が大統領になるとは考えもしない。これだけダイナミックな変革をしていく国だ。



 ご本人は会見で、「真逆の批判をされているとしたら非常に不本意だ。人種差別の意図はまったくない」として、「良心において恥じることはない。良心対良心の問題なので受けて立つつもりだ」(同)としたといいます。

 何で日本が「米国の51番目の州」で、それと憲法の問題とどうからむんだろう、とかこの憲法審査会での発言全体が、何を主張したいのかつかみにくい内容ですが、「例えば米国は黒人が大統領だ。黒人の血を引く。これは奴隷ですよ、はっきり言って」と言い切っています。「黒人は奴隷だ」という内容ですよね。それも、口にはしがたいことをあえて表現したんだという意味だろうと思われる「はっきり言って」とまで言っています。

 発言全体の主旨はこの問題が主題ではなかったにせよ、普通に考えて、これを聞いたら当事者たちは怒りますよね。アメリカでの人種差別とのたたかいは非常に長く、厳しいたたかいだったと思います。そのたたかいの歴史を足蹴にするような認識を投げつけているわけですから。

 「良心において恥じることはない」と良くも言えたものだ、という感じを受けます。誤解をするあなた方が悪い、と言っているようにも感じますが、そうであるならば、誤解を受けるようにしか表現できなかった自分の表現力を恥じるべき・・そんな風にも言いたくなる発言ですね。

 きのうのブログの街頭でのお話しの中にもあるように、最近、政権党・自民党の中で不祥事や問題発言が次々と明らかになっています。そんなことで今日のブログでまとめようと思っていたら、きょうのしんぶん赤旗日刊紙が1面でまとめていました(下の小さな画面をクリックすると大きくして読むことができます)。





 甘利経済再生相の都市再生機構・URへの口利き疑惑、憲法9条改憲に反対する内容を繰り返し放送した場合に罰則規定を適用しないとう高市総務相、被ばく線量1ミリシーベルト以下について「何の根拠もない」という丸川環境相、そしてここにはないが育休宣言をした宮崎議員の不倫による衆院議員辞任に加え、今回の丸山議員の発言。

 そしてそれらのことを問題視もしていないような安倍首相。政党の責任者、内閣の責任者としての責任が問われていると思いますが、責任問題には頬かむりをし続けるところには、内閣支持率を維持できると思い込んでいる安倍政権の「おごり」、「慢心」、そして「ゆるみ」があるのでしょう。

 この慢心やゆるみを許さないために、安倍政権に変わって国民の願いに応える力をもった政権の枠組みを示す野党の共同をどう作り上げるかが課題なのでしょう。

 鹿児島では日本共産党も含む野党が共同で参院選に候補者を擁立することになりました。北海道衆院5区の補欠選挙では、地方レベルですが共産党と民主党が統一候補を擁立することで合意しました。

 参議院選挙に向けても「戦争法廃止」という一点を軸に、政権協議と合意のもとに共闘をすすめることが、国民の願いに応えることになると思います。実現に向けて頑張らなければなりませんね。

 さて、午後からは総合磐城共立病院の新病院建設に向けて安全祈願祭と起工式が行われました。ICU10床、HCU(高度治療室)12床などを含む一般病床679床、結核病床15床、感染症病床6床で地上13階、地下1階建ての新病院建設が2018年開院めざして動き出すわけです。



 市民の医療の最後の砦としての共立病院への期待は大きいものがあります。新病院の建設と医師、看護師などのスタッフを含む医療の充実がすすむよう心から願います。

 きょうのお昼に、ニュースで聞いた小高商業高校とローソンが共同開発し、期間限定で発売するという復興弁当をいただきました。できるだけ福島県産の食材を使っているといいます。



 美味しかったし、食後の満足感もありましたよ。ただオムライスは箸では食べにくかった。箸とスプーンがあると良かったな。店舗ではぜひ両方つけてください。


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