日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

食の西洋化が癌や慢性病を引き起こした 森下敬一氏

2009-03-31 08:24:43 | 船井幸雄氏
 20年くらい前に、ベルジュバンスという方式の美容院の先生から、森下敬一氏について聞かされたことがありました。玄米・菜食主義を唱えた方ですが、今週のにんげんクラブで船井幸雄氏が森下博士の論文を引用されています。

<記事転載>
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真実を知ろう、できれば「森下自然医学」を知ってみよう
                                                 2009年3月24日
                                                 船井幸雄
 人は、自分のことを中心に「真実」「近未来」そして「対処法」を知ろうとします。

この中で、基本は真実を知ることだと思うのです。

人間は肉体を持っています。心もあります。

それゆえ人間にとってもっとも大事なのは心とカラダの健康だと私は思っています。

どちらが病んでも、本当に大変です。

 そのためには、それらについての真実を知らねばなりません。

そういう意味で、私は森下敬一医学博士の仰言っていることを、

とりあえず知るのが、よいと思います。

 森下先生は私と親しい人で一昨年の「船井幸雄オープンワールド」では

講師として話してもらいました。

 また彼は『森下自然医学』

(発行は国際自然医学会 TEL03-3816-3966 定価は税抜き450円)

という月刊誌を出しています。私の愛読書です。

 私にはこの月刊誌の中の森下先生の「巻頭随想」と太田龍さんの連載記事が特に参考になり、

毎月楽しみにしています。

 そこで今年2月号と3月号の「巻頭随想」を以下に転載します。


巻頭随想 2月号

日本的食生活・受難史    国際自然医学会会長 森下敬一

 昭16(’41)年の第二次世界大戦開始、昭20(’45)年の敗戦、

其から昭30(’55)年に至れる戦災復興期の約15年間は、抄子の少年及青年期に該當し、

又其は「日本的食生活の受難史」とも謂い得べき只ならぬ時期。

 鎖國日本が門戸開放し、西洋文明を貪欲に摂取致せる「明治維新」は、

成程當島國に劃期的變革をば齎(もたら)せり。此の明治維新は、

近代歐米社會の「政・経・軍」等の諸制度を導入し、

例えば「銀行」「株式會社」及「工場的産業」を勃興せしむ。就中(なかんずく)、

工場の商品量産は、農業から商業へと生活形態を變貌せしめたり。

 即、労働力として農家の二男以降と女子が都市に移動し、

工場の量産商品は商品別店舗を系列化せしめ、

又、呉服屋の大店(おおだな)は大百貨店へと発展致したり。

 無論、消費的大都市と其商品生産的衛星都市間の流通事情をば完全に整備さるるべく、

車道及鐡道等の廣範且緻密なる陸上輸送網も亦急ぎ完備されたり。

 漑觀致さば、「明治維新」に於る日本變革は、以上の如き様態なるべし。

食生活にても、欧米的肉乳食流入顕著、好奇心や猿真似の異國文化も、跋扈(ばっこ)致せり。

 然れど「國の基本は農也」の時代なれば、

肉食も日本風に調整し直されたる鋤焼(すきやき)や豚カツ等に止まれり。

 其に對し、敗戦・復興期から現時點に至れる食生活變革の原点は、

米國占領政策の「国民榮養改善運動」(昭30)なる日本肉乳食化推進策動に存在致せり。

 敗戦直後(昭20)の一人一日1400Cal(カロリー)が、昭60年度は2600Cal(カロリー)に。

食品別にては、米穀消費激減し、肉乳・油脂類は昭35年に至りて3~5倍の激を見せ、

且、其が主要因の癌・慢性病の多発をも齎せり。


巻頭随想 3月号

「米(飯)菜魚」と「麥(パン)肉乳」

国際自然医学会会長 森下敬一

 昭20(’45)年、無條件降伏致したる日本を占領・統治せる聯合國群内部に於て、

勝者個々の打算的思惑の齟齬(そご)が急速表面化。

就中(なかんずく)米英(西側)と蘇聯(それん)(東側)の對立激化、

所謂(いわゆる)「東西冷戦」に突入致したる也。

 本来、米蘇等聯合國の對日政策的基本理念は、飽く迄も懲罰也。

無論、本邦に於る常時の飢餓地獄も、無謀戦争の自業自得的結末…

とて放置し置かれても詮無(せんな)き話。然れど米國は、

飢餓日本を救濟して西側陣榮に加え、東西關係をば有利に展開致さんと欲す。

 占領政策の轉換を圖りたる米國は、昭21年の「食糧メーデー」に對し、

5月20日「暴民デモは絶對不許(ゆるさず)」の嚴命。

同時に、米軍用食糧を大量放出し、是に據りて餓死寸前の多くが救命されたり。

此の機にマッカーサー元帥が豪語。

「余は、米と野菜と魚のみの貧しき日本人の食卓を、

パンとミルクと肉類の豊かなる食卓に改善せしむる爲君臨致せる者也」と。

 サムス准將(GHQ、保健行政官)も屢々公開の場にて公言せり。

「今次世界大戦は、米(飯)食民族と麥(パン)食民族の何れが強者なりやの對決にして、

結論として後者の優秀性が立派に証明されたり」と。

此處に、「パン肉乳食」が「飯菜魚食」よりも優位なる食生活-

と謂う途轍も無き酸毒思考の登場せるを見逃すべからず。

其處に露呈せるは、戦勝者の俄成金(にわかなりきん)的思い上りにて、

同時に占領軍司令部中樞に於る知的水準にも不信及疑惑的黒き翳(かげ)の投影をば見たり。

 周知の如く、當該GHQ的認識は、軈(やが)て米上院のマクガ・レポ(’77)にて完全否定。

此の美・強食こそ癌・慢性病の眞因なる事、天下に闡明(せんめい)されたる次第。
                                               (転載ここまで)
                   
ちょっと文章はむつかしいようですが、これが読めないようでは、日本人としてはだらしないですね。

それに、ここに書かれているのは真実ですね。私も森下さんと同意見です。

 つぎは、船井本社・秘書室の相部多美さんの、

この「巻頭随想」と太田龍さんの2月号、3月号を読んでのコメントです。

彼女は20代の女性で、中学時代にはアメリカ、高校時代はオーストラリアで過し、

そして大学は上智大学外国語学部を卒業した人です。

ふつうのお嬢さんですが、ちょっと参考にしてください。


 みなさん、こんにちは船井本社・秘書室の相部多美です。

森下敬一先生が主幹を務める「森下自然医学2月号・3月号」の巻頭随想や

太田龍さんのコーナーを読んで、「真実」、

「近未来」そして「対処法」を知ることができる月刊誌だと思いました。

医学のことだけではなく戦後、

日本は西洋文化の影響をいたるところに受けていたという事実を知ることができました。

私の祖母は戦争を体験しています。両親は終戦直後に生まれていますが、

私を含め現代の人は、戦争を体験しておらず、

今のような西洋文化に影響されている生活がふつうだと思っているように思います。

敗戦がいかに大きなものであったかということを知る機会があまりない中、

今回拝読させていただき、真実を知る上で、とても勉強になりました。

食生活においてパンや牛乳、ハンバーガーなどを当たり前のように食べてきました。

当たり前にあったものなので、それが西洋の食事であるという認識もなかったように思います。

食の西洋化が、現代の癌や慢性病を引き起こしていると書かれてあり、

食が与える影響の大きさや大切さを知ることができました。

 現代の子どもが慣れ親しんでいるゲームも、西洋から伝来したもののようです。

今日「ゲーム」とは世界中の子どもを魅了している「テレビゲーム」を意味しますが、

太田先生によると「狩猟の獲物」というのが本来の意味だそうです。

テレビゲームの主なテーマは「殺人=戦争」。

アメリカ由来のゲーム化により、日本の若者は日本人であることを忘れて西洋人化している。

狩猟という概念が、やがて人間同士の殺し合いに成長し、組織的な戦争に発展し、

その結果は、必然的に自滅するしかないと綴っています。

今日、よく耳にする右脳・左脳という言葉も西洋の考え方のようです。

西洋人は、右脳で神の言葉を聞き、それに従うことで文明開化をした。

左脳は言語脳で言語処理をすると考えられていた。

古代ギリシャで二分心が崩壊し右脳は神の声を聞くことができなくなり、

その絶望的混沌から意識がうまれた。

そして意識は自己意識に移行し、この自己意識が人類と地球に大災害をもたらしていく。

「神の言葉を命令として聞く右脳時代」と「神の言葉が聞こえなくなり、

人間の言葉のみが流通する左脳の時代」の二局面で歴史は構成されているという考え方が、

西洋人の考え方のようです。

元来、日本人には右脳・左脳という区別はなく、すべての存在は大宇宙と一体である。

目に見える世界と目に見えない世界とが、切り離せないように結びついており、

見えない世界の方が見える世界よりもはるかに複雑で、

強い世界であることを多くの日本人は感じていた。

宇宙の全てに神が宿っており、広大で無限な、宇宙の秩序を把握することが大事であった。

しかし、西洋文化の影響で目に見えない世界は、日本人の心から消え、

目に見える世界がすべてとなった。

上記のように、日本人の考え方の変遷を太田先生は述べています。

留学経験を通して、確かに西洋の食事やファッション、文化、

物の考え方などが日本に入ってきていると思います。

どこの国に行っても、チャイナタウンや、世界各国のレストランがあるなど、

どこの国にいても世界中の文化を感じることができます。

ただ、変わらない国民性もあるような気がします。

たとえば日本人は、きめ細やかで繊細、勤勉という特徴があるように思います。

今後、世の中を変えていく「百匹目の猿現象」の決め手は日本人だとよく耳にします。

それぞれの国のアイデンティティを大切に生きていくこと。

「米菜魚」の食生活や日本人の特性などを育て、活かしていくことも大事だと思いました。

「森下自然医学」を読むことで、

医学のことだけではなく戦争や西洋文化が日本に入ってきたことの影響の大きさや、

食生活の大切さなど真実を知ることができました。

船井会長が、冒頭に述べているように、

「真実」を知り「近未来」、「対処法」を考えることは大事だと思いました。

ありがとうございました。

 なお、森下先生の考え方を詳しく知りたい人は先生が院長の

「お茶の水クリニック」

(電話03-3814-6786、FAX03-3814-1755)

にお問い合せください。

心とカラダの健康のための真実がいろいろ分ると思います。   
                                                       =以上=
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