メドレー日記 Ⅱ

by 笠羽晴夫 映画、音楽、美術、本などの個人メドレーです

glee2

2012-04-09 11:19:36 | テレビ番組
glee2(gleeシーズン2、gleeのパート2)を見終わった。3月に22回を一週間NHK BSで一挙放送という形であったから、これは当然録画して、ということになる。
 
歌う場面をのぞくと、どうかと思う話やキャラクターがほとんどだから、どうなることかと思っていたが、そこは最後の3回あたりで課題に始末を、かなり強引なところもあるが、全体としてはうまくつけた。
そして州大会、全国大会(ニューヨーク)で歌う曲はこれまでと違って生徒が自分たちで作るという設定のgleeオリジナル、それもメンバー各自の問題、ペアの問題を歌詞に織り込み、うまく作られていた。 
 
さて最後のところで主要メンバーは卒業まであと1年あるという話だったが、パート3もあるようだ。
今回のラストからすると、かなり変わりそうな気もする。

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glee 地デジで放送開始

2012-04-06 17:34:38 | テレビ番組

glee(米国TVドラマ)が4月7日(土)22時55分からNHK Eテレで放送を始める。
すでに昨年BSで放送され、この3月には続編のglee2がやはりBSで一週間ほどでまとめて全部というかなり乱暴なオンエアがされた。

 

それはともかく、今回は録画も残して、ゆっくり楽しもうと思っている。

 

gleeは日本のグリークラブの連想から、合唱団のことと思っていたが、むしろミュージカルのコーラス・グループといったほうがよく、ダンスもかなりやるし、レパートリーもこのドラマでは半世紀以上前のジャズのスタンダード・ナンバーから、その後のロック、リズム・アンド・ブルースのヒット曲、最近のものではレディ・ガガ、フローレンス・アンド・ザ・マシーンまで、実に広い。

 

高校生の部員たちは、アメリカで生活している多くの人種、そして性的嗜好、様々なハンディキャップを持つものを網羅している。アメリカの映画やドラマではこういう風にバランスをとることが暗黙のルールになっているのでは、と最近想像している。

 

そして、ヒーロー、ヒロイン的な性格の役は皆無、みなかなりいやな面を持っていて、好感度は低い。そしてドラマ自体としては、最近の日本のドラマと比べても下品でくだらない。
それでも、各編何度も出てくる歌の場面では、それがすぱっとなくなる。それが一つの狙いなんだと思う。

 

この人たちはプロだそうだが、始まった当初から有名な人たちではないようで、ここらがアメリカのレベルの高さだろうか。

 

次から次へと出てくる歌の中に、魅力を発見できるものがいくつもあって、ヴォーカルを習っている身としては、今後の課題曲を選ぶ際、選択肢が広がるのは楽しい。


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ザ・ベストテン 山口百恵

2010-04-26 23:47:01 | テレビ番組
「ザ・ベストテン 山口百恵 完全保存版」
2009年12月、TBS  DVD5枚組
 
1978年1月19日から毎週木曜午後9時TBSで久米宏・黒柳徹子の司会により生放送された歌番組「ザ・ベストテン」、「山口百恵」、この二つのキーワードからなる全ての場面のアーカイブである。今後収まるところを考えればデジタルアーカイブということにもなるだろう。
  
実は第一回に山口百恵がランクインすることを予想していたらしいのだが、皮肉にもそうはならず彼女の登場は第2回からで、最後の登場は1980年9月25日、ランクインの最後は11月20日である。引退、結婚式などでこの間のスタジオ出演はかなわなかった。
 
こういう記録だから、当然同じ曲が別の週の出演でまた歌われる。曲によっては10回以上ランクインがある。こうして見ると意外に、映画撮影、体調不良などで、スタジオにいないときも多い。映画撮影などでは、アナウンサーのおっかけマン松宮一彦(故人)やおっかけウーマン吉川美代子がその場に入り込んでインタビューしたり、そこで歌ってもらったりということもある。毎週連続して出ていることは案外少ないが、超アイドルがここまでサービスすることはもうなくなった。
 
一曲一演奏のアンソロジーでなく、こうしてアーカイブ的に続けて見聞きすると、やはり少しずつ変わっていったこと、同じ曲でも途中から何かうまくなったなと思われるところが面白い。
 
「プレイバック Part2」の途中で、おそらく私生活にも何かあったはずなのだが、明らかに一段レベルが上がっている。
そしてこうしてまとめて聴くと、「プレイバック Part2」と「愛の嵐」が出色である。そう思っていたら、最後のクレジットで見ると、この2曲がランクインした期間は他よりだいぶ長い。ランク付けはいろいろな売り上げ、リクエストなどによるのだろうが、案外的確だったかもしれない。
 
この番組がカバーしているのは、山口百恵の歌手人生のほぼ後半であって、最初が「赤い絆」になるから、前半の名曲では「横須賀ストーリー」、「イミテーション・ゴールド」などいくつかが特典映像で入っているだけである。
 
最後の「さよならの向こう側」は、多忙のためかスタジオのテイクは一つのみ。それでも残ったのはよかった。が、最初の方の「、、、無限の命、、、」の無限のところが心なしか聞き取りにくい。ひょっとして一瞬、頭の中から飛んだか? それでもいいけれど。
 
ところでこのDVDをプレーヤーに入れると、いきなり出てくる場面はなんと、現在の吉川美代子が国立国会図書館に入っていくところで、ここで彼女が検索、閲覧するのは、恒例になっていた番組最後の出演者一同記念写真を集めたアルバム。これはこの番組が終了したとき編集され、肖像権許諾がめんどうくさかったのだろうが出版はされず、国立国会図書館と各都道府県立図書館に寄贈されたそうで、閲覧希望は多いらしい。
資料の預け方としてこういう方法もあるということか。 
 
アーカイブとそのコンテクストとなる資料の組み合わせ、ミュージアム・ライブラリー連携、いわゆるML連携といえなくもない。そして、こういうコンテンツにこういう場面が出てくるのは、アーカイブ的なものがポピュラーになってきた証しといえなくもなく、うれしいことである。
 
それはともかく、いろんな意味で山口百恵の以前と以後、という感が強い。
そしてちょうど彼女が引退した1980年の翌年からは、これはNHKだが、ほぼ全ての番組が記録保存されている。

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