メドレー日記 Ⅱ

by 笠羽晴夫 映画、音楽、美術、本などの個人メドレーです

ラグビー ニュージーランド対オーストラリア(ブレディスロー・カップ)

2010-02-06 21:39:34 | スポーツ
ラグビーのニュージーランド対オーストラリア戦、昨2009年10月31日に国立競技場でこの2国恒例の年4回対抗戦第4試合が行われた。
ブレディスロー・カップ(Bledisloe Cup)という名前がつけられている。
 
結果の新聞記事を読み、しまったと思った。TV中継を見逃していたのだ。
ラグビーとサッカーのちがい、特に観戦の面白さのちがいの一つとして、マッチメイクがある。サッカーは好きなチーム、または自分の国が、もっと強い相手に善戦するのを見てもそれなりに身が入る。それに、例えば日本がブラジルに10連戦をすれば一回くらいは勝てるかもしれないし、二回くらいは引き分けも可能だろう。
 
でも、今の日本がニュージーランドやオーストラリアとやれば全部負けるだろうし、試合を見ても面白くはない。だから、社会人同士、大学同士の拮抗したチームの試合を見るほうがいいのである。
 
ところが今回、オールブラックスとワラビーズが日本で試合をしてくれた。
だからこれは見たかったわけだけれど、幸い今週WOWOWで再放送があり、運よくみつけて録画、先ほど見たところである。
 
結果は32対19でニュージーランド(オールブラックス)の勝ち。
そんなに力は違わないが、一つ一つのプレーの正確さ、フィットネスが、特に後半、得点につながる差になったかなと思う。
 
それにしても、細かいプレーの正確さ、その選択肢(引き出し)の豊富さ、イマジネーション、短時間の判断力は驚くほどである。
また具体的な技術で言えば、プレースキックの強さと方向の正確度は、楕円球にもかかわらず、サッカーにおとらない。まさにこれもフットボールである。
 
解説にあったように、ワラビーズが前半終盤のシンビンをいかしきれなかったのは残念だろう。
 
とうことで、シンビンは悪質と判定される反則にたいして10分の一時退場という規則、ということは知っていたけれど、どうしてシンビンっていうのとの疑問を解明すべく、調べてみた。
  
もちろん英語でsin bin つまり罪、櫃(貯蔵箱)でありアイスホッケーのペナルティ・ボックス入りと同等なのだが、どうしてペナルティ(罰)でなく、そのもとになる罪なのか、同じイギリス起源のスポーツなのに、不思議なことである。

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