洋風画という風 近世絵画に根づいたエキゾチズム
板橋区立美術館 5月3日~6月16日
日本絵画において西洋風の陰影法や遠近法といった絵画技法を用いた「洋風画」から成るコレクションがここに寄託されており、今回はこれをまとめて展示したもの。
多くは1800年前後で、さまざまな形で入って来た西洋風の描き方、見方がなかなか面白い。いままで見たことがなかったものも多く、私が知っている作者は司馬江漢くらいだが、この人についてもこうしてまとめて見たことはなかったように思う。
いわゆる日本画的なものの流れに、明治からそれこそ近代の洋画的なものが入ってきたように思っていたが、こうしてみるとあの高橋由一の「鮭」も突然現れたのではないのだろう。
技法以外にも風景や人間特に男女など複数の対象に対する見方、そこにはかんぐり的なものもいろいろあって面白い。
中には後年横山大観や菱田春草を教えた人もいたようだ。
板橋区立美術館 5月3日~6月16日
日本絵画において西洋風の陰影法や遠近法といった絵画技法を用いた「洋風画」から成るコレクションがここに寄託されており、今回はこれをまとめて展示したもの。
多くは1800年前後で、さまざまな形で入って来た西洋風の描き方、見方がなかなか面白い。いままで見たことがなかったものも多く、私が知っている作者は司馬江漢くらいだが、この人についてもこうしてまとめて見たことはなかったように思う。
いわゆる日本画的なものの流れに、明治からそれこそ近代の洋画的なものが入ってきたように思っていたが、こうしてみるとあの高橋由一の「鮭」も突然現れたのではないのだろう。
技法以外にも風景や人間特に男女など複数の対象に対する見方、そこにはかんぐり的なものもいろいろあって面白い。
中には後年横山大観や菱田春草を教えた人もいたようだ。