極めて楽しかった本日の山業。採れた採れないという結果以上に、現在の自分と向かい合い、現状を知ることができたことが嬉しい。さて、収穫物だけど、
う、美しい!
10㎏ぐらいはあるかなと思ったんだけど、僅かに足りませんでした。そんなことよりも、さすがは『月山筍』。太くて美しいではないか。『赤いダイヤ』という呼称にも十分頷ける。これに味をしめて、4日後の休みにまた出掛けてみようかな、なんて考えているものだから、このままだと供給過剰。我が家だけでは消費しきれませんね。
いつもお魚の挑戦状を送って下さる石巻の叔父と叔母に、挑戦状返しといきますか。さっそく連絡を取ると、生のままでいいということだったので、クール便で送る。
残りのタケノコだけど、焼きタケノコ用を抜いてもかなりの量だ。これは、決まりですね。
≪ネマガリタケの瓶詰め≫
神の啓示だろうか。昨日、タケノコの瓶詰めを開封したところに新たな瓶詰め用のタケノコが到着するとは。正に、ドンピシャのタイミングでの代替わりとなる。
下ごしらえの部(だけ)
・米粒を入れた熱湯でアク抜き(20分)
ここで裏返し
・再沸騰したらひっくり返して落とし蓋
・再々沸騰したら弱火にしてタイマーが鳴るまで待ちます
一丁上がり(これを3回繰り返しました)
・冷蔵庫用を確保したら瓶詰め用に調整していく
左から 再利用分、 硬いので捨てる『節』、 瓶詰め用
※これを延々と繰り返すと
赤いダイヤの山が翡翠色の山に変身(再利用分もかなりある)
これを見てるだけで嬉しくなってしまいます。というよりも、思わず摘まみ食いしたくなるよね。手伝いを申し出てくれた妻に、このことを話したら、「何で分かったの。」だって。ま、当然でしょう。誰だってこの香りと色に包まれたら食べたくなるってもんだ。おかげで作業は早く済ませられました。
・これを保存瓶に詰めて
・沸騰した鍋に入れるんだけど、このままだと浮き上がってくるので瓶にも熱湯を注ぎます
鍋はもっと深い方がいいのだろうが、我が家ではこれが限界
・再沸騰したら、瓶の方にもヒタヒタまで熱湯を注ぎ足して、緩く蓋をします
こんな感じ
・しばらく観察します(30分ぐらいかかった)
※瓶の中から泡が立ち始めるのを待つ(水に溶けていた空気や塩素じゃなくて水蒸気:とめどなく出てきます)
※鍋の水位が下がってきたら、沸騰したお湯をつぎ足します(脇で、やかんが待機してます)
・瓶の中の沸騰が始まって30分ほど経ったら蓋をギュッと締めて消火
※瓶の中の沸騰は、小さい泡が出てくるだけなのでよく見ていないと分かりません
・素早く鍋から出して逆立ち待機
やっぱり美しい!
瓶の上に見える空気みたいな泡は、水蒸気です(この30分で空気を追い出したのです)。温度が下がると、水に戻って、この空間は真空になります。上手くいっていれば、蓋がへこみます。
夜の状態です(蓋の中央がへこんでいるの、見えるかな?2つ上の画像と比較)
これで長期間保存することができます。ただし、上手く空気を追い出せていないと酸化が始まって蓋のへこみが戻ったり下手をすると膨らんできたりします。そういうときには、もう一度同じ作業を繰り返します。
ここ数年は失敗したことがないんだけど、この作業って、いつも疲労と睡魔と戦いながらやってるから侮れません。もう少しの間は、目に付く場所に置いて、警戒レベルを下げないようにしておきたいと思います。
何てったって、今シーズン1番の苦労の成果だし、山の神様からのご褒美だからね。
これにて、やるべきことは全て終わった。それでは、お休みなさい。
コメントありがとうございます。
瓶詰めは少々手間がかかるんですけど、できてしまうと長持ちだし、即戦力として使えるので便利です。
また、いらして下さいね。
懐かしくブログのおじゃましていますm(_ _)m