今回いただいてきた山菜のうち、唯一現地で写真を撮るのを忘れたのが、タラノメ。だって、見つけると血が騒ぐんですよ。
他の山菜は、「間引きながら採ろう。」とか「この茎は、来年のために残して。」みたいに冷静な判断が勝つんです。でも、タラノメは違うのね。
一応、SDGsの思考は働くんだけど、タラノメの場合、それよりも、「どうすれば、あの枝を引き寄せられる?」とか、「棘による攻撃を避けるためには。」みたいな収獲のための本能が勝ってしまうんです。
で、本日は、前回採らずに残してきたタラノキの新芽が、いい塩梅に育っていたんですよ。それが、前回以上に高い場所に生えていたり立派だったりするものだから、つい夢中になってしまいました。
そうして持ち帰ったのが、
3人家族で食べるには、ちょっと
広げてみると、
やっぱり採り過ぎたかも
冷静さを失うと、こういうことになります。
料理は決まっています。今回も、タラノメの天ぷらです。
理由は、これが最も旨いから。そして、前回、どういうわけかうまく揚がらなかった訳を解明しておきたかったからです。
下ごしらえ・調理の部
基本的に、前回とほとんど同じです。変えたのは、1点だけ。
ただ、その前に、竹輪の天ぷらが美味しかったので、作り方の記録を残しておきます。
ツナマヨを作りました。
・ツナ缶の油を抜いて、マヨネーズを和えます
これだけで美味しいんだけどね
・竹輪の穴に、細切りの焼き海苔を詰めて、片側からツナマヨ
・口の所にも焼き海苔を詰めて蓋をします
・反対側からもツナマヨを詰めて蓋
※この『蓋』が意外と大事
※ツナマヨは、箸よりも、より細い串で詰めた方が楽ちんです
こんな感じ
・170℃の油で揚げると
いい雰囲気でしょう
磯辺揚げの味わいプラスαで、すごく美味しいです。そのままでも食べられる素材なので、あまり揚げ過ぎないこと。
ただし、本日の主役は、君ではない。
何と気品あふれる王様たちよ
前回と、ほぼ同じなので詳しくは書きませんが、洗ってハカマを外して、切れ込みを入れたところです。
大違いがここ。
衣です(最後の最後なので分かりづらいですね)
・300mlの卵液に300mlの薄力粉と75mlの片栗粉を軽く混ぜるだけ(20回以下)で揚げてみました
要するに、原点回帰です。小技は使わずにやってみたら、
いい感じに揚がっていきました(揚げ玉を掬った後の画像です)
これが、今回の作品
そして、
こちらが前回のもの
衣のはじけ具合というか、広がり具合が違います。
「また美味しくなった!」
と、家族は喜んでおります。
確かに、前回と比べると、外側のカリッとした食感が増しています。そのせいか、内側のクリーミーさが、より引き立てられている感じ。
はああああ、微妙なものですね。
天ぷら道、奥深し。
たった1点を変えただけで、こんなに仕上がりが違ってくるのか。
すごく勉強になりました。
山の神様、ありがとうございました。
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