日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

行動は習慣をつくる

2015年03月08日 18時45分48秒 | 思うがままに

青山NHKの集中講座から楽しい懇親会を終え、昨日から盛岡にきていました。

3ヶ月に一度の集中講座を終えて、帰路についています。
 
ヨーガ・スートラの第4章にもそろそろ馴染まれた頃でしょうか?
第4章は復誦システムで15分。とても心地よいです。
 
今日はその4章から一つ。
 
4・7にこうあります。
「ヨーギン(ヨーガ行者)にとっての行動は、白(浄)でも黒(不浄)でもない。
その他の人びとにとっては、浄、不浄、混合の3種である。」
 
浄でも不浄でもないとは…
浄不浄、善悪という相対的状況に悩まされない。つまり煩悩から離れているということだと思います。
 
しかし、その他の人々の頭は、浄不浄、善悪、好き嫌いなどの相対的世界に占領されています。
 
さて、ここで言う「混合」とは…
 
一つの行動の中に浄不浄あるいは善悪が入り混じっていることです。
たとえば、その行動が、他人に喜びを与えたり、他人を救うことであれば浄であり、善であることに違いありません。でも、行為者の動機(認められたいとか、目立ちたいなど)が不純だったら、その行動は、不浄であり、悪です。
 
「期待をもって行動すること」が人を束縛するのですね。
 
ヨーガ行者の筆頭に挙げられるのはマザー・テレサです。
マザーは「行動は習慣をつくる」とおっしゃいました。
 
習慣が「ヨーガ・スートラ」でいう心の歪みを引き起こすのだと思います。
 
尊敬するマザー・テレサの言葉をご紹介します。
 
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

盛岡は春爛漫。
皆さんは光輝いていました。(荻山貴美子)

 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする