なごり雪

今は昔…

事務局に怪文書が飛び込みました。

「荻山先生、〇〇先生にはお気をつけあそばして。田原先生にも申し上げませ」

〇〇先生とは、旧知の仲であり、道友です。

何の目的で、何が言いたくてこんなことをするのか？

本当に奇怪な出来事でした。

しかし〇〇先生との仲は揺らぎがありませんでした。

想像力逞しく、私は、薄暗い照明の下で定規を使いながら筆跡がわからないようにハガキを書いている人を、まるでサスペンスドラマを見る思いでイメージしていました。

大体この文章は話にならないくらい変です。

もう20年以上前のことでしょうか。

いるのですね。
こういう陰湿な人が…。

今ならネットの書き込みでしょう。

でも、定規で字を書く…
という発想が、すごく怖くないですか？

今日は途中から雪に変わりました。なごり雪でしょうか。

いるかさんの、なごり雪を口ずさみながら帰宅しました。

そうだ！
今日は豚汁にしよう。(荻山貴美子)