今は『ヨーガの四季』と「通信講座」が重なっているとは言え、私はコロナ禍で、思わぬ時間ができ、今までやりたかったことをすべてやりました。
その中に一眼レフも入っていましたが、そのどれもが奥の深いものでした。
そして、多い時はひと月に50冊以上の本を読みました。
本は素晴らしい!
けれど、読めば読むほどに人生がわからなくなってきます。
ある人に苦しめられ、そしてある人には癒される。
人間は人の間にあるのですから当たり前です。
Amazonの支払いに、本を読みすぎた後悔を感じていましたが、本は血となり肉となる。
映画、MINAMATA、ONODAを観ました。
ローマナイズされると、あの水俣病のことや敗戦を知らずフィリピンのルバング島で29年戦ってきた小野田寛郎さんとは別物のように思えてしまいました。
MINAMATAはアメリカ映画。ジョニー・デップが熱演しました。
日本人が知らないことをアメリカによって知り、日本の隠蔽体質をイヤというほど見せつけられました。
ONODAは、フランス映画。
私が最近観た映画の中で、ベストワン。
戦友たちが一人減り、二人減り。
最後にはジャングルでひとり。
太平洋ひとりぽっちなんてものじゃない。
祖父からはお国のために命を差し出せと短刀を渡された小野田さん。
しかし、陸軍中野学校では上官からこう言われます。
「玉砕はいっさいまかりならぬ。必ず迎えに行く。ヤシの実をかじってでも生きろ!」
彼は上官の命令を守ったのです。
小野田さんをジャングルから救い出したのは鈴木紀夫さんという若者です。
彼は37才という若さで雪崩に遭って亡くなりました。
その分、小野田さんは90才まで生き延びました。
小野田さんと鈴木さんの友情はずっと続いていましたが、鈴木さんの訃報を知った小野田さんは淡々と受け止めたという。
秋の夜長、まだまだ本漬けは続きそうです。
村上春樹さんの本も買いました。
私はハルキストではないので、手に入れた数少ない小説です。
彼は選挙に行ったことがない…と言う。
こういう影響力のある方が、無投票を煽るようなことを言うのはいかがなものか?
選挙は国民の権利です。
しかし、消去法でしか投票できない人材のなさ。
眞子さんがご結婚。
会見でニュースを賑わしています。
「禁じられた恋」は人の心をさらに焚きつけるのです。
私たち夫婦も私の両親の大反対で一度別れました。
毎日毎日、争い事がある家庭内。実はもう面倒くさくなるのです。
お互いそれぞれお見合いもしました。でも、お互いの思いが強くなるだけ。
眞子さんは、本当に強い方。これだけのマスコミ攻勢に耐え、ついに貫いてしまった。
黒田清子さんのような爽やかなご結婚は理想ではありますが、私は眞子さんの強さに驚嘆しています。
私が腑に落ちないのは、小室さんの母親です。
自分の行いで眞子さんや息子がこれだけ叩かれたのは誰のせいでもない。母親の生き方にあります。
元婚約者、金銭問題…。
眞子さんが内親王でなくても由々しき問題でしょう。
知らぬ存ぜぬを最後まで貫いた、違った意味で強い人。
いずれにせよ眞子さんは、自分の意思を貫いたのですから、誰の責任でもない。すべて自分で考え、生きていく強い意志。
人にはそれぞれドラマがあります。
親ガチャなる言葉が流行っています。
子ガチャもあります。
これも人生。