やっと映画を観る時間ができました。
黒澤明監督の不朽の名作「生きる LIVING」を観てきました。70年の時を経て、ノーベル賞作家カズオ・イシグロが脚本したのです。
ひとことで言うと…
感動です。
他人がどう思うかではなく、自分が何をすべきか。
息子夫婦は、父親の遺産しか考えていない。
その冷たさは黒沢作品と同じとはいうものの、まだ救いようがあります。
形容し難い孤独と死の恐怖。
主役のビル・ナイは黒澤明作品で主役を演じた志村喬とはひと味違いましたが、控えめな演技が光っていました。
生命の期限を言い渡されて問う
「自分の生涯とは一体なんだったのか。何のための人生だったのか?」
残りの人生をウィリアムズがいかなる生き方をし、死んでいったか。
是非皆さんにオススメしたい映画です。