台風は見ている。
あの大きな目で見ている。
備えていない所を探して。
「潮岬」と聞いて連想するのは何でしょうか?
アドベンチャーワールドに行った時に寄ったわーなど、
和歌山観光のよき思い出でしょうか?
私は「潮岬」と聞くと、台風を連想します。
台風が潮岬に上陸してしまうと、あとは何事もなく通り過ぎて行くことを
願うしかない三重県民でございます。
そんなわけで、西日本に大型台風が近づいていると聞き、
「広島はそんなにひどい台風は来ないから…」という周囲の声をよそに
せっせと台風対策に今回も励んでいます。
物干し竿は下ろし、
植木鉢は割れないようにロープでまとめ、
ゴーヤカーテンはしっかり柱に結びなおし、
ラティスを倒し、
できるかぎり掃除をして、伸びている枝葉を伐採、
そうそう、台風後は害虫、特にアリが活発に活動するから、
アリキンチョールは必須アイテムだ。
とりあえず、入られたくないところに吹き付ける。
…そんな中、突然強風が吹き、がちゃーんと音をたてて、オリーブの鉢が倒れました。
なんて挑戦的なのかしら…。
ああー備えてますーどうか被害がありませんよう…。
いちどでも恐い思いをしていると、過敏になってしまうのでしょうか。
強風で家が揺れ、大木が倒れ、土砂崩れで線路が流され…。
でもいちばん恐かったのは、
伊勢市の度会橋を通過中、目の前にいたトラックが横転し、
そのまま豪雨と強風の中立ち往生。
眼下には普段は清流と言われる宮川が、
時に大木なども押し流しながらゴウゴウうなっていた…。
以後、車の中に花バサミを入れるようになりました。
シートベルト切るためと窓ガラスを割るために。
オーバーだなあと思われるかもしれませんが、
自然の脅威に対して適度に備えることも
万物を創られた神さまへの畏敬の念ではないかとも思うのです。
ま、来なかったねーって言いながら、非常食用のチョコレートなどを食べる時が
しあわせだなあと思います。