島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

焼山展望園地

2009-11-19 13:30:25 | 観光・施設
今年の春先(具体的には5月20日)に溶岩観察園地を紹介して以来です。
もうお忘れかも知れませんが、お待たせしました!
「焼山展望園地」です。
県道58号線(愛野島原線)沿いに新しくできた園地です。
園内には展望デッキがあり、焼山はもちろんのこと平成新山を臨むことも出来ます。


正面のこんもりした山が焼山です。
焼山は、1792年に噴火して流れ出た溶岩流(新焼溶岩流)の先端部分を指してそう呼びます。
国土地理院の資料によると標高は420mとされています。
(元が溶岩流なので、どこを取って山頂部とするかは機関によって若干異なるようです。)

園地内には先程の展望デッキの他に、トイレと焼山周辺の自然解説などの看板が設置されてある解説小屋(勝手に命名)があります。
以上が展望園地の大部分になりますが、案内板を見ているとさらに奥深くへと続く道を発見しました。
こりゃあ行かずにおれましょうか。w
てなわけで、進んで行きます。

昼なお薄暗い小路を歩きます。
きちんと舗装されてはいますが、通る人もほとんどいないのでしょう、石畳にはコケが生えており、気をつけないと滑ります。
ものの数分ほどですが、行き着いた先には、

休憩所がありました。
昔はここからも焼山が展望できたのでしょうが、今は木々が生い茂りまったく周囲を見通せない状況になっていました。
まあ、これも自然の成長力ってことで。
道はこの先で分からなくなっていました。
一人で闇雲に歩き回るのは危険なので、ここで引き返しました。
「君子危うきに近寄らず」です。
ちなみにこの場所から焼山、平成新山を撮影したい場合は午後の時間帯の方が適しています。
午前中は、逆光になってしまいました。
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ふかえ桜パーク

2009-11-16 14:23:45 | 観光・施設
今年の6月24日にアップしたブログの中で、後日紹介しますと言っていた「ふかえ桜パーク」です。
真ん中を広域農道に切られた、海側半分の部分です。
こちらも農道と国道をつなぐ抜け道として車が走ってくるので、要注意です。
「ふかえ桜パーク」自体は、度重なる土石流被害を防ぐために水無川に堆積した土砂を利用して作られた堤防に、桜をはじめ花木を植え、整備した公園です。
地域住民のレクレーションの場として旧深江町が整備しました。
それが証拠にほら、

遊具が置いてあります。
この時も2組の家族が遊びに来ていました。
ちなみに写真の左奥に見えているのが平成新山、右の山が眉山です。
この公園は、ただ遊具が置いているだけではありません。
さらに奥に進んで行くと、

なんと!機関車が!!
解説板によるとこの機関車は、「D37型ディーゼル機関車」です。
島原鉄道(島鉄)の貨物輸送車として活躍し、噴火災害では復旧用の資材を運んだ優秀な車体です。
1999年12月にその役目を終えましたが、島鉄よりこのふかえ桜パークに寄贈され保存されています。
ん~歴史を感じる貴重な機関車だな~。
歴史を感じると言えば、その近くにこんなものもありました。

廃線になってしまった、島鉄南線の陸橋です。
危険ですので勿論立入り禁止ですが、復興時にはトロッコ列車が走ったアノ橋です。
時間は流れ、新しい物がどんどん生まれてくる世の中ですが、このように形を残し、当時の想いを消さないものも同時に生まれていくのですね。
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スイカ、発見!

2009-11-16 13:09:09 | Weblog
昨日の夕方、園内の見回りを行っている時に“スイカ”を発見しました!
もちろんこんな場所に、こんな季節に本当のスイカがなっているわけはありません。
正体はこちら。

カラスウリです。
赤く熟す前の実がスイカ柄になったものです。
スイカの柄に似過ぎでしょ。
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ろくべえどん

2009-11-15 11:35:15 | 観光・施設
昨日、久しぶりにジオパークのガイド養成講座に参加してきました。
今日のブログはそのことを更新しようと思っていたのです、が!
デジカメからパソコンに画像データを移そうとしたところ・・・?
データが空?
昨日、講座終了後に事務局のスタッフへデータを渡した時にご親切にデータを消去して返却してくれたようです。(がっくり)
連絡しようにも今日は日曜日で事務局はお休み。
改めて後日更新したいと思います。

そこで取り置きしておいた写真から、「ろくべえどん」をご紹介します。
深江町の国道を走っているとそこここで見かけることができます。
非常に愛らしい人形ですが、かなりの知恵者だったらしいです。
1792年島原大変肥後迷惑の際、折からの飢饉にも見舞われ食べる物に困っていた頃のお話しです。
深江村の知恵者だった名主の六兵衛さんが、さつまいもを粉にし、うどん状にしたものをだし汁で食べる方法を考え出しました。
当時の食料難を乗り切ったと伝えられる、この食べ物を「ろくべえ」と名付け、郷土料理として今でも親しまれています。
そして、このろくべえどんの人形が見つめる先には、

平成噴火の時に土石流で埋まってしまった家々があります。
(ちょっと目の前の木々が生長していますが)
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本日の平成新山

2009-11-13 11:33:27 | 平成新山
今日のジオパークの幹事会はお昼から始まります。
そこで朝からブログをアップしようと思っていたのですが、気がつけばこんな時間。
ああ~やばい。
昼飯食って、アレやって~、事務局に行く前にあそこによって~・・・。
とりあえず、本日の平成新山をアップします。
天気予報では朝から雨でしたが、朝にちょっとだけパラパラと降ってからは雨らしい雨は降っていません。
今も曇ってはいますが、路面は乾いています。
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仁田峠の情報

2009-11-12 13:34:31 | 雲仙
先日の雲仙の情報をお届けします。
仁田峠の第2展望所にジオパークの看板がたっていました。
深江断層、布津断層がよく分かります。
そちらからのお山の紅葉具合はこうでした。

仁田峠までは道路沿いの紅葉が見れるのですが、それより上、普賢岳方面はもう散っています。
今朝も雲仙から下る道の紅葉は見れましたが、やはり山の斜面はほとんど散っていました。
10月にアップしたロープウェイの駅舎は

足場が取り除かれ、綺麗になった外装が目立っていました。
2Fでは、雲仙の物産展が開かれているようでした(時間がなく、のぞけませんでした)。
最後に水無川方面に1本の紅葉した樹木が美しかったので撮影してきました。
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道の駅 みずなし本陣ふかえ

2009-11-10 10:49:31 | 観光・施設
き、気を取り直して次の観光地を紹介します。
「土石流被災家屋保存公園」と「道の駅 みずなし本陣ふかえ」です。
同じ敷地内にあります。
まずは「土石流被災家屋保存公園」から

土石流被災家屋保存公園は、土石流災害のすさまじさと防災の重要性を来園の皆様に知っていただく目的で作られたものです。
約6200平方メートルの敷地内に全部で11棟の被災家屋を保存しています。
そのうちの3棟(うち1棟は移設)が、大型テントの中にあります。

平均で2.8メートル埋没しています。

次に「道の駅 みずなし本陣ふかえ」です。
できた当初は「日本最大規模の道の駅」とPRしていましたが、今現在もそうなのでしょうか?

お食事どころやお土産屋さんなどが軒を連ねています。
修学旅行など多くの団体さんがこちらで昼食を食べたことと思います。
写真はお土産屋さんです。
島原半島や長崎のお土産はほとんど揃っています。
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雲仙の紅葉情報・・・と思ったら、

2009-11-10 10:41:59 | 雑談・その他
今日は雲仙勤務です。
朝から仁田峠や温泉街の紅葉を見てきました。
仁田峠では紅葉の峠は越えていました。
温泉街が一番の見頃をむかえています。
その後、雨が降り始め帰ってきました。
あ~あ、この雨で葉っぱも落ちちゃうだろうなあ~。
・・・?
・・・カメラの接続ケーブル忘れた。
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鯉の泳ぐまち

2009-11-09 13:28:38 | 観光・施設
ねはん像見物を終え、ふらふらと歩いているとある場所に出くわしました。
それが写真の場所、「銀座食堂」です。
最近では映画「まぼろしの邪馬台国」のロケ地になった、地元食堂としては一番有名な場所です。
おお~!こんな所にあったのか!!
と、今回の目的地ではなかったので外観だけ撮影し、スルーしました。
次に食事をしに行く機会があったら、その時にまたご紹介します。

で、今回の目的地の1つがこちらの「鯉の泳ぐまち」です。

観光雑誌などには必ずと言っていいほど掲載されている「水の都 島原」を代表する場所です。
名水百選の1つにも選定されています。
綺麗な水の中をのぞくと

様々な色彩の鯉たちが泳いでいます。
でも注意しなければならないことがあります。
地元民の生活道路にあるので、一方通行ながら車が走ってきます。(結構すごい勢いで)
鯉に見蕩れていると車に轢かれそうになるので、観光には十分お気をつけ下さい。
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板倉重昌の供養塔二基

2009-11-08 13:10:10 | 歴史・史跡
島原市指定の史跡「板倉重昌の供養塔二基」です。
たぶんコレのことで間違いないと思います。
昨日の松倉重政の墓のすぐ隣、江東寺の涅槃像と同じ敷地内にあります。
二基というのは、正面と右後ろのものだろうと思います。
え~なになに、板倉重昌さんという人は、島原の乱鎮圧の追討として派遣され、寛永15年1月1日に突撃を敢行して戦死された方です。
島原大変の折りに、やはり墓が流失したために再建したのが正面のお墓です。
その後、井戸を掘っていたところ地中から発掘された墓が右後ろのお墓です。
結構ディープな歴史の話になってきたな。
中学生の教科書レベルには載っていない話だぞ。
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