仕事を終えて、今日は外で飲めるということで、以前、東5丁目通を歩いたときに気になっていた、居酒屋「SC」を目指して北7条から北2条まで歩く。開店時間は18時という情報もあったが、火~金は17:00~23:00営業、土は18:00~0:00営業、日月祝休みであった。
入口から様子を見ると人が一人。混雑していないようなので、思い切って入ってみる。
と、座っていた人が立ち上がり、この人が店主だった模様。ということで、先客なく、カウンター3席、座敷に2テーブルという小ぢんまりした店の中、私はカウンター奥の隅の席に座る(やはり隅を押えるに限る)。
今日もまずまずの天気と気温とあって、ビール(クラシック)でスタート。通しはポテトサラダとさつま揚げの煮物。居酒屋らしい一品だ。
本日の刺身メニューが黒板に書いてあるが、盛り合せはできるのかな? 聞いてみると「はい、盛り合せですね」ということで、無事に注文が通った。
出てきたのはカツオ(赤いのはマグロではないのだ)、サーモン、ブリ、タコ、ニシン切込みの盛り合わせである。これはすかさず酒(亀泉)を注文してから食べる。ほお、カツオはたたき+ポン酢ではなく、刺身で食べるとちゃんとカツオの味がじんわり分かるね。サーモンも私はあまり好んで食べないのだが、脂がのっていて美味いことは美味い。
メニューを見ると、肉料理はなかなかボリュームがありそうだ(値段からの推定)。そうだな、鯖を焼いてもらいましょうか。
おお、ちょうど手ごろサイズで、脂もしつこくない感じだ(あまりジュウジュウと脂が吹き上がっているのは、単独で食べるとくどい)。そんな感じで飲み食いしているうちに、他の客が来ないので(たまたまでしょう)、店主と話をすることになった。
壁にLPレコードのジャケットが飾ってあるのと、流れているのがクラプトンライブ(「コカイン」「サンシャイン・オブ・ユア・ラブ」「ホワイトルーム」「レイラ」と立て続けに名曲が…)なので、「これは店主のご趣味ですか?」と聞くと、その通りとのことであった。「私もクラプトンとか、ツェッペリンとかが好きで」(壁に「レッド・ツェッペリンIV」通称「Untitled」のジャケットが)と告白。
すると「先日のクラプトンライブでは、白のストラトキャスター使ったらしいですよ。ジェフ・ベック追悼ですかね」とか、「クラプトンはとんかつが大好きらしくて」といろいろ秘話(?)を教えてくれる。私も若干舞い上がり「(ちょうど流れていた)レイラの後半はどう思われます?」「ああ、あのピアノパートの所ですね」とロック談議に入るのであった(結論は「あれはあれで」ということで合意した)。
ここで次の客が来たと思ったら、店主のご家族らしく、今日は店主の母(鯖焼いてくれた人)の誕生日なのだそうだ。子供さんが花束を持ってきて、お母さんに渡しているのが何とも可愛らしい(私にも少しは人の心があるのだ)。
飲物が無くなり、もう一杯亀泉を頂くと、「騒がしくてすみませんね」「いやいや」という会話と共に、ラワンブキのひき肉詰めがサービスされた。ラワンブキは実は初めてたべるのだが、なかなか美味いね。
ふー、今日はこのくらいで良いでしょう。勘定をしてもらうと「デザートが」ということで、メロンとキウィの盛り合わせが出てきた(写真無し。これはサービスというか、通しに付随したものだろうか)。実はメロンが苦手な私なのだが、顔色一つ変えずに食べるくらいの大人にはなったのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/f8/ee36a19f2a5b607f7e83f035b49c0cac.jpg)
→東5丁目通歩きの時に撮った写真。
よし、ここは客先に出た時に歩いてこれるから、また来ることにしよう。