久しぶりに公開学習講座に参加しました。
「尊厳(人権)を支えるケアをめざして 介護現場の取り組み〜福祉事業のイノベーションにチャレンジ〜」と題して、よなご幸朋苑総合施設長の高岡久雄氏の講演を聞きました。
福祉現場での人権について、新聞報道などで知る限りでしたが、デリケートな所まで話していただき、とても勉強になりました。身体拘束も客観的には仕方ない場合もあるかと思っていたのですが、現場だからこそ分かることとして、「身体拘束をしない」「オムツをしない」と決めて、取り組まれた結果について聞かされ、かかわる人の意識を変化させることで、できるようになる。人に変わってもらいたかったら、自分が変わるということも改めて実感しました。それには、研修をすることが大事で、その点にもかなり時間もお金もかけておられました。人の尊厳、人権の最前線と言われたように、ここから学ぶことが多くありました。自分自身も親に、心理的虐待をしていないか、人への言葉かけは、どうかと振り返る機会となりました。
この理念を参考にさせていただき、地域、社会全体へと広がっていってほしいと思います。