日曜日の未明、身体に異変を覚え目覚めた。なんとかトイレに走り、土曜午後から口にしたものを全て戻し、そのまま床につく。意識はあるもののやや朦朧として、眠気が抜け切れない。幸いというべきか、予定の変更があり、午後からT君のみの授業。直前まで教室へ行く気でいたが、結局起きられない。ヤル気満々の彼に断りをいれる。そのまま今日の午後まで、一杯の珈琲も、一本の煙草も口にせず、休養に務める。
風邪は治ったばかりだから、自分でも不思議である。息子たちの手厚い看護を受け、胸を熱くするものの、
「手足に痺れがないか、鼻血は出てないか?」
とこちらがビビルような質問が矢のように刺さる。この頃の電子手帳って便利なのか、どうだか…。生活習慣病との闘いの日々を予感するぼくはすっかり萎縮している。
で、午後から辛うじていつもの自分に戻り、いつものように日常が始まる。
「何やったん?」
風邪でおよそ1月間のメールが未整理のまま溜まっている。これらの整理をと念じつつ、なかなか捗らない。3千通もあって、これじゃ不義理をかける人も少なくないはずと急ぐのであるが、正直、苦しい。
メールで思い出した。今日のメール、2月15日発のブログで、空飛ぶやんちゃ姫のブログを紹介したが、その妹姫から届いている。実は、数あるブログの中でいちばん楽しみにしているのが、彼女のもの。人柄を知るゆえにぼくは大ファンなのである。一言で言えば、彼女は「ジャニオタ」。就職活動もそこのけに「義経」に嬌声を張り上げる様は、返って小気味よかった。突き抜ける明るさと言おうか。内定までこちらのほうが一喜一憂させられ、ハラハラしたものである。また、1日のアクセス数が100~200というからおみそれする。
紹介が最後になったのは他でもない。母親にバレルと困ると、口止めされていたからだ。ところが、姉姫様からのコメントによれば、とっくにバレテいたとのこと。ここらの顛末も大ウケなのだが、これで遠慮なくおおっぴらにできることになった。
その彼女のブログ、「お疲れちゃん」によると、韓国旅行に出向いていたとのこと。ぼくたちの共通項は、「宮廷女官チャングムの誓い」である(タッキーではないよ)。もちろん教室でも共有できる関心事でもある。どうか彼女の韓国旅行、メインはチャングムテーマパークである、読んで欲しい。彼女のキャラにハマることウケアイである。
久々に「オナラ」の歌声が頭の中を駆け抜ける。微熱のせいではあるまい。