King of the Dobro 価格:¥ 1,679(税込) 発売日:1996-09-10 |
ぼくが師匠とお呼びする「かねよ旅館」の大将、紹介が遅れたが、既にブログ、「KANEYO 板前のひとりごと」を発信しておられる。
氏は、志摩半島で、というより三重県でも数少ないブルーグラス・ミュージシャンである。5弦バンジョー(スリー・フィンガー・ピッキング)がメインながら、ドブロギターはもとよりフィドル(バイオリン)までと幅広く楽器を弾きこなすマルチプレーヤーでもある。映画「俺たちに明日はない」で有名になった「フォギー・マウンテン・ブレイクダウン」の如き早弾を求められる難曲を、事も無げに、さり気に演奏する姿は、まことにカッコ好くてぼくには後光が射して見えるのだが、言い過ぎだろうか。うちの娘などは、
「森本レオにそっくり!」
と絶賛するのだが、これも書き過ぎだろうか。
どちらかと言えば根っからのサッカー・マンで、地域の子どもたちの指導に熱心な姿の方がより「らしい」気もするが、シャイで、黙々と努力するナイスガイである。
これから河豚の季節である。板場で安乗ふぐを捌くのに余念がなく、演奏を聴く機会が減りそうで残念である。小学校の帰り、お茶をいただきながら畳に寝転がりと、だらしないぼくなのだが、その耳元でドブロの音色を届けてくれる。思わず居住まいを正すのだが、鳥肌が立つぐらい感動してしまう。それぐらいの名手だと書いてもオーバーではないと思う。
Dobro: Blues & Bluegrass 価格:¥ 2,280(税込) 発売日:2002-06-04 |