ののじ爽快ソフト耳かき TYPE-3 価格:¥ 2,100(税込) 発売日: |
iPodならぬ携帯にヘッドフォンを付けてペダルを漕ぐのが日課になっている。気がついたらこれまでの人生のなかでもっとも長く親しくブルーグラス・ミュージックに接している。
ブルーグラスと言えば、独特のドライブ感と互いのアドリブの収斂(れん)感が魅力で、自転車のテンポときわめて相性がよい。アメリカ中東部のアパラチア山脈を源とするこの音楽はすべてがアンプラグドであり、大いなる自然に抱かれて共にあるとさらに凄みを増す。天の岩戸で聴いたアリソン・クラウス、ふるさと林道の登り坂を後押ししてくれたトニー・ライスと、どれも印象深いものだった。
聴き入っているとぽろりと耳ん中を転がるものがある。イアフォンかなと一瞬思ったら様子が違う。ハンドルから片手を離して慎重に探ってみたら、ナント大きな耳垢である。思わずのけ反り少し蛇行した。音は振動だ。度重なる、というか時間の経過につれ、塩梅よく外耳道を刺激してくれたものと思われる。
ぼくの耳ん中は少し特殊なつくりになっていて、掃除がなかなか難解なのだ。ずっと娘が担当してくれているのだが、最近、ご無沙汰である。そこで道具から入るぼくとしてはまずこんなものを探して来た。本格的にやる気である。
オークションでさらに廉価なのを見つけたが、送料が950円なんだ。少し値下げしたアマゾン、送料はかからない。じっと思案している。
さり気なく、控えめに書いておくが、「阪神逆転優勝」。確信めいてきた。