hyperclub

パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

日本のアパラチアン

2007-09-06 23:57:56 | 音楽

ののじ爽快ソフト耳かき TYPE-3 ののじ爽快ソフト耳かき TYPE-3
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:

 

 iPodならぬ携帯にヘッドフォンを付けてペダルを漕ぐのが日課になっている。気がついたらこれまでの人生のなかでもっとも長く親しくブルーグラス・ミュージックに接している。

 ブルーグラスと言えば、独特のドライブ感と互いのアドリブの収斂(れん)感が魅力で、自転車のテンポときわめて相性がよい。アメリカ中東部のアパラチア山脈を源とするこの音楽はすべてがアンプラグドであり、大いなる自然に抱かれて共にあるとさらに凄みを増す。天の岩戸で聴いたアリソン・クラウス、ふるさと林道の登り坂を後押ししてくれたトニー・ライスと、どれも印象深いものだった。

 聴き入っているとぽろりと耳ん中を転がるものがある。イアフォンかなと一瞬思ったら様子が違う。ハンドルから片手を離して慎重に探ってみたら、ナント大きな耳垢である。思わずのけ反り少し蛇行した。音は振動だ。度重なる、というか時間の経過につれ、塩梅よく外耳道を刺激してくれたものと思われる。

 ぼくの耳ん中は少し特殊なつくりになっていて、掃除がなかなか難解なのだ。ずっと娘が担当してくれているのだが、最近、ご無沙汰である。そこで道具から入るぼくとしてはまずこんなものを探して来た。本格的にやる気である。

 オークションでさらに廉価なのを見つけたが、送料が950円なんだ。少し値下げしたアマゾン、送料はかからない。じっと思案している。

 

 さり気なく、控えめに書いておくが、「阪神逆転優勝」。確信めいてきた。


これは何?

2007-09-05 23:54:09 | 音楽

Tengusa

 

 これは何だ? 志摩では海岸沿いによく見られる風景である。今日、新学期初めての授業があって安乗に出向き、そこで見つけたものだ。太陽の恵みをいっぱいに浴びての天日干し、見るからに尊い。

 実は、これがテングサ。トコロテンの原料である。

 

 海で採ったテングサを天日に干し、洗浄する。この時、小まめに不純物を取り除くと行った細心さが、いわゆる手塩にかけるということである。これを煮詰めるとトコロテンができあがるのだが、ことはそうシンプルに運ばない。布で漉して不純物を取り除くのは当たり前、さらにそれを冷やす訳だが冷蔵庫では失敗する確率が高いという。自然に放熱させ、固めるのが望ましい。

 きな粉で、黒蜜で、三杯酢でとこちらはごくごく気楽に楽しく食しているが、本格的なトコロテンは極めて丁寧にこしらえられている。

 夏ならではのさわやかな食感、微かな磯の香り、志摩に産まれ志摩で育ってほんとうによかったと思う。

 ダイエットを意識するとトコロテンが真っ先に来る。全体の98-99%が水分で、残りの成分のほとんどは食物繊維で栄養価はほとんどない。腸内で消化されないためだが、その分整腸効果がある。


すざましい

2007-09-01 23:47:09 | 音楽

September

 

「つくつくぼうし、つくつくぼうし…。」

 今日、今年初めての法師蝉の鳴き音を聴いた。我ながら驚きだが、ほんとのことだ。火・水・木・金と、先週はすざましい稲光と雷鳴に襲われて、一時激しい豪雨に見舞われた。

 余談だが書いておきたい。

「きゃあ、怖い!」

と、どなたもすがり付いて怖がってはくれなかった…。みんな平気な顔をして。ぼくは心ん中で独り虚勢をはっていた。

 あの雨から秋の気配が漂うようになって、法師蝉の登場。それが9月1日。如何に暑い夏だったかを示している。思えば、夕方、自転車を駆りながら、蜩(ひぐらし)の鳴き声ばかりを聴いていた。カナカナ・・・というか ケケケ・・・というか、次第にか細くなる鳴き声とともに暗さが増して行き、追われるように家路を急いだものだ。夕間暮れの寂しさにふと誘われ、

「かなかなないてひとりである」

山頭火の世界に引き込まれたのが今年の夏だった。

 さて、雷の凄さである。

 Y氏宅ではモデムばかりか、LANポートまでお釈迦になったという。稲光がしたら、電源を落とすだけではなく、ケーブル類をすべてのデバイスから取り除いた方がよさそうだ。念には念を入れるといったさらに丁寧な対応が望ましい。

 雷に弱いのは機械だ。

September01