
神奈川県自然環境保全センターの谷戸に白い花が咲いていた。セリだ。

仲間のセントウソウは4月ごろに花を見た。
セリ科の花はノダケなど一部を除いて白い花が多い。
花期はいろいろだが、セリは7~8月ごろに咲く花だ。

セリの花が咲いている場所はイヌスギナの多い場所。そこに光るものがいた。
最初は2,3頭いるのかと思ったが実は1頭が翅を広げていたのだ。
センチコガネがどうして翅を広げているのか不思議だったが、残念ながら息絶えていた。

イヌスギナの林から小さな流れを挟んだ木にもコガネムシの仲間がいた。
こちらはヒメコガネでキブシの葉を一生懸命食べているところだった。

葉を食べるといえばハムシの仲間たちがそうだ。

アトボシハムシは葉をしっかり食べたか、カップル成立で子孫を残せそうだ。

こちらの葉の上にいたのはイチモンジカメノコハムシとその幼虫らしい。
幼虫は背中に自分の糞をのせる。

葉から土の上に目を落とすと1cmぐらいの黒い虫がいた。
スナゴミムシダマシの仲間で、腐った葉とかキノコなどを食べるようだ。
自然環境保全センターにはさまざまな虫がいるようで、初めて見るものもまだまだ多い。