瀬谷市民の森のはずれに近いところ。
常緑の高い木が何本もあり、その向こうには中ぐらいの木が光を遮る。
地面には落ち葉が積もっている。
その間から茎を伸ばし小さな白い花を咲かせているのがある。
タシロラン(ラン科)だ。発見者の田代善太郎さんの名前に因んでいるという。
腐生植物で葉緑素を持たない。
そこそこ広がっていて、何株か固まっている場所もある。
花は下の方から順に咲くらしく、おおむね下向きだ。
奥の方に黄色い葯が見える。
一番上の花を見ると距があるのが分かる。
数年前には市民の森の別の場所でも見た。
そこは今、数本のマテバシイが伐採され枝などが折り重なって荒れている。