
境川でカワウが羽根を広げて休んでいた。

カワウの羽根は潜水性能重視のため、ほかの水鳥などと違って水を弾かないので乾かす必要がある。
白い婚姻色が出ている。 頭頂部は黒い羽根がモヒカン刈りのようだ。

カワウは黒いと思っていたが、実は褐色というか赤銅色というか薄色の部分がかなり多い。
カワウは四本の指の間の全てに「水かき」がある。こういうのを全蹼(ぜんぼく 蹼は水かき)という。
カモたちは三本の前趾(第2趾~第4趾)の間には水かきがあるが、第1趾(後肢)と第2趾の間にはない。

カワウはエメラルドグリーンの眼がきれいだ。と少し前の記事に書いた。

帰ってから画像を見て初めて気づいたのだが、この画面では瞳の右半分に膜が張っているように見える。
これは瞬膜というものだ。瞬膜とは透明または半透明の膜で、水平方向に動いて眼球を保護する。
鳥類、爬虫類は発達した瞬膜をもち、両生類や魚類の一部でも見られるそうだ。