
白浜を出ると芦ノ湖西岸歩道も終点近くなる。
カヤックなど水上スポ-ツを楽しむ人たちの姿も少しずつ増える。

道端には白い穂状の花が多く見られるようになった。

ナガバヤブマオ(イラクサ科)だ。
近年になって箱根や丹沢で大いに蔓延するようになった。
我が家の近所でも前からヤブマオはあったが、この数年はナガバヤブマオが殖えてきた。

ナガバヤブマオの近くには、形はナガバヤブマオに似た薄紅色の穂状の花もあった。

コアカソ(イラクサ科)だ。
ヤブマオもコアカソもカラムシと同じくカラムシ属の草なので、葉や花の様子は似ている。

目立っているのは雌花序で、ほかに雄花序もあるのだが、いつも上手く見付けられない。

さらに進んで旧街道の箱根峠への入口辺りに到着した。
この草原はもう少しするとアケボノソウが見られる場所だ。

今はコオニユリ(ユリ科)が咲いていた。
箱根ではあちこちで見られるようだ。

コオニユリはオニユリと違って茎にムカゴがつかない。
芦ノ湖西岸歩道を歩き通して、ずいぶん色々な草花と出会ったものだ。割愛したものも多い。