芦ノ湖西岸歩道。あちこちでこの姿が見られた。
5~60センチぐらいの高さの茎の上の方に白い棒がたくさんついている。
何だろうなと思いながら歩いていた。
不意にこれが現われて、そうかモミジガサ(キク科)だったと思い出した。
先ほどまでのはモミジガサの蕾だったのだ。
葉を見ると、たしかにモミジのような形の大きな葉だった。
そうこうしているうちに真田浜の次の浜、白浜に着いた。
近くの水面に3人の若者が立っていた。スタンドアップ・パドルボードというのであろうか。
むかし友達と沢山という山の上にある池で、岸辺の板を組んで筏にして乗ったのを思い出した。
真田浜と同じように白浜にも何種類かの草花が咲いていたが、
真田浜にはなかったものがあった。
細い茎が50cm以上も伸びて、数センチごとに葉が対生し小さな白い花も見える。
葉は細長く、その葉腋に何個もの花をつけている。
初めて見た花だったが、帰って調べたらヒメシロネ(シソ科)らしいと分った。
たくさんの茎は、その根茎が地下茎でつながっている。地下茎が白いのでシロネと呼ばれた。
シソ科らしい唇形の花。下唇に紫色の斑紋があった。