
少し前にハナショウブが咲いていたあたりに小さな池(水たまり)があり、
たくさんの浮葉の間に白い花が何個か咲いている。

ヒツジグサ(スイレン科)だ。
未の刻に咲くというヒツジグサにしては午前中から咲いている。
純粋なものではないのかも知れない。

ヒツジグサのところから奥に行くと湿地の縁に穂状の花が咲いていた。

ヌマトラノオ(サクラソウ科)だ。草丈は50cmほどになっている。
5~6mmぐらいの白い合弁花がたくさんついて、穂の下から咲き上がるようだ。

オカトラノオの仲間だが草原などに咲くオカトラノオと違って、
ヌマトラノオは名前の通り湿地で咲く。
花穂がまっすぐ上に向かっているところも、オカトラノオとの区別点の一つだ。

少し前に小野路の谷戸で見たオカトラノオは花穂の先が垂れていた。