横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

等々力渓谷

2020-09-04 06:01:23 | 日記



等々力渓谷は武蔵野台地・国分寺崖線(ハケ)の最南端に位置する開析谷(かいせきこく)の一部で、
台地から約10m低い谷に用賀あたりを源流とするらしい谷沢川が流れている。







このあたりの台地は表土、ローム層、武蔵野粘土層、武蔵野礫層、高津互層などの地層になっている。
木の根の下あたりに横線が走っているのが礫層と互層の境目だそうだ。








東急・大井町線の等々力駅近くのゴルフ橋の脇から渓谷に下りることが出来る。
ここから不動の滝あたりまでの約1kmほどが散策路になっている。







渓谷には直射日光が入らず緑も茂って夏でも涼しい。
両側の斜面のあちこちで水が染み出ている。

都内主要道路の環八が玉沢橋で等々力渓谷をまたいでいる。
車の人はこの下に渓谷があるとは恐らく気づかないで通り過ぎていることだろう。







水量は多くないが両岸にさまざまな草木が生えて、クロアゲハなどの虫たちも見られた。







セキショウが何ヶ所かで群生していた。
セキショウはショウブの仲間で、春に棒状の肉穂花序が咲く。
ショウブといってもハナショウブの仲間ではなくて、菖蒲湯など端午の節句ゆかりの菖蒲だ。
いつか花の頃にも観察に来たいものだ。







コメント (2)
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