近所の高校の傍を歩いていたらフェンスのあたりをヒラヒラしているチョウがいた。
一瞬、アカボシゴマダラかなと思った。付近で多いからだ。
動き回るのをアップにして何とか撮ってみた。
赤い斑紋がなく、ゴマダラチョウのようだ。
家の近所でも何年かに1回ぐらい見かける。
こちらがアカボシゴマダラ。最近は黒いアゲハの全種類より数多く見かける。
タテハチョウの仲間のうち近所で最も多いのはキタテハだ。
食草のカナムグラがたくさん生えているからなのだろう。
キタテハは、花はもちろん地面に降り立っていることも多い。
休憩とか吸水とか日向ぼっこの意味もあるのかも知れない。
しかし木陰のこの場所は少し薄暗いし、いつもとはちょっと様子が違う。
そこへアカボシゴマダラも降り立ってきた。
キタテハと争うわけではない。吸水する様子もない。
目的はこれだった。落ちた柿の果汁を熱心に吸い始めたのだ。
タテハチョウの仲間は花の蜜ばかりでなく、樹液だったり果汁だったりも好物らしい。