上瀬谷では毎年この時期に、畑の畦でも植え込みの傍でも、白い花が目立つ。
ニラの花だ。 茎の先に半球状の花序をつける。
白い花被片に、6本の雄しべの黄色い葯が目立つ。
蜜を求めて虫たちがやって来る。まずはベニシジミなどチョウの仲間。
近くのキャベツ畑などで生まれるモンシロチョウも多い。
チョウたちはニラ特有の匂いをどのように感じているのだろうか。
・・・何も感じてないような気もするが。
キタテハもよく見る。
そもそも今の時期に付近で見かけるタテハチョウとしてはキタテハが圧倒的に多い。
ハラナガツチバチなど蜂たちもやってくる。
そしてハナアブやヒラタアブなどアブの仲間。
こういったところがニラ食堂のお客さん達だ。
お客さん達のおかげで実が出来はじめた。
テトラポットのような形に6個の種が入っている。
しかし、種をとって植えようとまでは思わない。