
泉の森の奥の湿地付近。
ジュズダマやミソハギやワレモコウなどの草むらの向こうに水車小屋が見える。

その反対側、ユウガギクやツリフネソウの草むらあたりをヒラヒラ飛ぶチョウがいた。
どこかへ飛んで行っても、何時の間にか戻っている。

黄色い翅だけれどキアゲハではない。ジャコウアゲハの雌だ。
なお、雄だったら真っ黒に紅い斑紋がある。雄は麝香の香りを出すそうだが、嗅いだことはない。

雌のチョウが草木の葉っぱのあたりをヒラヒラ飛ぶのは産卵のことが多い。

ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサの葉を食べて育つ。
この場所はウマノスズクサが何株かあるので、毎年ジャコウアゲハの幼虫が見られる。
しかし枯れ葉も多く、産卵に適した葉を探すのに苦労しているようだ。

ようやく良さそうな葉を見つけて産卵した。
そのうち幼虫や蛹を見たいものだ。