泉の森しらかしの池。
冬の間はヒドリガモなど渡りの水鳥が沢山いたが今は静かなものだ。
この日はアオサギやコサギなどの姿もなかった。
ヨシの茂みからカイツブリが出てきた。
魚を獲りに潜ることもなく落ち着いて羽を繕ったりしている。
茂みの方に入っていくと、もう一羽がいた。雛だ。
カイツブリが浮巣で卵を抱いているとの噂を聞いていたが、見る前に雛が孵ったようだ。
もしかして向こうの水面に見えるヨシの葉などが浮巣だろうか。
雛はお腹が空いたか盛んにピーピーと鳴くが親は動じない。
そのうち親子そろって枯れ草のかたまりの上に乗っている。やっぱり浮巣だったようだ。
そのうちヒナに魚の獲り方を初め独り立ちするために必要なことを教えるのだろう。