大昔のパソコンのインストールを知っていると、いまの手軽さは不思議な感じがする。その昔は、その前にハードディスク以前は、いやその前に今も昔もOSは起動する度にハードウエアにインストールされるものだった。それがROMだったりテープだったりフロッピーディスクだったりハードディスクだったりして現在に至る訳だ。
いまでは新規のハードウエアーにオペレーションシステムをいれることがインストールでは無くなった。こんな古ぼけたシステムですら、最新でなければいけない。理由はあのキナ臭いネットがあるからだ。
だがネットがないと、こうして彼等はお節介出来ないわけで、だからこそ全部クラウドにしたいというのはよく分かる。でもそれは嫌だ。
今のところ弱冠のスピードアップを感じているだけで、立ち上げ時の不具合は感じない。理由は多分わたしのパソコンが端末に近くなっているという事なのだろう。通信の発達でクラウドが充実して、たとえばこのブログは半分クラウド上で描かれている。古い機種でも速く動くようになっている。
インストーラが賢くなったと言うのは、つねづね思う。昔はよくデーターをブチ壊したり、いきなりソフトウエアーを使えなくしたりした。今はそんな事はない。
だからだと思うのだが、このコンシェルジェは45分で終わると思う、といったインストールで、2時間かけやがった。
半分は作業時間の計算だ。ウチに何があるか洗いざらい調べていた時間でもある。最適化ということばもある。
ようは世界が複雑になったぶんなのだ。安全の確保にはおそろしく冗長な時間が必要なのだ。
うれしいんだか悲しいんだか。でもね、全部がクラウドになった時代は、個人情報保護法と言う法律を遵守しなければいけない立場として、それってどうなの?と言うのがいつもある。
スタンドアローンのシステムがいつまでも存在出来るのか分からないが、我が家では確実に不可能になっている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます