盛岡市総合プールが、水換えのために閉館中です。一週間にいっぺんは泳ぎに行く計画なので、ここは盛岡市余熱利用健康増進センター・ゆぴあすに行く事にします。
ゴミ焼却場、言い換えれば盛岡市クリーンセンターでは廃熱を利用した発電、そしてその熱湯を使って、プールと浴場を持っています。ゆぴあすはその施設です。
盛岡市クリーンセンターは1998年から稼働、ゆぴあすは2002年から利用開始になっています。
さて途中で高松の池に寄り道します。まださすがに白鳥は来ていませんが、夜中に鴨の渡りが聞こえてきます。もうそろそろかと思ったのですが、まだまだです。
さてあっという間に岩脇団地近辺です。ハイ。はしょっています。自転車で上り坂なんで写真とるのもめんどくさいです。
さてこの辺りには、フウの木の並木が有ります。フウといっても解りにくいのですが、英名リキッド・アンバーで、中国原産です。なんと中国銘の「楓」はこの木の事です。葉っぱが5から7に深く裂けて紅葉がきれいな木と中国の文献にあったのでしょう。そうすると日本で各当するのは「かえで」になります。なので「楓」の漢字を日本語の「かえで」に当ててしまったからチト解りにくくなっています。
照り葉が紅葉する姿がきれいです。世界三大紅葉樹ともいわれています。ただこの三大にフウとカエデが入っているのがややこしいです。
坂を上るのがめんどくさくなって来たので、松園バスターミナルで、ゆぴあす行きのバスに乗り換えようと思ったら、いってしまいました。
実はここから少し斜度が上がります。ほんの少しなのですが、結構しんどくなります。
帰りにしまむらに寄ろうと思う。
松園交差点から右折して、西松園へ向かいます。この辺りは通い慣れた道です。一時期2週間ばかりでしたが、松園の学童保育でバイトした経験があります。結構通いました。あと国産カメラの指定修理業者がこのあたりにありました。不思議な言い方をしています。「国産カメラの指定修理業者」。つまり国内全社のカメラメーカーと契約している業者です。とはいってもたった一人のおじいさんが、自宅で修理しているだけなのですが、もの凄く腕が良かった。さすがに修理が殺到しているので、迅速対応は難しかったが確実だった。
更に今だからこそ言えるが、メーカー指定から外れた修理もやっていた。ジャンクカメラからの部品取りの修理だ。一番驚いたのは、確かキャノンのカメラだが、CPU交換をやってのけた。どうゆう事かと言えば、あの薄いフレキシブル基盤に付いている、足のピッチが0.5ミリ以下というCPUを交換した。ちょっと間違えればハンダの熱で基盤もCPUも壊れてしまうからだ。
かなりお世話になったが、無くなって久しい。
昔玄関先で、修理屋から見たカメラの取り扱い方なんかをかなり教わった。いろんなカメラにまつわる話しも聞いた。懐かしい思い出だ。
県営住宅まで来た。
松園は当時の最先端のニュータウンだったと思う。丘のてっぺんに学校や公園、周囲に博物館があったりよく出来ている。そして幹線の作り方もよく出来ている。歩道の広さもかなり良い。歩行者優先になっている。だがちょっと道を間違えると、丘に出来たニュータウンなので、行き止まりになったりする。歩行者には階段があったりするのだが、自転車を押して歩くのはしんどい。
地図を頭に入れて走っているのだが、不安になる。
そう、ゆぴあすへの看板がないのだ。
しかし、ここまで上ったのに下がるとは。
北松園まで来ました。盛岡の旧市内と2度は気温が違うと言われています。もう紅葉がきれいに進んでいます。
北松園は新しい街なので、かなりきれいです。ゆぴあすの取り付け道路もかなりきれいです。
さて盛岡市のゴミ焼却場の変遷ですが、この松園から少し下がった三ツ割地区にありました。実はこの施設を作る時に、廃熱利用の温水プールを作ると言うプランもあったようです。実は以外といいプランでした。下へ流すだけだったので、ポンプがいらないと言うものです。ただ盛岡市は、このプランに対して三ツ割地区は遠すぎて市民の利用が見込めないと判断され、三ツ割のクリーンセンターの廃熱利用とかはなく、プランにあった場所には県営野球場があります。
さて現在のクリーンセンターです。ここに移転する際に揉めました。まず理由は市街地に近すぎる、と言う物です。これは納得です。ただ現在松園地区からの取り付け道路が出来ましたが、岩泉街道からでしか行けない時代があって、このあたりで、なんて言おうか行政的と言おうか、訳が分からないんですね。
道路的には遠いんですが、空間的には近いんです。
次がやっぱり土地収得問題です。行政はゴミ焼却場を作る際、次の候補地を選定して土地を購入したりします。ただ長期計画になるので、不明瞭になりやすい所があります。
で、やっぱりこれが問題になったのです。市民運動が起きたのです。
ただ住民説明会がムチャクチャ酷かった。薄ら笑いしながら対応する当時の市長や助役の対応は、余りと言えばあまりだった。サクラは入るし、運動派の発言は途中で切るし、かなり酷かった。
市民運動は最低限のダイオキシンを空中に出さないという約束で、松園町内にダイオキシン検出器と掲示板を設置させたのだが、案の定ダイオキシンは検出された。
もちろんプラントが安定運用されるまでの間にそう言った事故は起きるのだが、その後北松園ニュータウン計画を勧めるあたりに、やっぱり利権かな?と思わせる所はあります。
さてこの辺りの街灯は、太陽光と風力発電でまかなわれているようですが、風車の止まっているのが多すぎるのが気になります。
ゆぴあすです。辿り着きました。
泳ぐのが好きなのに、なんで今までここに来なかったのか。
やっぱりクリーンセンター問題は大きかったです。ダイオキシンがどうのと言う事ではありません。やっぱりあの時のやり取りが許せなかったと言うのはあります。
あと私が使っていた肴町プールや高松勤労青少年プールの廃止と、ゆぴあす稼働が重なっているのもあります。総合プールもそうです。どうして市内から使いやすい施設を無くするのか理解が出来ません。
郊外型がトレンドだったのは確かです。でもそこから20年後で、コンパクトシティと言われる時代にはあわない所もあります。
ただこの施設、山にあると言う点を除けば実は利用しやすくなっています。松園地区へのアクセスなのですがバスがいっぱいあります。その上ゆぴあすへのアクセスも1時間に一本ですが、かなり良い方です。
松園地区が高齢化しているのが理由です。おまけによく出来たニュータウンなので循環バスからイロイロ交通網が作りやすい所があります。
駐車場が混んでいたので、プールかと思いましたが入浴客の方が多いようです。
ウオータースライダーから流水路プール、25メータープルールまである施設なのですが、割と混んでいました。
実は25メータープールですが、当時6コースないと不味いと提案したと思ったのですが、やっぱり4コースです。どうなるのかと思っていましたが、やっぱり4コースは混んでいます。今日はスクールのない日で、4コース空いているはずなのですが、ウーンです。
ただやはり考えなければ行けないのは、ゆぴあすはスポーツ施設ではないと言う事です。どうもそのようです。コースもちょっとだけですが幅が狭いですし、プールが消波構造になっていないようです。
フリーダムな気分がいいかもしれません。総合プールの泳げ!みたいな空気はないです。遊びや抜きはいっぱいあります。
思った以上に使いにくい施設でした。ただもう一回捉え直す必要はありそうです。ちょっと真面目に泳ぐプログラムで考えていたのが間違いだったとするべきでしょう。
あと施設の照明が暗いとか、更衣室のシステムが古いとかありますが、職員の対応がいいです。これは絶賛します。
ゆぴあすを味わい尽くしていない所はありますが、そんなに悪い訳ではないです。使い方だけでしょうか。
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