実は長い事オリンパスのカメラを愛用していた。特に一眼レフは使い倒してきたが、使いやすいカメラであった。
これに関しては異論がいっぱいあると思うが、新品から中古市場まで使い倒すと相当安くていい仕事ができるカメラだった。
そしてこれこそ異論があるだろうがレンズに関して、解像度では間違いが無かった。繊細な描写が得意だった。ただ正直な所それを使いこなせれる人がいなかったように思う。またその小型にものを作る路線が旧来のカメラファンからイマイチに思われていた。極端な例だが、倒産前の北海道新聞のカメラマンがキャノンやニコンのレンズはいいが、他社のレンズはプラスチックだ、といわれた事がある。それはあり得ませんというと、手で割れるのがおかしいという。この人は自分で確認したんでしょうか、新聞カメラマンとしてもどうかと思うのですが。
まあ最低の事例ですね。でもそれに近い発言はいくらでも聞いてきた。有名なカメラマンが使っているといえば、ああ年取ったんだね軽い方がいいからね、なんて言われたものだ。
マックユーザーでオリンパスユーザーだった私が、いかにマイナーか解ると思います。ひどい過去です。
今回の事件は、その意味でも腹が立つ。というのはオリンパスの技術は相当なレベルのものだった。ただなぜかそれがコンシューマーレベルになかなか落ちてこない不思議な会社だった。
平面非球面レンズという、バケモノ特許もある。ただ実用化がやたら遅いのだ。他社がはじめて慌てて使い始めるニュアンズが多かった。オートフォーカスにまつわるハネウエル特許事件も、技術者たちの意地に対してあっさり和解して、一番最初に莫大な特許料を払った。なんかフニャフニャしていた。
さて事件は大体次の記事。これは間違いなく不正経理だと思う。その上ブラックである。
http://news.goo.ne.jp/article/ft/business/ft-20111020-01.html
トップが腐っていたんですね。カメラでは米谷さん、レンズでは中川さんのような天才を抱えておきながら、米谷さんは取締役で止まり、中川さんは1974年に40台半ばで退社。もうこのころから腐っていたのかもしれない。
それでも一つだけ言っておきたい。トップは腐っていてもいい製品は作っていた。そして誰もが信じていないと思うが、製造・検査レベルが凄まじく厳しい製品ばかりだった。疑問があるなら、オリンパスのカメラレンズのMTFデータの検査線数を見てもらいたい。ニコンが10本/㎜のところ、オリンパスは20本/㎜を出していた。
オリンパスの今回の事件はなんなのか。一つだけはっきりしている事がある。
創業者が弁護士だという事だ。
そこから歴代の社長がどこかでこの会社を狂わせてきたのだろう。だがはじまりを考えると、あまりもの事件だ。
これに関しては異論がいっぱいあると思うが、新品から中古市場まで使い倒すと相当安くていい仕事ができるカメラだった。
そしてこれこそ異論があるだろうがレンズに関して、解像度では間違いが無かった。繊細な描写が得意だった。ただ正直な所それを使いこなせれる人がいなかったように思う。またその小型にものを作る路線が旧来のカメラファンからイマイチに思われていた。極端な例だが、倒産前の北海道新聞のカメラマンがキャノンやニコンのレンズはいいが、他社のレンズはプラスチックだ、といわれた事がある。それはあり得ませんというと、手で割れるのがおかしいという。この人は自分で確認したんでしょうか、新聞カメラマンとしてもどうかと思うのですが。
まあ最低の事例ですね。でもそれに近い発言はいくらでも聞いてきた。有名なカメラマンが使っているといえば、ああ年取ったんだね軽い方がいいからね、なんて言われたものだ。
マックユーザーでオリンパスユーザーだった私が、いかにマイナーか解ると思います。ひどい過去です。
今回の事件は、その意味でも腹が立つ。というのはオリンパスの技術は相当なレベルのものだった。ただなぜかそれがコンシューマーレベルになかなか落ちてこない不思議な会社だった。
平面非球面レンズという、バケモノ特許もある。ただ実用化がやたら遅いのだ。他社がはじめて慌てて使い始めるニュアンズが多かった。オートフォーカスにまつわるハネウエル特許事件も、技術者たちの意地に対してあっさり和解して、一番最初に莫大な特許料を払った。なんかフニャフニャしていた。
さて事件は大体次の記事。これは間違いなく不正経理だと思う。その上ブラックである。
http://news.goo.ne.jp/article/ft/business/ft-20111020-01.html
トップが腐っていたんですね。カメラでは米谷さん、レンズでは中川さんのような天才を抱えておきながら、米谷さんは取締役で止まり、中川さんは1974年に40台半ばで退社。もうこのころから腐っていたのかもしれない。
それでも一つだけ言っておきたい。トップは腐っていてもいい製品は作っていた。そして誰もが信じていないと思うが、製造・検査レベルが凄まじく厳しい製品ばかりだった。疑問があるなら、オリンパスのカメラレンズのMTFデータの検査線数を見てもらいたい。ニコンが10本/㎜のところ、オリンパスは20本/㎜を出していた。
オリンパスの今回の事件はなんなのか。一つだけはっきりしている事がある。
創業者が弁護士だという事だ。
そこから歴代の社長がどこかでこの会社を狂わせてきたのだろう。だがはじまりを考えると、あまりもの事件だ。
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