エボラ出血熱騒動だが、そのカナダ人からはウイルスが検出されなかった。でも経過観察されるようだ。
この経過観察についてだが、アメリカでは人権侵害ともいわれている。ニューヨークでは西アフリカでのエボラ医療従事者は、いったん隔離するとかそういった州法が出来たようだ。人の行動を制限しすぎるのではないのか?と言うのがアメリカらしい。行動の自由は基本的人権だ。
日本では経過観察のための3日間は全く議論にならなかった。島国ならではの理由もある。病原菌が持ち込まれるスピードが遅く、日本人は感染症に弱いのだ。江戸末期にコレラが流行した事もあるが、外から来る病気に関してはとてもセンシティブだ。人権侵害かどうかは、全く考えない。
我慢の美徳があるからだともいえる。その前に風邪にかかったらインフルエンザ検査をしなければいけない、今現在はそう言った風潮がある。風邪と思ったら病院に行け、そう言った具合だ。
何とも妙な所がある。潔癖性なのかどうかはともかく、人に迷惑をかけないのと、病気と言うのがなぜか一致している。
病気はなるものであって、好んでなる訳ではない。生活習慣病はともかくとして風邪はある意味偶然で感染する。そして発症まで自分も知らないわけで、それでいて無理が出来るまで使われる訳で、それで倒れたとしても個人の自由意志といわれればそれまでなのだが、人に影響を与えるなと言う事なのだが、違和感しか無い。
病気に関しては、すべて禁避の方向で動く様に感じる。平安時代と対して変わっていない。そしてその病気が何なのかと言う証明があれば人は安心するし、無いと不安になる。インフルエンザ検査は特にそう言った流れにあると思う。
ガンになれば更に人はよそおそしくなると言う。他人に移る訳ではないが、死の影があると思っただけで避けるようになる。
死も病も誰にもあるはずなのだが、誰もが許さないのは良くわからない。避けても通らない事なのだが、他人となればあからさまに禁避する。
ということで、風邪をひいた。
白鳥の飛来は始まっている。この日の3羽いた。
寒い一日でした。
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