
2月15日は、首都圏の大荒れと違って日中は穏やかでした。気象庁が大雪の予測は難しいと言っていますが、まあ本当。降雪確率90%が大はずれです。とはいえ低気圧の動きを見れば夕方から猛烈に降るはずです。

四時頃から降る初めた雪ですが、5時にはかなり強くなっています。この中で、このカラス達はどこに移動するのでしょうか。今日は建物より手前に集まっています。風が弱いのでしょうか。

ブワ~と飛び立っていますが、風が強く吹き飛ばされるカラスもチラホラ。逡巡しているようにも見えます。北の方から向かってくるカラスもちょっと違う方向に飛んでいます。

仁王小学校から盲学校への通りに集まったようです。この頃には猛吹雪になっています。

とはいえまばらな感じがします。
カラスは朝に餌を求めて分散してゆきますが、夕方はまず仲間を集めて小さな群れになります。三時頃に電信柱のてっぺんでカアカア鳴いて集めているようです。そして仲間を集めながらいっぱい餌を集めます。四時頃のカラスののど元はプックリ膨らんでいます。ここに一時的に餌を溜め込む事が出来るようです。そして仲間を集めながら一次集積地に向かう訳です。
あとカラスは子育て期間が長い鳥でも有名です。巣立ちから越冬近くまで子供にかまってやっているようです。7月頃まではくちばしの中が赤い幼鳥が親に甘えている姿を良く見ます。さすがに9月になるとそんな姿は見ませんが、大きな親とほっそりした子の組み合わせはよく見ます。
この家族単位が群れになってゆくようです。その上で本家・分家関係なんかあるのかもしれないと、思ってしまいます。

そう言った意味では今回の群れの並びは拡散しています。いつもの一直線ではありません。どうもあの一直線と言うのは、序列の結果だったようにも思えます。天候が安定していれば場所取りも問題にならずに、力のあるグループに従って並ぶのでしょう。
この交差点からクロス状に並んで一部は仁王小学校の木立の中に入っています。小さな単位の移動もしょっちゅうです。
どうも良い場所を探しあぐねているようです。実際この時点で吹雪でかなり風も強くなっています。

この時間で風速6~8メートルです。やはり木立の中がいいのでしょうが、ここのすぐ近くには木立がありません。
夜半の最大風速は22メートルの北風です。この後どこかに移動するにしても暗すぎますし、市街地とはいえ高い所は風が強いでしょう。
嫌われ者のカラスですが、同情します。幸いなのは気温が低すぎない事。現在ー1度程度です。低気圧が呼び込む南風が影響しているのでしょうか。
町中にカラスの死骸がゴロゴロって言うのは一番いやですね。ガルシア・マルケスの初期の短編みたいです。
でもいくらかは、この風で吹き飛ばされているのでしょうか。
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