鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

庄内南部地域連携パス ~大腿骨パス~

2025-01-16 15:20:08 | 日記

自立(の比率が減少し、準寝たきり(A!-A2)が増加、寝たきり(B,C)は著変なし

近年、自立~軽度認知症患者の割合が減少し、認知症患者が増加傾向にある。

介護保険上の介護度に著変はない。

BIと認知症による分類。A群は自立、C群はほぼ寝たきり、B群はその中間、+は認知症併存を示す。

各群のBI推移を示したグラフ、5群のBI回復には以下の特徴がある。

○最終的なBI損失量は早期のBI損失量に影響される

○認知症群のBIは、(術後早期から退院まで)、非認知症群より一貫して低い

各群の例数の年次推移を示したもの。

青で示したA群には認知症が少なく、一方、緑で示したB群には認知症が多く、紫のC群は10数%程度を占める

過去のデータを踏まえ、退院時のBI損失量でアウトカムを設定している。

バリアンス数の年次推移、2021年から、青で示したA群,A+群の増加傾向が続いている。

一方で、緑のB+群、紫のC群は、2021から22年に増加し、2023年には、それぞれ減少傾向にある。

過去5年間、819例を対象として、各種観察項目値をバリアンスあり、なしで分類し、有意差を検定した。

術後早期のBI損失量と尿管抜去術後日数に有意差がみられたが、そのほかの観察項目に有意差はみられない。

 

 

 

 

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