自立(の比率が減少し、準寝たきり(A!-A2)が増加、寝たきり(B,C)は著変なし
近年、自立~軽度認知症患者の割合が減少し、認知症患者が増加傾向にある。
介護保険上の介護度に著変はない。
BIと認知症による分類。A群は自立、C群はほぼ寝たきり、B群はその中間、+は認知症併存を示す。
各群のBI推移を示したグラフ、5群のBI回復には以下の特徴がある。
○最終的なBI損失量は早期のBI損失量に影響される
○認知症群のBIは、(術後早期から退院まで)、非認知症群より一貫して低い
各群の例数の年次推移を示したもの。
青で示したA群には認知症が少なく、一方、緑で示したB群には認知症が多く、紫のC群は10数%程度を占める
過去のデータを踏まえ、退院時のBI損失量でアウトカムを設定している。
バリアンス数の年次推移、2021年から、青で示したA群,A+群の増加傾向が続いている。
一方で、緑のB+群、紫のC群は、2021から22年に増加し、2023年には、それぞれ減少傾向にある。
過去5年間、819例を対象として、各種観察項目値をバリアンスあり、なしで分類し、有意差を検定した。
術後早期のBI損失量と尿管抜去術後日数に有意差がみられたが、そのほかの観察項目に有意差はみられない。