鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

第1回日本在宅医療連合学会

2019-07-16 10:56:41 | 日記
日本在宅医学会と日本在宅医療学会が合併し、新たに日本在宅医療連合学会が設立されました。その記念すべき第1回目となる第1回日本在宅医療連合学会大会が7月11日、12日に東京で開催され、鶴岡からは4演題を報告した。
いくつかのシンポジウムを拝聴したが、患者・家族ために、地域のために、より良い社会のためにいろいろな職種、立場の人が頑張っており、とても居心地のより学会だった。

ポスター発表

・医療と介護を繋ぐヘルスケアソーシャルネットワークNet4U ~運用の現状と課題~
 三原一郎 (鶴岡地区医師会医療連携室ほたる)



・地域一体型NSTの構築へ向けての多職種連携と在宅NST事例について
 田口 允 (鶴岡協立リハビリテーション病院、南庄内食べるを支援し隊)



・生きるをともに ~フレイル予防と地域一体型食支援~
 小川 豊美 (株式会社とよみ)


シンポジウム 在宅医療における薬剤師の役割

・地域一体型NST(栄養サポートチーム)訪問から居宅療養管理指導へ移行した症例を通して薬局薬剤師の役割を検討
 栗原 智広(日本調剤若葉薬局)



・ストローハット社、展示
医療介護連携システム「Net4U」だけではなく、在宅医療・介護連携推進事業の全体を通して伴走支援する、システム、サービス、コンサルテーションによる統合ソリューションをPR展示。

・チーム鶴岡懇親会

鶴岡の在宅医療を育み支えてくれた皆さんにも集まってもらい、楽しい時間を過ごしました。
会場の予約などストローハットの鈴木社長にはご尽力頂きました。








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大腸がん地域連携パスICT化キックオフ会

2019-07-11 09:42:53 | 日記
庄内南部地域連携パス推進協議会 全体会
大腸がん地域連携パスICT化キックオフ会
および地域連携パスの取り組みを知ろう!

日時:令和元年7月9日 19:00~
場所:荘内病院講堂

1、大腸がん地域連携パスICT化について(進行:中村秀幸先生)

  1)これまでの経緯について(三原がんパス委員長)
    平成22年から山形県統一パスで運用開始
    パスの改訂、ICT化が課題であった、
    
  2)システムの説明(ストローハット社 菅原)



  3)がんパスの説明、運用方法について(荘内病院外科 坂本先生)
    ○相互に情報共有が可能となり、より緊密な連携が期待できる。
    ○業務の効率化 (とくに、病院医師の仕事が楽になる)
     医師の仕事は、診察と用紙へのチェックのみ
     あとは、医療秘書がコピー、説明、パスをスキャナーで電カルに読み込み
     診療所のメリットは、入力の簡素化、FAXの必要がなくなった、

    ○運用フローの説明(渡辺)
   
  
   4)質疑 
    中止基準は?
     再発がなければ5年経過時点
     再発後のパス再開は考えていない
    患者用パスは?
     現行のパスを改訂して運用予定
    Net4Uの記載をどのように病院と共有するのか?
     必要があれば、連携室にその旨、連絡して欲しい
     
    
 2、大腿近位部骨折地域連携パスのトピック
   
   マトリックス分類におよるアウトカムを新たに設定し、運用を開始した
   現在、両リハ病院内での周知に努めている。
   両病院間の対応に温度差がある

 3、脳卒中地域連携パスのトピック(荘内病院 丸谷先生)

   運用開始し10年になる
   連携パス運用で築盛された脳卒中データベースの分析結果の報告
   データ的には、パス患者の血圧は良好にコントロールされている、
   しかし、連携パスが脳卒中予防に寄与するというエビデンスは出せていない
   再発予防にはより、厳密な血圧コントロールが必要
   今後は、一次予防だが、ハイリスクをどう抽出するかが課題



  

    
    

  4)質疑

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