当地区では恒例となった「医療と看護の連携研修会」の報告です。
毎年2回定期的に開催しており、今年で10年目?になります。
近年は、毎回200名を超える、医療、介護、行政などの関係者が集まり、グループワークを中心に活発な話し合いが行われれています。
講師には、山形県立保健医療大学の後藤先生にお願いし、ファシリテーターとしてまとめ役を担ってもらっています。
会を重ねる毎にグループでの話し合いの内容がレベルアップし、地域の医療と介護の連携の質の向上が実感できます。
今回は、レスパイト入院をテーマとして事例報告があり、活発なグループワークが行われました。
一般的に在宅の患者さんのレスパイト先は、介護施設のショートステイであることが多いのですが、
今回は協立病院の地域緩和ケア病棟にレスパイト入院した事例でした。
興味深かったのは、協立病院に設置された「地域緩和ケア病棟」です。
「地域包括ケア病棟」の機能としては、以下があるとのことです。
3つの受け入れ機能
・急性期からの受け入れ(ポストキュア)
・緊急時の受け入れ(サブアキュート)
・その他
2段階の在宅・生活復帰支援
・院内多職種協働
・地域内多職種協働
急性期病院から地域へと繋ぐ中間施設的役割と介護施設を含む在宅医療を支える機能ですね。
また、単に一時避難的な入院機能だけではなく、リハビリテーションの介入、嚥下機能の評価、歯科診療、介護サービスの調整なども行ってくれます。
施設基準として、入院期間は60日まで、在宅復帰率70%以上という縛りがあるそうですが、
治す から 支える への転換プラニングの場として活用して欲しいとのことでした。
また、レスパイト入院(難病を含む)や看取りの受け入れも可能とのことです。
以下、今回の研修会参加者からのFBへの書き込みを紹介します。
協立病院の地域包括ケア病棟の素晴らしさがよくわかりました🍀
医療依存度の高い在宅患者さんのレスパイト入院を引き受けてくれます。
その上、適切なアセスメントで、嚥下状態にあった食事を考えてくれたり、リハビリを組んでくれたり、介護の指導をしてくれたり、今より良い状態に整えてくださるのですね~(^o^)
レスパイトによって介護疲れの家族もほっとしますし、次のレスパイトまで頑張ろうという意欲や目標もできますね🎵そしてご本人も気持ちよくメンテナンスしてもらってリフレッシュできるのではないでしょうか。
地域でお互いに知り合える、とてもいいグループワークでした~👋😃💦
保健医療大学の後藤先生の愛溢れるご指導のお陰です。
鶴岡だけにいたらわからないけど、他から見ると、鶴岡がどれだけ素晴らしい連携をしているかわかりますと、誉めていただきました‼
患者、家族が医療者と繋がるNote 4Uも話題に挙げていただきました🍀
更に、医療行為の出来ないヘルパーさんのもどかしさについても言及されました。
医療と介護がどんどん繋がっていると実感しました🎵
鶴岡市の熱心な行政の方々のご尽力も欠かせませんね👍
事例報告1:居宅介護支援センターおおやま 介護支援専門員
事例報告2:訪問介護事業所おおやまサテライト 介護士
事例報告3:協立病院、地域緩和ケア病棟 看護師