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過去6年間における、職種毎のNet4U利用状況を調査・分析した。
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運用開始以来18年目を迎えたが、年間登録患者数は5200名程度で全体としては著変なく推移しているようにみえる。
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2019年1月22日現在のNet4U参加施設数。
介護施設の増加がみられるが、病院、診療所などの医療施設はほとんど増えていない。
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方法:2013年~2018年の6年間にNet4Uに蓄積されたデータベースから、ユーザー毎の閲覧数、所見登録、メモ登録、文書登録などのアクセス数を抽出し、職種毎の利用状況を比較・検討した。
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2018年末現在での、ユーザーの割合。
介護職35%、看護職33%、医師15%、薬剤師9%、リハ職7%、歯科医師1%の順である。
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職種毎のユーザー数(Net4Uに1回以上アクセスしたユーザー数)の年次推移。
介護職、看護職は増加傾向にあるが、医師は減少傾向。
リハ職は、2017年まで増加傾向にあったが、2018年にはやや減少。
薬剤師、歯科医は、著変なし。
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Net4Uを利用した患者の延べ数の職種毎の年次推移。
医師は、年々減少傾向、
看護師は、著明な増加傾向にあったが、2018年度はやや減少に転じた。
介護職は、利用頻度は低いが、年々微増している。
薬剤師は、微減。
歯科医師は、元々、参加が少なく、過去6年著変はない。
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過去6年間のNet4Uを利用した患者の延べ数の年次推移。
全体的に2016年から減少傾向。これと並行するように医師のNet4U利用患者数が減少している。
一方で、看護師のNet4U利用患者数は2017年までは増加傾向にあったが、2018年にはやや減少に転じた。
医師を除く職種によるNet4U利用患者数も、看護師と同じ傾向にある。
新規登録も2017年までは横ばいであったが、昨年度は減少に転じた。
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Net4Uに何らかの書き込みをした延べ数の年次推移を職種毎にみたグラフ。
Net4Uを利用した延べ患者数と同じ傾向がみられる。
医師は、右軸のスケールで表示している。
医師の書き込み数の落ち込みが著明。
看護師、リハ職は右肩上がりであったが、昨年度は減少。
介護職は、年々微増にある。
薬剤師、歯科は著変なし。
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<結果>
・Net4U利用延べ患者総数は、2016年から減少傾向にある。
・職種毎の実質的ユーザー数は、過去5年間、介護職、看護師、医師の順に変化がないが、医師との差が拡大している。
・職種毎のNet4U利用状況
医師:年々減少傾向。
看護師:年々増加していたが、昨年度は初めて減少に転じた。
介護職:年々微増。
リハ職:増加していたが、昨年度はやや減少。
薬剤師:減少傾向にある。
歯科医師:元々利用率が低く、過去6年著変ない。
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<考察>
・医師のNet4U利用は、年々減少傾向にあり、医師への普及が大きな課題である。
・看護師の参加、書き込み数が多く、在宅医療における情報発信の中心的役割を担っている。
・介護職の利用率は低いが、年々増加傾向にあり、Net4Uへの期待・関心が大きことが伺われる。
・Net4Uは在宅医療における多職種協働ツールとして順調に普及してきたが、頭打ち~縮小傾向にあり、さらなる普及活動が必要である。