明けまして、おめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いします。
さて、仕事初めにあたり職員へ向けての会長あいさつをしました。
https://drive.google.com/file/d/0BzItwTwB_6zeZGQyN1NwYVhJZzg/view?usp=sharing
職員向けのあいさつは、毎年、何を話そうか悩むのですが、今回は「変革(変わ
る)」をテーマに、ロバート・キーガン博士、リサ・ラスコウ・レイヒー氏の著
書である「なぜ人と組織は変われないのか」を引用し、人間の意識の背後にある
「変革をはばむ免疫機能」についての話をしました。
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一年の計は、元旦にあり、今年の抱負など、人は今年こそ変わろうと宣言するが、
多くは失敗に終わる。
ある研究によると、医者から「食生活を改めたり、喫煙をやめたりしないと、こ
のままでは確実に死にますよ」と言われても、実際に習慣を変えることができる
人は、わずか7人中1人にすぎない。命を落とすかもしれないと頭では分かってい
ても、実に85%もの人々が現在の習慣を捨てることができない。
実は、人間の意識の背後には「変革をはばむ免疫機能」というものが働いており、
その「免疫システム」のおかげで、ダイエットがリバウンドで終わったり、英会
話の勉強が三日坊主で終わったり、元旦に誓う新年の目標が計画倒れになったり
している。
本書では、そうした心の奥底にひそむ「免疫」をあぶり出すために、まず「免疫
マップ」を作ることを推奨している。
免疫マップは、以下の4つの要素からなる。
・改善目標
自己変革後の目標
・阻害行動
どういう行動が、目標に反する状況を生んでいるのか
・裏の目標
わかっているのに、どうして阻害行動を取り続けてしまうのか
・強力な固定観念
根本的な信念。本人が気付いていない。事実と思い込んでいる。
このなかでとくに裏の目標、強力な固定観念を浮き彫りにすることで、面接やコー
チングを通して、変革をはばむ免疫機能を見直す(変える)ことで、変革をなし
とげるというもの。
『変革をはばむ免疫機能』を克服すれば潜在能力をもっと開花させられる。
改善目標と裏の目標との間でジレンマに陥らなくなり、エネルギーが解き放たれ
る結果、行動のレベルと感情のレベルだけでなく、知性のレベルにも変化が起き
る。その感覚は、目の前の霧が晴れるのに似ている。
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一方で、変わろうとも思わないのでは何も生れません。後半は、昨晩から始まっ
たNHK大河ドラマ「花燃ゆ」もありましたので、吉田松陰の名言から、人が目指
すべき姿(志)についていくつか紹介し、「人は志と仲間で成長する!」という
言葉で結びました。
以上、私自身へ向けたテーマでもあります。