鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

退職者慰労会

2016-03-26 17:02:16 | 日記







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退職者慰労会
と き:平成28年度3月24日 19:00
ところ:グランド エル・サン
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今回退職される方

 中里 敬 先生
 センター事業推進課 難波秋夫係長
 センター事業推進課 斎藤太嘉志さん(欠席)
 湯田川 看護部長  佐藤恵美さん

長い間、大変お世話になりました。
今後とも、お元気で活躍されることをお祈りします。


1.開会

2.会長あいさつ 三原一郎 先生

3.花束贈呈・記念品贈呈

4.本人あいさつ

5.乾杯     湯田川 武田院長

6. スピーチ
   全体的なスピーチ:  御橋慶治 局長
   中里敬先生   :  鈴木伸男 先生
   難波秋夫係長  :  木村由美 課長
   佐藤惠美部長  :  齋藤栄美子 課長

7. 閉会 若木敬一課長
   終了後.記念撮影


フォトムービー




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ほたる主催市民公開講座「精神疾患を知ろう!」

2016-03-26 09:56:35 | 日記



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鶴岡地区医師会 ほたる主催市民公開講座
精神疾患を知ろう! ~患者も家族も地域のひとも安心して過ごせるために~
日時:平成28年3月25日 13:30~16:00
場所:出羽荘内国際村
参加者:スタッフも含め150名超
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ほたる主催の市民公開講座、原則、年1回開催しています。
今回は、精神疾患を取り上げました。
日本の40-50人に一人は、何らかの精神障害を患っていると言われており、
精神疾患は、特別な病気ではなく、とても身近な疾患のひとつです。

一方で、 日本の精神科病床は世界的にみても極めて多く、また、在院日数も異常に長いことは周知のことと思います。
これは、長い間、隔離収容政策を続けてきたためですが、国にもやっとこのこと過ちに気づき、なるべく地域で生活できるように方針を転換しました。
これからは、精神疾患の人を社会で支えていく必要がありますが、そのためには、市民が精神疾患を理解し、どのように接するべきか学ぶことが大切です。
そこで、今回は、こころの医療センターからお二人の認定看護師に講演を依頼し、市民公開講座を開講することとしました。

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私は、前半しか聴講できませんでしたが、私自身も勉強不足で、偏見をもっていることに気づかされました。

精神障がい者は、コミュニケーションにハンディキャップを抱えている人たちであり、
身体障がい者に比べて、社会に認められていない

精神障がい者が戦っているのは、症状や副作用のほかに「偏見」がある

偏見は、「得たいのしれないものには触れたくない」という社会の勉強不足から生まれる

精神障がい者が犯罪を犯す率は、国民全体が犯罪を犯す率より少ない(健常者の方が犯罪を犯す率は3倍高い)


以下、今回の講師の同僚でもある妻のFBへの投稿から引用します。

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今日は午後から地域連携室ほたる主催の市民公開講座でした❗
テーマは「精神疾患を知ろう!
統合失調症 うつ病 認知症 アルコール依存症の人にどう接すればいいの?」
講師は山形県立こころの医療センター認定看護師のお二人🍀
我らが誇るイケメンで優しいナースマン👦👨
若松健也さんと板垣建さんの建建コンビでした~(^o^)
精神科の患者さんへの偏見をなくそう❗統合失調症の人は人とうまく付き合えないという障害を持っている人。実は真面目で繊細でいい人達。身体の障害者にバリアフリーがあるように、精神の障害者にはこころのバリアフリーをお願いします🙆
うつ病は誰にでも起こる病気です。相談されたら、まずはじっくり聞いて共感し、味方になりましょう。自分の意見を言ってしまいがちですが、アドバイスは相手への否定になってしまいます。自分は一人じゃないんだという安心感がエネルギーに変化します。
アルコール依存症は病気です。意志だけでは治りません。家族は飲酒による不都合を尻拭いせず、然るべきところに相談しましょう。
認知症の方への接し方を具体的に示していただきました。目線、話し方、声の大きさ、ですが、何より尊厳を大事にしましょう。できないことにがっかりしないで、できることを大切にしましょう。
最後の、家族は、介護のスペシャリストになる必要はありません。家族にしか、家庭でしかできない過ごし方があるはずです。という言葉が印象的でした❗
2時間半があっという間に過ぎました。今すぐ実行できる具体的な内容で、市民の皆さんも熱心に聞いてくださいました~👋😃💦
精神の障害を持ちながらも、住み慣れた地域で暮らせるように、こころのバリアフリーを実現していくための試みのひとつになった市民公開講座でしたね🎵
お疲れ様でした~😍🙏👏💐👍
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統合失調症、うつ病、アルコール依存症、認知症への接し方は、資料にありますので、参考として下さい。


配布資料


(お二人ともとっても優しいイケメン看護師さんでした)



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No.617 (斎藤壽一先生、旭日双光章受章祝賀会)

2016-03-19 11:41:46 | 日記




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斎藤壽一先生、旭日双光章受章祝賀会
日時:平成28年3月19日 18:00~
場所:グランドエル・サン クリスタルホール
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榎本市長、加藤衆議院議員はじめ220名の皆さんに出席頂き、斎藤壽一先生の旭日双光章受章祝賀会が盛大に行われました。

以下、実行委員長のあいさつの要旨で報告とさせて頂きます。

斎藤壽一先生、奥様、この度の旭日双光章受章、誠におめでとうございます。
われわれ鶴岡地区医師会にとっても、大変誇りとするところです。
これも斎藤先生が皆様に信頼され、愛されている証かと思います。

今回の受章に至った功績について、私なりの解釈で少し話をさせて頂き、挨拶に代えたいと思います。

さて、当地区医師会の発展の原点になったのは、30数年前の会員が高額の出費をした設立した健康管理センターにあります。設立においては、地域の医療は医師会が責任もつべきとして「医師会立」にこだわったと聞いております。

次の大きな転換点は、2000年の介護保険制度をにらみ、これからの高齢社会では在宅医療が不可欠という信念の元、訪問看護、訪問リハ、訪問入浴、居宅介護支援事業所、地域包括支援センターなどの居宅系サービス事業を次々に立ち上げ、さらには湯田川温泉リハ病院の市からの運営受託、老健施設「みずばしょう」の設立と、事業を拡大したことにあったと思います。、

その中心的な役割を担ってきたのが斎藤先生であり、この流れの基本となった考え方は、地域の医療は医師会自らが責任をもって守らなければならないという信念であり、さらには斎藤先生の実行力があってこそ成し遂げられたのだと思います。

その後、Net4U、地域連携パス、緩和ケア普及のためのプロジェクト、「ほたる」などの活動が続き、今では全国から注目される医師会に成長しましたが、その基礎を築いた斎藤先生の功績に対しては心から敬意を表したいと思います。

健康センターの設立から今日まで継承してきた鶴岡地区医師会の先進性ともいえるDNAを今後とも後輩へ繋いでいきたいと思っています。

齋藤先生は、まだまだ若いですし、今後とも増々ご活躍され、また、ご指導頂きたいと思います。


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No.614 (鶴岡市認知症対応力向上研修会)

2016-03-18 12:38:57 | 日記


3月18日、認知症対応力向上研修会が行われました。今回は、東京都健康長寿医療センターの荒木先生をお招きして、糖尿病と認知症とをテーマにした講演を拝聴しました。認知症は、栄養、運動、認知トレーニング、社会運動、血管性危険因子などに積極的に介入することで予防することが可能かも知れないとのことです。一方、以上のようなことができなくなるのが高齢化であり、「鶏が先か、卵が先か」という議論にも似ている気がしました。

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鶴岡市認知症対応力向上研修会
日時:平成28年3月18日 18:45~20:45
場所:医師会講堂
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1、開会

2、あいさつ(鶴岡市 長寿介護課 菅原課長)
  徘徊SOS:70名を登録、5件が発見につながる
  初期集中支援チーム


3、説明
  「鶴岡市認知症初期集中支援事業」
  「つるおかオレンジ手帳」

  ・認知症サポーター養成講座
  ・認知症を理解する教室
  ・「ほっと安心」見守りネットつるおか
  ・認知症カフェ:ほっこりかふぇ
  ・初期集中支援チーム
    とくに家族支援、BPSD予防に有用とのデータがある、
  ・オレンジ手帳

    
4、講演
  座長 荘内病院 神経内科 主任医長 丸谷 宏 氏

 「生活習慣病と認知症 ~糖尿病を中心に~」

  講師 東京都健康長寿医療センター
     内科統括部長 荒木 厚 氏
      S58 京都大学


糖尿病:65歳以上、 18.6%
糖尿病80歳以上、4人に一人が認知症
 
1、認知症の早期発見  

 糖尿病の認知症発症リスク:ADで、1.5倍、VaD(血管性)で、2.5倍、MCIで、1.2倍
  糖尿病治療はセルフケアが基本だが、認知症になると(注意力、情報処理能力、実行機能などの低下)セルフケアができない→悪循環
I(手段的)ADLの低下(とくに買い物と金銭管理)は、早期発見のてがかり
  (買い物と金銭管理がMCIを最も予測する)
 
  認知機能の検査
   時計描画テスト
   Mini-Cog
   MoCa-J:糖尿病における認知症に有用な検査:実行機能検査
   DASC-21:IADL,ADLを含む
   言語流暢性
 
  歩行速度低下は、認知機能低下の危険因子
   

2、認知症発症を加速する要因
  
  インスリン抵抗性(肥満、高脂肪食、運動不足、うつ、睡眠障害、喫煙、筋力低下・・)
  高血糖、低血糖、血糖変動
  低栄養
  動脈硬化

  認知症のリスク因子
   肥満
    (高齢者のBMI高値ではむしろリスクが減少する)
   睡眠異常、(睡眠時間が短くても長くても認知症になりやすい)
   うつ病
   運動不足 定期的な運動は認知症を予防する
   高血糖
   重症低血糖:認知症と重症低血糖は双方向の関係(重症低血糖があると認知症になりやすい、認知があると重症低血糖になりやすい)
   血糖の変動が大きいこと:脳の萎縮や認知機能の低下に関連する 
   収縮期血圧高値とTG高値:
   男性のビタミンB2、ビタミンA摂取低下
    (独居男性が食事をつくれないことが要因か?)
   
3、糖尿病治療薬と認知機能

  経口糖尿薬は認知機能低下を予防?
  GLP-1は、認知機能低下を防ぐ可能性?
  アルツハイマー病初期の患者にインスリン点鼻投与で認知機能が改善

4、認知症合併症の注意点

  1)BPSDに対する対処:環境の整備
  2)抗認知症薬
  3)食事療法
  4)運動療法:レジスタンス運動を含む
  5)重症低血糖対策と柔軟な血糖コントロール目標
  6)治療の単純化

5、薬物選択、低血糖対策、血糖コントロール目標  

  低血糖は症状は氷山の一角
   とくに認知症では、低血糖症状が多彩、→いつもと違った症状がある場合は、ぶどう糖をとる
  高齢者糖尿病では、重症低血糖のリスク評価が大切
   高齢者では、HbA1c7.0%以下で低血糖が増える
   eGFR45未満でSU剤による重症低血糖が増える

  重症低血糖を防ぐための対策
  1)低血糖予測
  2)SU剤の使用法
  3)インスリン量の増量:血糖変動を考慮して行う
  4)SU剤やインスリンの減量
  5)特効型インスリンと経口剤の併用
  6)少量のSU剤をグリニド薬に変更
  7)患者および介護職への教育
    介護職に、低血糖の症状と対応を教えておくことが重要

 高齢者では、HbA1cを7-7.5%に維持することが安全

 認知症の低血糖リスク、2.4倍
 認知機能障害の低血糖リスク:1.7倍

  
 認知症は予防できる可能性がある
  FINGER試験、
   60-77歳の1260人の住民を対象に、栄養、運動、認知トレーニング、社会運動、血管性危険因子の多くの領域の介入を2年間行った。
   介入群では、記憶、実行機能、情報処理速度などの認知機能の優位な改善がみられた。

 認知症予防のための1、10、100、1000、10000
  1、一人のかかりつけ医
  10、10人と話す
  100、1日100文字を書く、100gの緑黄色野菜
  1000、1000文字を読む
  10000、10000歩歩く

  認知症予防のための8か条
  1、高血糖、低血糖にならないようにする
  2、運動(30分以上を週3回以上)
  3、バランスのとれた食事(脂肪をとりすぎない、野菜、大豆を多くとる)
  4、適度な睡眠
  5、ストレスをためない
  6、人との交流を豊かに
  7、肥満の人は5%以上の減量を
  8、禁煙

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No.612 (鶴岡地区医師会が進める、電子カルテ「Net4U」を活用した地域医療連携)

2016-03-15 11:33:18 | 日記

鶴岡地区医師会が進める、電子カルテ「Net4U」を活用した地域医療連携

当院の税理士に依頼され、MEDICAL QOL という雑誌の「リレーレポート/わが町の医療・福祉と支援活動」というコラムに寄稿したものです。

1993年に帰郷してからの医師会活動を回顧録的にまとめたものです。

ご笑覧頂ければ幸いです。

「芸は身を助く」といいますが、パソコンという趣味(特技)がその後人生を大きく左右したという意味でも、人の運命には必然性があるのかも知れませんね。







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No.611 (地域連携パスとIT)

2016-03-14 11:19:25 | 日記



妻が2015年度クリニカルパス学会の教育セミナー(仙台)で報告した内容が、日本クリニカルパス学会誌に掲載されました。
当地区の地域連携パスの歴史が上手にまとめられています。

域連携パスとIT -多職種協働とNet4U-




↑ 教育セミナーの案内とセミナー後の懇親会で。


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No.609 (道南地域医療連携連絡協議会)

2016-03-12 11:06:20 | 日記


函館にある、NPO法人 道南地域医療連携連絡協議会(道南メディカ)の医療・介護・福祉の情報連携講演会にお呼ばれして、夫婦で講演してきました。

【講 演】
 精神科こそ地域密着多職種連携 ~クリニカルパスの実際~
 山形県立こころの医療センター
 看護部 三原 美雪

【特別講演】
 チーム:鶴岡:ITを活用し多職種協働で支える地域医療~
 鶴岡地区医師会 会長 三原一郎


函館は、ちょうかいネットなどでおなじみのID-Linkの開発会社SEC社があり、ID-Link発祥の地です。

函館市を中心とした道南地域では、「道南メディカ」というID-Linkネットワークが整備されており、急性期病院と回復期病院との連携には、活用されているようですが、在宅医療など多職種連携の場においては、ほとんど普及していないようです。これは、医師会の理解・協力が得らないことが大きいと、市立函館病院の山下副院長が語っていました。

講演には、精神科病院(函館渡辺病院)の名誉院長が聞きに来ており、こころの医療センターのクリニカルパスなどの活動には大変感銘を受けたと発言されていました。

講演後は、美味しい日本酒(ほとんどが新潟の酒でしたが)と、新鮮な刺身、寿司で歓待頂きました。




翌日は、元町界隈を散策してきました。



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No.608 (鶴岡みらい健康調査セミナー:がん予防最前線)

2016-03-11 11:55:26 | 日記


「鶴岡みらい健康調査」は、慶應義塾大学先端生命科学研究所が開発したメタボローム解析技術を取り入れた予防医学の取組みとして、慶應先端研と地域の医療機関と市が平成24年度から協同でスタートしたものです。

この調査は、地域住民1万人の健康状態を中長期にわたって追跡し、がんや脳卒中などの発症に、生活習慣や体質的な要因がどのように関係しているかを解明し、将来の健康診断や地域の健康づくりに役立てていこうとする取り組みです。

はじめの3年間では、ベースライン調査として、本調査への協力者を募る取組みを進めてまいりました。市民の皆さんからご協力をいただき、目標である1万人を達成することができました。また、今年度からは、フォローアップ調査として、再度健康状態などを伺う追跡調査をスタートしています。

この健康調査を契機として、鶴岡地区医師会、鶴岡地区歯科医師会、鶴岡地区薬剤師会、慶應義塾大学先端生命科学研究所及び鶴岡市では、実行委員会体制を組み、本調査の活動状況や進捗状況、研究成果等をご紹介するとともに、健康情報も盛り込みながら、市民の皆さんと一緒に健康について考えるセミナーを開催しています。

4回目となります今回は、「がん予防最前線」と題た、セミナー開催しました。 日本人の2人に1人は一生のうちに一度はがんになる可能性があると言われております。日本人のがんの要因として、感染症以外では生活習慣が大きな割合を占めていると言われるように、がんを予防する手立てとして日頃の生活習慣の改善が注目されておりますし、また、検診技術の進歩によりがんの早期発見が可能になるなど、これからは、いかにがんを予防していくのかが課題であると思います。

セミナーでは、がん予防の研究においてご活躍しておられる先生方よりご講演を頂き、こらからのがん予防についてパネル討議を行いました。

プログラム

開会あいさつ 三原一郎


基調講演
「がんを予防するために」
 愛知県がんセンター研究所 疫学・予防部 部長 田中秀夫氏

 各種がんにおける、リスク因子について、分かりやすく解説

 胃がん:ピロリ、塩分、たばこ
 肺がん:たばこ、とくに酒が飲めない喫煙者のリスクが高い
 大腸がん:肥満(BMI27.5以上)、コーヒー(3‐4杯程度)摂取、運動はリスクを下げる
 乳がん:肥満、やせ、飲酒
 肝がん:B、C型肝炎ウイルス検査陰性なら心配ない、陽性なら精密検査、治療できる時代


「乳がん予防研究の最前線から」
 J-STARTの結果と乳がん検診の未来像
 東北大学 乳癌画像診断学寄付講座准教授 鈴木 昭彦 氏

 超音波検査とマンモグラフィーの併用により、とくに若年層の乳がん発見率が向上したというデータがでている。


「先端研の乳がんに関する研究~予防から治療戦略の確立~」
 慶応義塾大学先端生命科学研究所 特任准教授 杉本 正弘 氏

 だ液からのメタボローム解析で、すい臓がんなどの早期発見が可能になる



パネル討議
 これからのがん予防

閉会のさいさつ
 慶応義塾大学先端生命科学研究所 所長 富田 勝 氏

IABの一年として、すばらしい成果の数々と鶴岡サイエンスパークの建設予定についてお話頂きました。



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No.605 (塩釜地区地域医療対策委員会主催の研修会)

2016-03-07 10:40:40 | 日記


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塩釜地区地域医療対策委員会主催
平成27年度 第2回 保健・医療・福祉研修会
日時:平成28年3月1日 19:00~20:30
場所:塩釜医師会医療社会活動センター 4F会議室
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表記研修会にお呼ばれして、「地域包括ケアシステムの構築~鶴岡地区医師会の取り組み~」と題して80分程の講演をしてきました。

講演のまとめとして、

地域電子カルテNet4Uの導入をきっかけに、地域連携パス、緩和ケア普及のための地域プロジェクト、在宅医療連携拠点事業などの事業が、地域包括ケアシステム構築への土台づくりとなった。活動を継続できている背景には、鶴岡地区医師会という存在が大きい。地区医師会が主導して行政や地域の多職種を巻き込み地域を支えるという地区医師会のあるべきモデルのひとつと考えている。

と当地区医師会の自慢をしてきました。

講演後は、豪勢な刺身に寿司、それに美味しい日本酒で歓待頂き、会長はじめ塩釜医師会のとっても気さくな先生方と親睦を深めてきました。





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No.604 (庄内プロジェクト活動報告会)

2016-03-04 10:58:20 | 日記


平成27年度 庄内プロジェクト活動報告会
日時:平成28年2月27日 16:30~18:30
場所:荘内病院 講堂

庄内プロジェクトは、2007年にその活動を開始していますので、来年度で10年目を迎えます。庄内プロジェクトが当地区の在宅緩和ケアの進展に与えた影響は、誰もが認めるところですが、近年その活動が多様化かつマンネリ化し、当初の目的が曖昧になってきているのではという指摘があります。とくに、連携WGの活動は、緩和ケアの普及というよりは、地域包括ケア、在宅医療、多職種協働を目指したものであり、庄内プロジェクトとは別の枠組みで活動する方が、むしろ庄内プロジェクトの目的を明確にするためにも相応しいのではという考えもあります。

そのような背景もあり、今年の活動報告会は、「庄内プロジェクトのこれからを考える」というシンポジウムを企画し、庄内プロジェクトは今後どうあるべきかをテーマに、シンポジストと参加者とで意見交換しました。

まずは、私から基調講演として「医療連携に関する組織のあり方と今後の展望」と題して、当地区における医療連携の歴史と多様な活動を紹介し、今後の組織のあり方の具体例をいくつか紹介しました。

次いで、各WGから、それぞれが抱える課題を挙げてもらいました。サポートセンターからは、「確かにマンネリ化しているし、サポートセンターの活動は緩和ケア普及の本当に貢献しているのか疑問に感じることもある」。医療者教育WGからは、「研修会等への参加者が相変わらず限られる。」市民啓発WGからは、「市民公開講座については、今後も続けていくべきか、あるいは別のかたちにしていくべきか考える余地はある」。地域連携WGからは、「職種毎に活動しているが、全体としての目標が明確でなく、ばらばらに活動している印象を受ける」との指摘がありました。

これらを受けて、会場からは、

市民啓発に関して、例えばケアカフェのような、住民が主体的に参加する仕組みとしてはどうか。
終末期医療としての緩和ケアだけではなく、予防や新しい治療もテーマにしてはどうか。
退院前カンファレンスは減少しているが、在宅緩和の患者が減っているわけではない。かかりつけ医との連携が進み、あえてカンファレンスを開く必要がなくなっただけ。
一方で、庄内病院からのがん患者の在宅移行例が増えているわけではない。また、紹介先の医師も限定している。
庄内プロジェクトの活動で、在宅での介護職を含む多職種連携がとても円滑になったし、レベルも上がった。
緩和ケアのスキル、マインドは、看取りをする上でも不可欠。その意味でも、緩和ケアの普及は重要。
知らない人にとって、庄内プロジェクトという名称からは、何を目指している活動なのかさっぱり分からない。

など、多くの前向きな意見を頂きました。
今後、コアメンバー会議などで、具体的な議論をしていきたいと考えています。

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庄内プロジェクト活動報告会

第1部 ~各WGの活動報告~

1、緩和ケアサポートセンター鶴岡・三川 渡部 文子
2、医療者教育WG  鈴木 聡
3、市民啓発WG  土田 兼史
4、地域連携WG 篠田 太朗

第2部 特別シンポジウム
「庄内プロジェクトのこれからを考える」
 コーディネーター:三原一郎、瀬尾利加子

基調講演「医療連携に関する組織のあり方と今後の展望」

シンポジスト
 緩和ケアサポートセンター鶴岡・三川 富樫 清
 医療者教育WG           鈴木 聡
 市民啓発WG            土田 兼史
 地域連携WG            篠田 太朗


懇親会



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