鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

オンライン診療勉強会

2019-06-27 10:15:58 | 日記
オンライン診療システムを開発している会社からの説明会に参加してきた。

患者と医師が、お互いにインターネットを介して画面をみながらの診療が可能になったということであるが、患者にとって利便性はあるかもしれないが、医師へのメリットはほんとどないと感じた。国はオンライン診療を勧めたい意向だが、根底には医療費削減政策が透けて見える。


オンライン診療の現在と未来
 日時:6月26日 19:00
 場所:みどり町文庫

講師:㈱MICIN 山崎 寛 さん

株式会社MICIN

事業

1、医療データをAIで解析・活用したデータソリューション事業
 
2、オンライン診療システム「クロン」などのアプリケーション事業

・オンライン診療とは

 オンライン診療料 70点
 オンライン医学管理料 100点

 自由診療を1000円程度を請求できる

 オンライン在宅医学管理料

 オンライン診療に対する患者側のニーズは高い
  
 クロン
  導入、約1200件
  都会に多い
  保険診療、自由診療、半々
  初期導入費はなし
  患者負担
   院外処方・処方なし、利用ごとに、500円
   院内処方の場合:800円・1500円
 
  メリット
   通院継続率高い
   物理的、心理的負担の軽減
   健康データを医師と共有
   医師と患者のコミュニケーションツール
   検査結果の参照

  
  展望、動向

  課題(オンライン診療の制限)
   定められた管理料のみ
   管理料算定から6か月以上経過
   30分以内に受診

  オンライン服薬指導

質疑  
 将来的には普及する可能性は?
  20-50歳の割合が85%
  60歳以上は、10%にとどまる

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ポーランド鶴岡友好コンサート

2019-06-25 16:48:23 | 日記




ポーランドからスコブロン女性合唱団が来鶴し、鶴岡地区の高校合唱部との友好コンサートが予定されています。

このツアーを斡旋をしている会社(アサヒ国際文化交流協会)の社長が私のいとこという関係もあり、ホームステイの受け入れ先を探してくれないかと頼まれています。

現在、ホーム・ステイの希望数(37人,19家庭)に対して、19人が未定とのことです。各団員の個人情報には全て日本でのホーム・ステイを楽しみにしている、とのコメントが書かれており、主催側としては、やはりホスト・ファミリーが見つからないという理由で諦めてもらわなければならない子供たちが出てくることは残念に思います、とのことです。

受けて入れても良いという方がおられましたら、出羽庄内国際村のトップ画面にある、ボランティア情報からボランティア登録書、ホストファミリープロフィールシートをダウンロードし、必要事項を記載の上、出羽荘内国際村までFAXなどで送って下さい。追って連絡がいくようです。


国際交流の良い機会だと思います。是非、前向きに検討頂ければと思います。


なお、滞在期間は、7月16日から3泊とのことです。



連絡先

 「出羽庄内国際村」事務局次長 佐藤幸様 0235 25 3600 info@dewakoku.or.jp

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医師会勉強会:慢性腎臓病とウレミックトキシン

2019-06-17 09:35:40 | 日記
鶴岡地区医師会医師会勉強会
2019年6月5日


慢性腎臓病とウレミックトキシン
新潟大学医歯学総合病院 血液浄化療法部
准教授 山本 卓

腎研究センター
 臨床、研究、

腎臓のはたらき
 1、尿をつくる
   老廃物(ウレミックトキシン)の排泄
   体液の調節
   電解質、酸塩基バランスの調節

 2、内分泌
   レニン-アンギオテンシン-アルドステロン
   エリスロポエチン
   ビタミンD
 
慢性腎臓病の症例提示

慢性腎臓病 CKDの定義

  e(estimate) GFR 60ml/分未満
  腎臓の障害を示唆する所見が認められる。

  以上が3か月以上継続する。

CKDの分類

 原疾患と蛋白尿区分~GFRの程度で分類される


腎臓病と心血管系イベント
 糖尿病より、CKDの方がリスクが高い

かかりつけ医から腎臓専門医への紹介基準
  3か月以内にGFRが30%以上の悪化は速やかに紹介
 
CKDの原疾患
 糖尿病(43%)>慢性糸球体腎炎(18%、減ってきている)>腎硬化症(15%)
 高齢者の透析患者が増えている
 地方では、今5-6年後には減少するのではないか?

透析患者の数と年齢
 患者総数:32万
 80歳以上の高齢者、60歳台が増加傾向にあるが、他の年齢層は横ばいか減少傾向にある。

 血液透析:97%
 腹膜透析:2.7%

 透析患者の全身状態の改善は不十分
  心不全 x36 脳血管障害死 x8、肝炎/肝硬変 x10 など7倍の死亡頻度
  不十分な尿毒症物資の除去によると考えられる
  蛋白結合分子の除去の向上が課題
  研究:セルロースビーズ、活性炭による蛋白結合分子の吸着

 


 

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