鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

No.603 (庄内地域医療連携の会)

2016-02-29 10:51:35 | 日記


今回の庄内地域医療連携の会は、宮崎県立日南病院の木佐貫先生をお呼びしての医療連携の総括的なお話でした。
知識を整理する上でも、今後の地域医療を考える意味でも、大変勉強になりました。
配布資料から、講演の内容をまとめてみました。

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庄内地域医療連携の会 第4回 平成27年度
日時:平成28年2月26日 18:30~20:00
会場:山形県庄内総合支庁 4F講堂
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参加者:106名 (ケアマネ、看護師、保健師、MSW、薬剤師、事務、東北福祉大学生、医師など)

「地域医療連携講演会」

基調講演
「われわれがとりくむべきこと ~地域医療連携のこれまでとこれからをふまえて~」

 演者:宮崎県立日南病院 医療管理部 医療連携科 部長 木佐貫 篤

 座長:庄内地域医療連携の会 世話人 渡邊田鶴子(ほたる)


1、地域医療連携の基本概念

医療連携とは、地域の医療機関がそれぞれの役割(機能)を分担・発揮し、お互いにスクラムを組んで、患者や住民の健康と福祉を支えていく仕組み、あわせて質の高い医療を効率的に提供する。連携を成功させるたえみは、パートナーシップ(共存共栄)の関係を築いていくことが求められる。(WIN-WIN-WINの関係構築)

連携は誰のためのもの? → 患者さん(利用者)のためのものである!

患者が、最も適切な時期に適切な場所で適切な医療をうけることができることを保証されて、始めて安心して生活を継続することができる。

まとめ(1)
「施設完結型」の医療から「地域完結型」医療への転換が求められている。そのなかで医療連携はすべての医療介護機関にとって、避けられない重要なマネジメント項目になっている。

医療連携のメリットを、病院、診療所だけではなく、患者にも感じられるシステム作りが重要である。(WIN-WIN-Winの関係構築)

医療連携は、患者のために行うものであり、連携室には、コーディネートの役割が求められる。そのためにはまず「face to faceの関係づくり」から、そして「mind to mindの関係へ」

まとめ(2)
紹介率を要件とする診療報酬制度導入が、地域医療連携の大きな牽引力となった。平成18年4月の診療報酬改定で、前方連携主体の第一フェーズから、後方連携主体の第2フェースとなった。その後の診療報酬の動向にも国が医療介護連携推進をめざすことが見受けられる。

平成20年度から新しい概念に基づく医療計画がスタートし、平成25年からは5疾患5事業・在宅医療への取り組みが求められるなかで、医療連携がさらに大きな役割を果たすことが期待されている。(第3フェーズの医療連携の時代)

第4フェーズへの展開(2014年から):地域医療ビジョンを実現する地域連携。
データに基づき地域包括ケアをめざすシステム設計とそれを意識した診療報酬体系の導入。市民や他職種を巻き込みさらに地域全体を包括する連携

2、これからの地域医療のポイント

1)医療提供体制の新たな変革
  *都道府県地域医療計画
   5疾患5事業+在宅医療

  *地域包括ケアシステム
   ポイント1
   ・地域で支える(専門職ネットワーク)、地域が支える(住民による地域づくり)
   ・縦軸(医療と介護の一体化)、横軸(予防・生活支援とまちづくり)が組み合わさること、医療と介護を一体的に提供する体制づくり
   ポイント2
   ・地域により事情は異なる
   ・医療と社会の多職種連携の概念がズレている
   ・医療福祉産業だけではできない→医療福祉産業とその他の産業間とのギャップ/断絶をどうつなぐか?   
   ポイント3
   ・持続可能性を維持(財政・ヒューマンパワー)
   ・意識改革(行政、提供者、利用者、住民)
   ・人材育成(システムを担う人材の確保)
  *社会保障・税の一体改革
   医療介護総合確保推進法
   地域医療構想=「2025年の医療需要を予測して、そのときに必要な医療資源の過不足がないように、今から皆で話し合い準備しましょう」
   医療介護総合確保基金

2)多職種からなる連携体制づくり
  ・医師をはじめとする多くの職種が参画
  ・地域連携パスなどを通じての目的共有、交流
  ・各職種の専門性を活かした医療・支援活動
  ・それぞれをつなぐ連携部門のネットワーク

3)地域医療連携の評価
4)連携を担う人材育成
5)地域住民・コミュニティとの連携
  医療とは、医療を提供する側と医療を受ける側(住民)がお互いに理解を深めて行われるもの
  一般住民への医療についての普及啓蒙
  医療を受ける立場から支える一員として協力
  地域住民・コミュニティーをいかに巻き込むか?

『つなぐ』がキーワード! 医療介護資源を「つなぎ合わせる」
 「競争」から「共存・協力」そして「協働」へ

まとめ(3)
地域包括ケアには「専門職による医療・介護の一体化」「予防生活支援・まちづくり」の2点が要点となる。その成功のためには、さまざまな産業が関わるとともに地域におけるガバナンスが重要である。

成熟社会のなかでこれからの医療介護体制を考えていくためには、われわれが地域医療構想などを通して、住民とともに地域全体における未来像を共有していくことが大切ではないか。確保基金はそれらビジョンを実現するために活用したい。

まとめ(4)
医療介護福祉施設は多職種連携で協働し、限りある医療介護資源をつなぎ最大限活かす取り組みが必要である。その取り組みを評価することは重要で、かつコーディネートする役割を担う人材の確保も重要。すなわち連携を担うスタッフの役割はとても大切なもの。

医療はかぎりある資源であることを地域住民に理解していただき、インフラであるとう認識を共有したい。そして治す医療(cure)から治し支える医療(cure & care)へ。

3、地域包括ケアを進めるために

日南市における取り組み
 ・南那珂在宅ケア研究会
 ・日南市在宅医療・介護連携推進協議会
 ・日南市在宅医療介護連携推進室(Sunオリーブ)
 ・日南市在宅医療介護連携情報共有システム(Net4U)導入
 ・都道府県医療介護連携調整実証モデル事業
 ・ケア・カフェ
 ・在宅医療・介護れ痙に関するシンポジウム・市民講座
 ・地域医療リーダー養成講座(日南塾)
 ・メディカルサイエンスユースカレッジ
 ・地域医療出前講座


4、われわれが取り組むべき課題

  地域医療構想の実現
  地域包括ケアの実現

  医療と介護の統合 まちづくり・地域づくり

  これからは評価の時代

  地域包括ケア時代における診療所・病院の役割

  ・自らの役割を把握し、伝えていく
  ・地域生活にとけこむかかりつけ医
  ・多職種とのつながり・市民からの信頼
  ・病院は地域医療を支援する立場
  ・地域全体の健康づくりを担う

講演会後はいつものように懇親会で、mind to mindの関係を深化させました。



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No.601 (ほたる多職種研修会 平成27年度第3回)

2016-02-23 17:01:17 | 日記


2月15日、本年度最後となるほたる多職種研修会を行いました。
今回は、こころの医療センターからお二人の認定看護師に講師をお願いし、精神科領域での認定看護師の活動の現状を学びました。
私的には、アンガーコントロール、タクティールケアの話に興味を惹かれました。

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平成27年度第3回ほたる多職種研修会 
テーマ「認定看護師の活動を知ろう!」
日時:平成27年、2月15日(月)16:45~20:30
場所:鶴岡市生命先端研究産業支援センターレクチャーホール
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講演

こころの医療センターにおける認定看護師の活動について

●児童・思春期精神看護
 精神科認定看護師(児童思春期精神看護)澁谷 るみ



精神科認定看護師の紹介

現在こころの医療センターには、認定看護師:7名

・行動最小限看護
・うつ病看護
・精神科訪問看護
・精神科薬物療法看護
・司法精神看護
・児童・思春期精神看護
・精神科身体合併症看護

児童・思春期精神看護領域での活動

病棟:生活場、成長する場

入院対象
 発達障害
 神経病
 神経症

 精神療法・カウンセリング
 薬物療法
 作業療法(レクレーション)

アンガーマネジメント

 AnCot:アンガーコントロールトレーニング:プログラムに沿って、認知行動療法を行っている


●認知症認定看護師  渡部 真紀





スーパー救急病棟に勤務

認知症看護認定看護師
 2006年から、現在651名、 山形県:3名

身体拘束の廃止に取り組んだ

認知症対応の事例:
  「痛み止め」の表示で、点滴を抜かなくなった、
  「紙に書いて渡したら受容してくれた」

家族指導
 まずは、普段の介護をねぎらう
 指導はできるだけ早い段階で
 退院時、日常生活の要点をまとめたパンフレットを作成渡している


タクティールケア
 触れることで、オシキトシンが分泌され、「穏やかさ」、「安心感」が生まれる。

認知症を知ることが大事、
認知症は、病気をみるのではなく、その人を診ることが大切


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No.602 (第1回超高齢社会Biz~Med/Careマッチングフォーラム)

2016-02-23 16:35:02 | 日記


医療と介護をテーマに、医療・介護関係者と市民とが共に学び対話する集会が、2月20日、にこ・ふるで開催されました。
仕掛け人は、ストローハット社の瀬尾さんと公益文科大学の鎌田先生。
庄内一円から50名程が参加しました。
目的は、医療・介護を軸に、市民と一緒に、超高齢社会ならではの、ビジネスを含めたまちづくりを考えていこうというもの。




私は、話題提供として、「鶴岡の医療・介護の現状と課題」と題して、5分間のショートスピーチをしてきましたが、仕事(診察)の関係もあり、途中退座しましたので、肝腎の対話の時間を共有できませんでしたが、有意義な会になったようです。

今後、このような交流を繰り返しながら、自分の地域を自分のこととして行動できる人がひとりでも育ってくれることを願いました。


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No.599 (コミュニティケア勉強会)

2016-02-22 16:00:27 | 日記


写真を you tube で紹介

庄内プロジェクトで大変お世話になった山岸さんをお呼びしての勉強会を開催しました。

第一部は、地域包括ケア時代の緩和ケアと題して、山岸さんと大石さんに緩和ケア総論的な話題を提供して頂き、鈴木先生からは庄内プロジェクトの成果、遠藤さんからは、庄内プロジェクト後の当地区での地域包括ケアの発展について講演していただきました。

第二部は、コミュニティーの居場所とwel-beingと題して、秋山さんから、居場所がコミュニティーに重要でかつ近年注目されているという話があり、剣持さんからは、彼女が立ち上げた、ケアハウス「いっしょいよ」における居場所の実践例、鈴木さんからは人と人とを繋ぐ居場所としての連携コワーキングスペース「みどりまち文庫」の紹介がありました。いずれにしろ、住民がそれぞれに役割をもちながら、参加・協働することが大事なことだと学びました。



以下案内文

コミュニティケア勉強会in鶴岡 開催のお知らせ

地域連携専門看護師の山岸暁美さんを久しぶりに鶴岡にお招きし、コミュニティケアの勉強会を開催することになりました。

庄内プロジェクト以来、鶴岡の地域緩和ケア、地域包括ケアは どう発展してきたのか、山岸さんと一緒に振り返りましょう! どなたでも参加できます。コミュニティケアや緩和ケアに関心ある方、庄内プロジェクトでお世話になった山岸さんに久しぶりに会いたい方、大歓迎です。 医療・介護関係者のみならず、一般市民のご参加も歓迎します。

日時 2月21日(日)14時~17時(開場13:30)
場所 鶴岡メタボロームキャンパス レクチャーホール

プログラム
13:30 開場

14:00 開演 ご挨拶 (鶴岡地区医師会・三原一郎)

14:05~ プログラム1 「地域包括ケア時代の緩和ケア」

報告① コミュニティケアの最新動向 (浜松医科大学・山岸暁美)


報告② 英国の緩和ケアから見えること (エジンバラ大学 ・大石愛)


報告③ 庄内プロジェクトとその後 (鶴岡市立荘内病院・鈴木聡)

報告④ 鶴岡地区の地域連携の進化 (鶴岡地区医師会地域医療連携室ほたる・遠藤貴恵)


15:45~ プログラム2「コミュニティの居場所とwell-being」

報告① コミュニティの居場所の重要性 (慶應義塾大学・秋山美紀)


報告② 庄内プロジェクトからケアハウス「いっしょいよ」を 立ち上げるまで (ケアハウス「いっしょいよ」・剣持朝子)

報告③ 連携者のコワーキングスペース「みどりまち文庫」の挑戦
 ~ヘルスケアXまちづくりにおける社会実践~ (ストローハット社社長 鈴木哲)



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No.598 (庄内南部地域連携パス推進協議会 懇談会)

2016-02-18 12:14:29 | 日記
2月9日、勤労者会館で、庄内南部地域連携パス推進協議会で初めての懇談会を行いました。

2006年の地域連携パス研究会の設立から10年活動を継続していますが、全員を対象とした懇談会は初めのことになります。

会長挨拶のあと、丸谷先生、ストローハットの菅原さんから4月から運用開始予定の新しい脳卒中地域パスのシステムの紹介があり、武田先生の乾杯の音頭で記念すべき第1回目となる懇親会が始まりました。それぞれが苦労して運用してきた地域連携パスの仲間達の会ですから、あちこちで和気あいあいの会話で盛り上がり、さらには、じゃんけん大会ではその盛り上がりもピークへ、更なる親睦を深めるとても和やかないい会となりました。最後は、にこにこ顔の佐藤和彦先生の挨拶で中締めとなりましたが、飲み足りない仲間は長三郎へ移動し、夜遅くまで、さらなる親睦を深めました。

たかだ飲み会、されど飲み会、飲み会が繋ぐ地域連携

飲み会の大事さを再認識しました。

会の雰囲気は写真が伝えてくれると思います。

you tube ↓
https://youtu.be/Z4OObPKVb7k



テーブルマット:私が撮った庄内の風景写真で事務局が作ってくれました。我ながらきれいですね。


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No.597 (日本医師会医療情報システム協議会)

2016-02-16 11:26:24 | 日記
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日本医師会医療情報システム協議会
日時:平成28年2月13-14日 
場所:日本医師会館
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日本医師会医療情報システム協議会<平成27年度>



430名の参加を得て、11回目となる日本医師会医療情報システム協議会が日本医師会館で行われました。
今回のテーマは「IT時代における地域医療連携のあり方」


1日目は、地域医療セッション ~医療介護連携(SNS等)は如何にあるべきか?~と題し、7つの地域から医療・介護連携の事例報告があり、医療介護連携におけるセキュリティーおよび運営費用の負担などについてフロアーも含め意見交換が行われました。

2日目午前は、日医IT戦略セッションとして、日医が進める医師資格証の普及とIT分野での利活用の現状、ORCA関連ソフトであるMI_CAN(みかん)の概要紹介、さらには、ORCA事業が日本医師会ORCA管理機構(株)へ移行する件について説明がありました。

午後は、マイナンバー制度における各方面からの見解、説明がありました。医療分野においては、マイナンバーは利用せず、2018年から新たに医療分野等IDを導入すること、またそのユースケースが報告されました。

トピックは、4月の診療報酬改定において、医師資格証を用い電子署名を付与した診療情報提供書などに対して、点数算定が可能になった点です。

以下、m3.comより引用

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中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は1月27日、2016年度診療報酬改定で、患者紹介に当たって、診療情報提供書および検査結果・画像情報等について電子的にやり取りした場合の点数を新設する方針を決めた(資料は、厚生労働省のホームページ 163ページ)。

診療情報提供書には現在、署名または記名・押印が必要なため、電子カルテの普及や地域連携におけるIT化の進展で、紙ベースでのやり取りが負担になっている。今改定では、電子的に署名し、かつ安全性を確保し、診療情報提供書を送受信した場合の点数として、「電子的診療情報提供料」を新設する。検査結果・画像情報等を電子的に送受信した場合の「検査・画像情報提供加算」も新たに設ける。訪問看護管理療養費の算定に係る文書や服薬情報等提供料についても電子的送受信を認める。
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Net4Uでの診療情報提供書についても、電子署名の仕組みを導入し,算定可能とする方針ですが、まずは、日医の医師資格証が必要となりますので、取得をお願いしたいと思います。


http://www.jmaca.med.or.jp/application/presentation01.html


1日目

1、地域医療セッション ~医療介護連携(SNS等)は如何にあるべきか?~

 1、富山県新川医療圏における連携パス・ICTを活用した多職種連携
  下新川郡医師会理事 藤岡氏


 2、連携EMAネットワークにおける在宅医療看護支援システムの運用と医療介護連携システムに関する考察
  愛媛県医師会常任理事:窪田氏
  
 3、スマートフォンと医療 ~SNSを使った取り組み~
  慈恵医大准教授 高尾 氏

  
 4、うすき石仏ねっと でもっと地域を元気に!
  臼杵市医師会医療福祉統合センター長 升友氏


 5、在宅医療介護連携に対するHMネットの取り組み
  広島県医師会「ひろしま医療情報ネットワーク」統括本部長 藤川氏
 

 6、栃木県における医介連携専用SNS「どこでも連絡帳」と地域医療連携ネットワーク「とちまるネット」の併用
  栃木県医師会常任理事 長島氏

 7、医療・介護分野のICTを利用した多職種連携に関する追加調査結果について
  日本医師会総合政策研究機構主席研究員 上野氏

 8、パネルディスカッション

  ・セキュリティー:情報公開の範囲はどうあるべきか

  ・運用組織や費用負担をどうするか、


2日目 

2、日医IT戦略セッション

 ・医師資格証の普及促進とIT分野での利活用について
  日医総研主任研究員 矢野氏

 ・地域医療連携における紹介状作成ツール「MI_CAN」について
  日医総研主任研究員 西川氏

 ・ORCA事業の今後について
  日医総研主任研究員 上野氏


3、シンポジウム「マイナンバーと医療ID等について」

 ・医療等IDに関する日本医師会としての見解について
  日本医師会常任理事 石川氏

 ・マイナンバー制度の展望について
  内閣官房社会保障改革担当室内閣審議官 向井氏

 ・マイナンバーカードの普及・利活用について
  総務省自治行政局住民制度課長 篠原氏

 ・マイナンバー制度のインフラを活用してた医療等分野の情報連携に用いる識別子の体系
  厚生労働省大臣官房参事官 佐々木氏

 ・医療分野等ID導入に関する検討委員会より
  医療分野等ID導入検討員会長 山本氏

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いつものことですが、東京ではストローハット社の鈴木社長に美味しいお店を紹介して頂き、楽しい時間を過ごさせて頂きました。




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Net4U新聞第1号

2016-02-16 11:10:53 | 日記
Net4Uは、新潟市、日南、佐久、福井、小諸・北佐久、に導入が進んでいます。

この度、Net4Uの新機能の紹介や各地域での活用や導入状況などを情報提供していくツールとして、「Net4U新聞」を発行することになりました。

今後は、基本的には新機能のリリースに合わせて発行していく予定ですが、最低でも隔月に1回は発行していく予定です。

どうぞ、引き続きNet4Uをご活用頂けますようお願い申し上げます。

Net4U新聞第一号


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No.596 (置賜地方からの視察)

2016-02-09 10:52:14 | 日記


2月6日(土曜)、置賜地域の病院、医師会、行政、地域包括支援センター、ベンダーさんなど15名程の置賜地域医療情報ネットワークの皆さんが、当地区のNet4Uやほたるから学びたいとして視察にみえました。当方からは、ほたるのメンバーと室長の中村先生、正副会長が出席しました。

まずは、両地域からあいさつのあと、各自が自己紹介を行い、次いで、私から「ITと地域連携」と題して、これまでの当地区の取り組み、Net4Uの紹介、活用の現状などを動画を用いて説明しました。続いて、ほたるの遠藤さんから地域医療連携室「ほたる」の多岐にわたる活動につき紹介して頂き意見交換を行いました。

置賜地域では、平成22年からOKI-net(ちょうかいネットと同じ仕組みの医療情報ネットワーク)を運営し、ITを利用した地域医療連携、シームレスな病病連携~病診連携を目的に活動しているようです。また、医療と介護の連携ツールも開発しているようですが、医療・介護連携には、まだ、Net4Uのようには活用されておらず、そのあたりの現状を知りたいというのが今回の視察の目的だったようです。。

したがって、質問は、Net4Uやちょうかいネットに関することが主でしたが、実際に使ってみないと真に理解してもらうのは難しと感じました。

また、置賜地区は、当地区のように行政と医師会がカバーする医療圏とが一致しているわけではなく、米沢市医師会(米沢市)、長井西置賜郡医師会(長井市、小国町、白鷹町、飯豊町)、南陽市東置賜郡医師会(南陽市、高畠町、川西町)と、2次医療圏のなかに3つの医師会と多くの市町村が混在し、医療連携や地域包括ケアシステムを構築するが難しい地域であることを皆さん意見の端々に感じました。いろいろな意味で鶴岡は、恵まれていることを改めて認識しました。

活発な意見交換のあとは、いつものように懇親会、二次会と、夜遅くまで盛り上がりました。





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No.594 (三地区医師会在宅医療推進協議会キックオフシンポジウム)

2016-02-02 15:33:54 | 日記


1月31日、京都三地区医師会の在宅医療推進協議会のキックオフシンポジウム「地域包括ケアに先進的に取り組む医師会から学ぶ」にお呼ばれして講演してきました。

京都の三地区医師会(京都北、西陣、上京東部)は、京都三地区医師会在宅医療推進協議会を設立し、在宅医療推進へ向けて活動を開始するとのことで、その立ち上げに当たり、地域包括ケアに先進的に取り組んでいる事例を学ぼうとの趣旨でのシンポジウムでした。

第一部は鶴岡地区医師会のほか、徳島市医師会、横浜市南区医師会から在宅医療連携拠点事業についての活動報告があり、第2部はフロアーからの質問に答えるかたちでのディスカッションが行われました。

質問はNet4Uに関するものが多く、医療IT化に対する期待(興味?)が大きいことが伺われました。京都では、IT化はほとんど進んでおらず、これからの状況のようです。Net4U関連以外では、内科系以外の専門職との連携、服薬管理に関する薬剤師との関わりなどが話題となりました。

また、在宅医療を推進するにも資金がないという話も聞かれました。在宅医療連携拠点事業は、今後、市町村の地域支援事業へ移行する(介護保険のなかで運営される)わけですが、財源的には十分ではなく、医師会単独で事業を継続することは難しいと感じているところが多いようです。その点、鶴岡地区医師会は事業の収益をNet4Uやほたるの活動を通して地域に還元するという地域貢献への好循環ができており、地域医師会のあるべきモデルともいえるのではないかと思いました。これも、先代の先見の明によるものであり、改めて鶴岡地区医師会という存在の大きを再認識しています。

それにしても、ほたるの活動は、すばらしいですね。私自身はプロパガンダ要員に過ぎませんが、講演していても鼻高々でした。

シンポジウムの後は、京都風に、粋に、豪華に、歓待して頂きました。雰囲気は写真で。



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三地区医師会在宅医療推進協議会キックオフシンポジウム
日時:平成28年1月31日 14:30~17:30
会場:京都ブライトンホテル
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1、開会あいさつ (塚田先生)

 3年間:在宅医療推進を目指すプロジェクト

2、第一部 講演

 1)徳島市医師会 常任理事 豊田健二
  「徳島市医師会における徳島市在宅医療連携拠点事業について」

 2)横浜市南区医師会 副会長 中村俊彦
  横浜市南区医師会における在宅医療連携拠点事業への取り組み
  南区医師会訪問看護ステーション 管理者 高砂裕子

 3)鶴岡地区医師会 三原一郎
  鶴岡地区医師会地域医療連携室「ほたる」の活動と地域包括ケアシステム

3、第二部 ディスカッション
  シンポジスト  豊田健二、中村俊彦、高砂裕子。三原一郎
  コメンテーター 水谷庄正太(西陣医師会副会長)
          水上 徹 (上京東部医師会理事)
  座長 大友啓資(上京東部医師会会長)
     渡辺康介(京都北医師会理事)    




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