鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

大腿骨近位部骨折地域連携パスデータ分析から

2024-10-25 12:29:15 | 日記

2023年度の骨パスの集計表がでましたので、ご覧下さい。

http://www.tsuruoka-path.net/uploads/pathvote/2023honepath/2023_hone.pdf

過去の集計表を踏まえ、以下について、ご検討をお願いします。
 
回復期病院退院時のBI損失量(骨折前BIと退院時BIの差)は、早期のBI損失量に影響されることが分かっていますが未だ改善されていません。そこで、急性期病院においては、リハ開始時期(荷重を開始した時期)が術後3日以上をバリアンス(クリティカルインディケーター)と設定し、その要因分析をお願いしたいと思います。
 
急性期在院日数は21日以上がバリアンスと設定していますが、半分以上の患者さんにバリアンスが発生しています。早期の回復期病院への退院は、急性期病院の負担軽減にもつながることであり、在院日数短縮へ向けての対策が必要と考えます。要因は回復期病院の受け入れ体制と両病院間の連携にあると考えていますが、積極的な対策をお願いしたいと思います。
 
以上、2点ご検討の程よろしくお願いいたします。
 
庄内南部地域連携パス推進協議会 バリアンス班
 

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第24回 日本クリニカルパス学会学術集会(2024.10.4~10.5 愛媛県松山市 愛媛県県民文化会館、愛媛県看護研修センター)

2024-10-07 12:27:54 | 日記
10月4日~5日、松山市で開催された第24回 日本クリニカルパス学会学術集会に参加してきました。今回は当地区から下記の5題を報告してきました。クリニカルパス学会の演題は病院のパスに関してがほとんどで、地域連携パスに関する演題は少ないのが現状です。そのような現状のなか、データ分析を主体とした鶴岡からの報告は貴重と言えます。
 
マトリックス分類からみる大腿骨近位部骨折患者過去5年間の推移 
三原 一郎 鶴岡地区医師会
 
高齢肺炎患者への地域包括ケアパス 
本間 千春 鶴岡市立荘内病院
 
大腿骨近位部骨折地域連携パス患者の体成分改善に関連する因子の検討 
今野 太陽 鶴岡協立リハビリテーション病院
 
認知機能低下を呈した大腿骨骨折患者におけるFIM利得の分析 
高野 一輝 鶴岡市立湯田川温泉リハビリテーション病院
 
大腿骨近位部骨折地域連携パス転院が認知機能へ与える影響について 
茂木 紹良 鶴岡協立リハビリテーション病院
 
クリニカルパス学会の演題は病院のパスに関してがほとんどで、地域連携パスに関する演題は少ないのが現状です。そのような現状のなか、鶴岡からの報告は貴重だと考えています。

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