鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

第6回 庄内地域医療情報ネットワーク研究会

2018-01-29 11:03:19 | 日記


第6回 庄内地域医療情報ネットワーク研究会
日時:平成30年1月27日 14:00~15:30
会場:日本海総合病院講堂
主催:酒田地区医療情報ネットワーク協議会
   鶴岡地区医療情報ネットワーク協議会



1、あいさつ

【酒田地区発表】

 座長:日本海総合病院 病院長 島貫隆夫

○ちょうかいネットの活用状況
  酒田市ケアマネジャー連絡協議会 高橋秀典

  ケアマネジャーによるちょうかいネットの活用状況
  16事業所が利用を
  居宅介護事業所で、おもに退院支援に活用されている
  書き込みは少ない理由
   何を必要とされているのかが分からない
  メディカルケアステーションの利用は、今後の課題
  
  Q:看護記録、温度版のニーズがあるが
   → サマリーの充実がより効果的ではないのか

○ちょうかいネット
  ケアマネジャーの利用状況調査について
  日本海総合病院 斎藤 塁

  
  ケアマネの利用が急増している 
  4箇所の介護福祉施設に訪問調査を行った
   アクセスのタイミング  
    退院調整時、ターミナル移行時、サービス開始前、医師の説明の確認
   コンテンツ
    診療録、処方、リハ記録、看護サマリ、バイタル
   活用
    他院前カンファレンスの情報収集、在宅復帰レベルの確認、在宅に戻る際のサービス検討
   要望
    次回診察の予約日、薬局の調剤情報、開示病院の情報統一、食事形態

  調剤情報共有システムの構築とID-Link連携を目指し検討している
  
    
【鶴岡地区発表】

○認知症チームによる医療連携・連帯の取組
  高齢者と家族 を支え、地域とつながるケアを考える
  荘内病院 神経内科主任医長 丸谷 宏
  荘内病院 認知症看護認定看護師 富樫千代美
  
  入院の30%が認知症
  荘内病院:2016年、認知症ケアチームを結成
    認知症自立度Ⅲ以上に介入
    28年度、108人/月
   29年度、259人/月
  認知症医療連携
  急性期からの医療連携そして連帯
   対応力向上研修(各種団体への医師・看護師による研修開催)
   初期集中支援(つるオレ)
   認知症啓発活動(物忘れ相談医、認知症を理解する教室、家族の集い、ほっこりカフェ)
   パス連携(鶴岡オレンジ手帳)
   ネット連携(Net4U、ちょうかいネット、SOS見守りネット)
  Net4U、Note4Uを活用した事例紹介
  脳卒中地域連携パスの紹介


○ちょうかいネット、Net4U 運用の現状と課題
 鶴岡地区医師会 三原一郎



ちょうかいネットは6年目を経過し、運用の現状を把握し、
課題解決に向けた取り組みが必要な時期。
鶴岡地区の医療機関を含む施設からの開示申請業務は、ほたるが担っている。
また、荘内病院では、パス患者の登録、日本海総合病院への開示申請を行っている。
今回は、開示申請状況から、ちょうかいネットの現状を分析してみた。



荘内病院の開示件数は年々増加。
開始当初の3倍弱。毎年、300件程度の増加、、



荘内病院へ開示申請している鶴岡地区医師会の管轄地域の施設を分類し、
その数と開示申請件数を示したものがこの表、
参考までに日本海総合病院への開示申請数も記した。
開示申請件数:荘内病院へは診療所が70%、病院が20%、その他10%
日本海への開示申請は、141件数中、76%が診療所、11%病院
因みに、荘内病院への日本海病院からの開示申請は、271
鶴岡地域から、日本海病院への開示申請は、診療所から119、荘内病院から94



荘内病院への開示申請施設の区分分類
診療所が48%で約半分、次いで、病院、訪問看護ステーション、老健



施設区分毎の、開示申請件数の割合を示す。
医科診療所が469件で約70%を占め、病院:20%、その他:10%と続く。



荘内病院への開示請求施設として、日本海総合病院を加えてグラフである。
日本海総合病院の開示請求は、全体の30%を占め、鶴岡地区の医科診療所についで多い。



因みに、日本海総合病院への鶴岡地域からの開示申請件数を施設区分ごとにみたものである。
診療所からが116件、55%、荘内病院から67件、32%、それ以外の病院から6%であった。



南庄内地域から荘内病院、日本海総合病院への開示件数の年次推移を示す(29年度は、推計値)。
荘内病院への開示申請件数が増加しているが、
一方、日本海総合病院への開示申請件数は、やや減少傾向にある。



結果のまとめ
荘内病院の開示件数は年々増加傾向
29年度の荘内病院への開示申請は、診療所:11、病院:4、訪看ST:3、老健:2、歯科・薬局:1であり、診療所では、診療所総数の12%程度である。
開示申請の約75%は、上位4施設(内科系診療所3+リハ病院1)が占める。
28年度に急増した日本海総合病院への開示件数は、29年度は頭打ちも、荘内病院の全開示件数の30%程度を占める。



考按
ちょうかいネットは、おもに荘内病院と日本海総合病院間の病病連携に活用されている。
地域からの開示申請は、一部のユーザーに限られ、さらなる普及活動が必要!





運用開始以来18年目を迎えたが、年間登録患者数は5200名程度で、著変なく推移している。



鶴岡地区の参加施設数であるが、近年、介護系施設の参加が増えている。
一方で、診療所の参加施設が増えないというジレンマがある。





2017年末における職種毎のユーザー数の分布を示す。
介護職が31%、看護師26%、医師17%の順。



職種の割合の推移を2013年と2016年末で比較したもの。
大きな変化は、看護師の増加により、ユーザー数では、医師を抜いて2位になった。



各職種のユーザ数の年次推移を示したもの
介護職は増加傾向で、現在、85名
医師は、2014度に、激減、その後持ち直し、2017年末で46名
看護師は、増加傾向で、現在72名
リハ職は、ここ2-3年で増加傾向。現在26名。
薬剤師、歯科医師、事務職は、著変なし。



職種毎の閲覧患者数の年次推移
看護師が急増、リハ職も増加傾向
医師は減少傾向、介護職は微増、



書き込んだ患者数の職種毎の年次推移
看護師、リハ職が、急増、
医師はやや持ち直したが、減少傾向、
介護職、薬剤師は、著変なし



結果のまとめ
職種別ユーザー数は、介護職、看護師、医師の順。過去4年、トップ3の順位に変化はないが、昨年度はリハ職が4位と順位を上げた。
閲覧・書き込み数に関しては、医師を除くと、看護師が高く、次いでリハ職、介護職、薬剤師の順。2017年度は看護師、リハ職の延びが著しい。




考按
やや持ち直したものの、医師のNet4Uへの関りは低調。
看護師の参加、書き込み数が多く、在宅医療における情報発信の中心的役割を担っている。
介護職の参加率が高いのは、Net4Uへの期待が大きことの表れか。
Net4Uは在宅医療における多職種協働ツールとして順調に普及している。


 



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鶴岡地区医療情報ネットワーク協議会

2018-01-22 12:17:04 | 日記
鶴岡地区医療情報ネットワーク協議会の下に位置するシステム検討委員会・地域連携検討委員会合同会議が行われました。
ちょうかいネットの運用の現状につき、記載しておきます。

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鶴岡地区医療情報ネットワーク協議会
システム検討委員会・地域連携検討委員会合同会議
日時:平成30年1月19日 19:00~20:00
場所:荘内病院3F講堂
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報告
 1、運用状況報告

荘内病院でカルテを開示した患者数 (カッコ内は29年予測)
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年度      24  25  26  27  28  29(3-12月)
-------------------------------------------------------------
開示数     792 1038 1183 1481 1889 1533 (2044)
開示先
 日本海病院 72  118  130 227  471  338 (450)
 地域  592  603   816 928  940  775 (1033)
 連携パス 83   306  248 366 355  319 (425)
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ここでの地域とは、医師会での登録分で、荘内病院・日本海総合病院
などへ、カルテ開示を請求した施設(病院、診療所、訪看、老健など)
の総計です。

地域内訳
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区分: 施設数 (開示請求した例数) トップ3の例数
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  病 院:4(146)  121, 20, 4
  診療所:7 (469) 238、99、96
  歯 科:2(2)
  訪 看:2(38)
  老 健:2(39)
  調 剤:1(1)

結果(29年度末の予測値をもとに)
 荘内病院の開示件数は年々増加傾向
 29年度は、日本海総合病院への開示は頭打ち、一方、地域への開示が増加
 29年度の連携パスでの開示(登録)は、過去最多となる予想
 29年度にちょうかいネットを利用した診療所は7施設のみ、
 地域からの開示請求の70%は、上位4施設(病院1、診療所3)が占める

考察
 ちょうかいネットの利用は順調に経過しているようにはみえるが、利用する医療機関は限定されている(全医療機関の10%にも満たない)。
 利用拡大に向けた対策が必要!
 

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南庄内在宅医療を考える会

2018-01-18 11:10:04 | 日記
年3-4回のペースで行われている、南庄内在宅医療を考える会
今回は、昨年行った庄内保健所から山形県在宅医療実態調査の結果を報告して頂き、
次いで、医師と訪問看護師とが4つのグループの別れディスカッションを行いました。

職種別参加数
 医師:11名
 看護師:24名
 保健所:2名
 事務:3名

ディスカッションは、それぞれのグループで自由なテーマで行われたようですが、
私のグループでは、在宅医療で困ってっていることをテーマに皆さんから意見を頂きました。

以下、メモです。

訪問看護師
  難病(おもにALS)に対応に困難感がある。
   地域での対応に差がある、
    例えば、喀痰吸引できるヘルパーは鶴岡にはいるが、酒田では0  
   STの負担が大きい
   県全体での課題でもあり、難病協議会(?)で検討していいる(保健所)
    
  看護師不足
   ステーションにもよるだろうが、人材をどう確保するか課題がある。

病院看護師  
  がん患者の退院のタイミングが難しい 
  かかりつけ医がいない患者も少なくない、在宅移行時に
  主治医を探すのに困難感がある。

訪問看護師
  認知症への関りが難しい、  
   病院から退院の場合、1か月間は病院の認定看護師が来てくれて助かる
  がん患者など医療依存度の高い利用者の回転が速い、
  在宅患者が、重症化、医療依存度が高い人が増えている
  (コメント)介護6:医療4が経営上良いと言われている
   
  市民の訪問看護への理解不足、
   訪問看護の車を遠くへ止めてくれと言われる
   救急車のサイレンを家の近くでは止めて欲しい

医師
  一番困るのは、夫婦が共に認知症の場合
  病院からのがん患者の依頼については、訪問看護師がいればあまり困らない
  病気より生活を支える方が大変
  近くに、小規模多機能ができ生活面での対応は少し改善された

精神科の訪問看護師
   精神疾患をもつがん患者を、きずなと一緒に在宅の看取りを行った

他のグループから

  医師との連絡がとれない
  リアルタイムな情報共有をしたい Net4Uの活用でできると良いが・・
  
  訪問看護STの余力はあるのか?
  訪問看護の利活用に対する意識は医師間で異なる
  医師と訪看のコミュニケーションに関して、
   医師が知らないところで、訪看が苦労した事例があった

  訪問看護師と主治医との連携が十分でない
  日本海病院からのケースで、問題例がある 窓口がはっきりしない →早急な対応
  遠方への対応に課題がある、
  湯田川温泉リハ病院 在宅への関りを模索したい
  




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第2回 精神医療とパスを学ぶ in 鶴岡

2018-01-15 10:26:47 | 日記


第1回、精神医療とパスを学ぶセミナー

第1回目は、身体科、介護、精神科のそれぞれのスタッフが共にクリニカルパスを学ぶ過程を通して精神医療に触れ、退院調整、退院支援、地域以降の課題整理を行うことで、各職種の役割を理解し協働することを目的とした研修会を開催しました。

第2回目は、第7次医療計画の講演と具体的な事例を検討することで、精神疾患患者を地域でどのような支えていくかを多職種で考えてみました。

なお、本セミナーは北里大学医学部精神科の下村さんを中心に、杉浦地域医療振興助成を受け、鶴岡と沖縄(那覇)の2つの地域で実施されているモデル事業です。

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第2回「精神医療とパスを学ぶ」セミナー
日時:1月13日 13:00~17:15 、
場所:山形県立こころの医療センター
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1、第7次医療計画 精神疾患の医療体制

  北里大学医学部精神科学 大石 智



 2018年は、第7次、保健医療計画として多くの計画が改訂される
 保険制度と医療提供体制は医療制度の両輪
 精神医療の現状
  アルツハイマー と 気分障害 が増えている
   (↑過剰診断もあるかも)
  精神病床数 減少傾向だが、欧米に比し多く、在院日数も長い
  在院10年以上は減少傾向にあるがまだ多い (7000人)
  精神科における医師、看護師、薬剤師の人員配置数が、一般病院に比し低い
  慢性期入院患者として、認知症入院が増えている(経営的側面もある)
  改革プラン、入院から地域へ
 山形県保健医療計画(第6次)
  自殺死亡率20%、1年未満の入院退院率76%を目指すが、目標達成に至らず
 第7次医療計画(精神)
  あるゆる人が共生できる包摂的(インクルーシブ)な社会を目指す
 精神科医療の機能分化と質向上等に関する検討会
  精神医療の質をどう担保するか
  質の評価:アクトカム指標の設定 退院率、再入院率、クロザリルの処方率、在宅への退院率など
  各疾患毎の目標 
   例:統合失調症
    対応できる医療機関の明確化、クロザリルの処方率
  施策を確実に実現するためには、標準化、可視化、PDCAサイクルを回す必要がある
  精神疾患の理解 偏見のない人々を増やす 包摂的社会の構築


2、うつを理解する

  山形県立こころの医療センター 秋葉 大輔 




 目標
  うつ病って治るのか
  抗うつ薬は効くのか
  薬以外の治療はないのか
  いつまで薬を飲むのか


 うつ病の診断 (DSM-5)
  診断基準:抑欝気分、興味・喜びの著しい減弱を必須症状に5項目以上が2週間存在すること
  基礎的介入
   支持的精神療法
   心理教育 :病気の理解、積極的に治療選択に関われるよう 自己決定、
  背景理解 うつ病へ至るまでの経過(遺伝的・発達要因、生育歴・生活歴、ライフイベント)
  注意すべき併存疾患:発達障害、パーソナル障害、アルコール依存症
  重症度の考え方
   非精神病性(了解可能) 軽症 中等度 重症
   精神病性 (了解不可能) 気分に一致した精神病性特徴、気分に一致しない精神病性特徴
  推奨される治療
   軽症:薬物療法のエビデンスは固まっていない、支持的精神療法・・
   中等度~重症:抗うつ薬が有効、十分量、十分な期間、
   精神病性:抗うつ薬単剤ないし非定型抗精神病薬との併用が選択し、切迫した希死念慮には、mECTを考慮
 症例提示 
  軽症、重症、activation症候群

 重症でないと、抗うつ薬は効果がでない?
 軽症では、抗うつ薬とプラセボとの差がでない?
 欧米では、軽症では、抗うつ薬は使用しない方向、

 うつ病は治るのか
  48-60週で、累積寛解率 70%
  5年後での再発率は40%
  大うつ病の5-10%が後に双極性障害 

 抗うつ薬は効くのか?
  中等度以上では、効くが、軽症では?

 薬物以外の介入
  基礎的介入
  孤立を防ぐ
  心理療法
  中等度では薬物療法併用
  電気けいれん療法 mECT

 いつまで服用継続
  10か月程度継続した方が再発率は低い
  再発を繰り返す場合、3-5年程度継続内服

 「こんなに飲んでるの?」は、言わない!


3、事例検討
  「希死念慮のあるうつ病患者の退院支援と地域連携」



 希死念慮のある84歳女性の事例について、医師、看護師、ケアマネ、ケースワーカー(行政)などから経過提示  

4、ワールドカフェ
  「うつ病地域連携パスには、どんな情報が必要か」
  
  北里大学精神科学 下村 裕見子




ワールドカフェ形式で、退院準備期、地域支援期における、本人・家族、地域が共有すべき情報についてグループワークを行った。


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第1回 医療と介護連携の推進に関する有識者ヒアリング

2018-01-10 16:30:36 | 日記

医療と介護連携の推進に関する有識者ヒアリングにTV会議で参加した。


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日時:平成30年1月10日 14:00~16:20
場所:㈱野村総合研究所(大手町フィナンシャルシティグランキューブ29F会議室)


次第
1、開会のあいさつ(総務省)

2、有識者ヒアリング構成員紹介(事務局および各構成員)

3、本事業の内容および有識者ヒアリングについて(事務局)

4、在宅医療・介護情報連携基盤の実証事業の紹介(事務局)

5、医療・介護連携に関わる標準化動向(光城構成員)

6、医療・介護情報連携の事例収集および詳細調査の進め方(事務局)

7、医療・介護連携の課題について(自由討議)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2、

構成員
(医療・訪問看護) 3名(訪問看護師、医師、薬剤師)
(介護) 2名 (介護福祉士、介護支援専門員)
(自治体)1名 (福岡市 保健福祉局制作推進部)
(業界団体)1名 (JHIS 地域医療システム委員会 医療介護連携WGリーダー)
(民間事業所)3名
 オブザーバー:厚労省 老健局

3、

総務省は、「医療・介護連携の推進に関する調査研究」を実施する。。

実施内容としては、

 1、医療・介護連携に関連する制度の整理
 2、事例収集及びユースケースの整理
 3、実施状況詳細調査
 4、諸外国における実施状況の調査
 5、今後の普及促進に向けた検討

となるが、5の今後の普及に向けた取組方策の立案に当たって、有識者ヒアリング(3回を予定)を行う。

4、

過去の在宅医療・介護情報連携基盤の実証事業の紹介

 1)事業の背景・目的
 
  具体的な事例、カナミック、富士通往診先生
  システムが違うと連携できないとう課題を連携基盤を構築することで、別システムでも情報連携可能とする

 2)実施概要
  4地域での実運用を通じた実証実験

 3)実施体制の遷移
 4)基盤の概要
 5)実証の詳細
   2013年
    シナリオで実証実験実施
    ペーパーレス化、セキュリティ、ケアの質、信頼性の向上が有用
    一方、参照時の個人認証の適用範囲の方針が課題
   2014年:
    柏市、石巻市、京都市、徳島市での実証実験
    データ共有情報項目案及びデータ交換規約案を検討 
   2015年 
    ニーズの確認、運営主体の検討
    運営主体:国・独立行政法人、地方公共団体、NPO,公益法人、協議体、その他

6、

・アンケート調査

 医療・介護連携システムを有する団体を網羅的に整理し、送付リストを作成(全部で300程度となる見込み)
 アンケートの質問項目
  ネットワークの概要、システムの概要、運用の実態、自治体の関与、技術

・ヒアリング(5地域・1企業)
  地方型 (鶴岡市、長岡市、八戸市)
  都市部 (名古屋市、柏市)
  その他 (メディカルケアステーション)


7、

 自由討議

 医療と介護との情報共有、連携の目的の何か、どんな効果を期待しているのか

 精神障害、身体障害者などは、情報連携の中で取り残されている、
 
 連携の効果として、入院数の減少、コスト削減など、より高いレベルでの効果を検証できないのか

 うまくいかなった事例が大事 (例えば、北区では、カナミックが使えなかった)
  
 地域のなかで役割分担、チームづくりは、自然とできている

 病態やチーム構成によって、共有する情報は異なる、

 医師会、行政との付き合いは、課題

 福岡市、実際に使われたのは、10ケース程度

 ケアマネの率直な意見として
  パスワードの入力が面倒
  二重入力が手間
  情報がないので、メリットを感じない
  ケアマネ、一般的にITスキルが低い、使わない、→啓発が必要


 三原からのコメント
  Net4Uは成功事例、その要因として、
  医師会主導(経済的また人材的支援を含む)
  緩和ケア普及のためのプロジェクト
  連携パス推進協議会
  在宅医療連携拠点事業
  Net4Uのルールはシンプル!必要なとき、必要な情報を提供する 
  在宅医療でのキーパーソンは訪問看護師
  ケアマネは、訪看の記載から多くの情報を得ている
  ケアマネの感想として、医師との垣根が下がったという意見が多い
  課題は、医師の参加率、理解向上


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チーム鶴岡:忘年会2017

2018-01-04 15:32:29 | 日記


12月29日、恒例の忘年会を行いました。
毎回、40-50人集まりますが、今年も多くの皆さんに集まって頂き、楽しいひと時を共有しました。
忘年会の写真を動画風にまとめたものをYouTubeにアップしましたしたのでご笑覧ください。

チーム鶴岡:忘年会2017(YOU TUBE)

写真集はこちら(google photo)




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