2015年5月24日(日）千葉市若葉文化ホール
| 指揮： 石崎真弥奈 |
| 曲目 モーツアルト 劇場支配人序曲 ハイドン トランペット協奏曲 ブラームス 交響曲第二番 |
今日聴きに行った若葉シンフォニーオーケストラを正直知りませんでした。千葉市若葉区で活動しているオーケストラで、今日の演奏会はもう31回目の定期演奏会だそうです。偶然、チラシで演奏会のことを知り出かけて行きました。
モーツァルトの曲は題名を見た時、これは聴いたことがないなと思ったのですが、聴いてみるとこの曲知ってると思えるものでした。もっとも、モーツァルトの曲はどんな曲を聴いてもみんなどこかで聴いたような気がするのです。明るく楽しい雰囲気のする曲で、弦の繊細なフレーズがキラキラして素敵でした。
ハイドンのトランペット協奏曲は有名な曲で耳馴染みのある曲です。初め少し固さがあったトランペットソロは1楽章の最後のカデンツァになると堂々として素晴らしい演奏でした。そして、2楽章のゆっくりしたメロディーは音色が変わったかと思えるようなやわらかい音でのびのびと奏で、3楽章はメリハリのきいたはっきりした音色で、細かいフレーズを的確に吹いていました。トランペットソロの中島愛実さんは茂原交響楽団でマーラーの5番のトップトランペットを吹いてくださった方で、その時のトランペットの音が今でも頭に残っていますが、今日のハイドンは全く違った感じで、古典の曲のトランペットもなかなか素敵だなと思いました。
ブラームスの2番は第1楽章の出だしのホルンがミスしました。ホルンという楽器は本当に難しい楽器だそうで、頭の音をポンときれいに出すのは至難の技だそうです。でもチェロバスの3音の後の一発目は決めて欲しかったなと思いました。そのあとホルンが出る度に少しハラハラしました。ブラームスの2番はよく牧歌的だとか、ブラームスの田園だとかいわれます。全体に明るい感じなのですが、その底になにか寂しさのようなものが流れているように私には思えます。そこがまたブラームス的というかブラームスらしいと感じられるところかもしれません。今日の演奏では低弦がとてもよく揃っていて全体を支えている感じがしました。 弦合奏はとてもきれいでした。終楽章ではかなりの盛り上がりがありましたが、印象としてはきれいでまとまったおとなしいブラームスという感じでした。管楽器がもう少し頑張ってもいいのになとも思いました。 ブラームスの2番は私の好きな曲です。いろいろなオーケストラで聴きました。オーケストラによって同じ曲でも違いがあるので楽しいです。 来月、またブラームスの2番を聴く予定があります。楽しみです。
hiroko
皆様おなじみのhirokoさんの音楽会鑑賞記です。若葉シンフォニーオーケストラのホームページをのぞいてみたら、石崎真弥奈（まやな）さんは今売り出し中の女性指揮者、日本中のプロオケ、アマオケを探しても!!、世界中のオーケストラを探しても!!ウーマンコンダクターはまだまだ少数派!! (探してないけんど～）。写真（拡大可）はホームページから。 KenM
