以前はけっこう聴きに行っていたのですが、ここ数年予定が合わなくて聴きに行けませんでした。久しぶりの市原フィルです。
私が会場に着いたときはもうすでにロビーコンサートが始まっていました。多人数の弦楽合奏を横目に見ながら、友達の待つ座席へ直行しました。お客様は七割ほどでしょうか。まずまずの入りだと思います。 なぜならプログラムがあまり魅力的ではなかったからです。
プログラム :メンデルスゾーン 交響曲第5番 「宗教改革」、
ムソルグスキー 歌劇ホヴァンシチナ前奏曲 「モスクワの夜明け」、
ボロディン 交響曲第2番
今日の曲目はどの曲も初めて聴く曲でした。 メンデルスゾーンの「宗教改革」という曲は出だしはとても荘厳な感じで始まりました。とてもきれいな旋律が出てきたりと興味深い曲でした。賛美歌を思わせる旋律も使われているそうです。
ムソルグスキーの「モスクワの夜明け」はとても短い曲でしたが美しい曲でした。最後は静かに終わるのですが、終わりかどうかわからなかったので拍手をするのを躊躇してしまいました。あまり耳馴染みのない曲は指揮者が客席を向くなり、お辞儀をするなりしてほしいですね。
ボロディンの交響曲は、これまた聴いたことのない曲ですが、冒頭の重厚な弦の合奏は心に響くものがありました。曲全体は管楽器が活躍する曲で、木管のソロやアンサンブル、金管の華々しい迫力ある響きなど管楽器の奏者が中心になって選曲したのかと思える曲でした。
プロのオーケストラはこのようなプログラムにはしないだろうなと思いました。チケットの売上に影響するだろうと思うからです。
市民オーケストラだからこそ団員が好きな曲、演奏したい曲を選ぶことができるのだと思います。 でも、聴きに来る人のことをもう少し考えてくれてもいいのにと感じました。
人それぞれ考え方は違うと思いますが、私はお客様にも喜んでいただける選曲をしたいと思っています。
hiroko
hirokoさんからです。最近はコスモスの次の演奏会の選曲委員として気苦労中。そのせいか市原フィルの選曲などに関して辛口のコメント連発!これはめずらしい! KenM
選曲はいつも迷います。
お客様の知っている曲ばかりやるのか、たまには全く知らない曲でもこんな良い曲もあるんですよだったり、日本人の作った曲もやってみたいだったり。
今回は冒険しましたが、次回は「のだめ」で有名になったベートーベンの7番を中心にプログラミングしてございます。
お楽しみいただけたら幸いです。