10月19日(土)黛 敏郎 オラトリオ 「日蓮聖人」 茂原交響楽団 すみだトリフォニーホール
今回は思いがけずチケットがてに入ったので、「日蓮聖人」というのを聴きに行きました。 この曲は30年以上も前に初演されて以来一度も演奏されなかった曲だそうで、日蓮宗東京都東部宗務所が主催して行われました。
第1部 海 誕生 立志 開宗
第2部 花 折伏 狙岩 合戦
第3部 光 諫言 寂光 降星
第4部 雪 配所 開顕 赦免
第5部 山 禅定 勤行 入滅
プログラムを見ただけではよくわかりませんでした。内容は第1部が日蓮聖人が生まれて各地を遊学して後地元で開宗するまで。 第2部は鎌倉での辻説法から様々な法難。 第3部は最も有名な法難である龍の口の斬首の時の奇跡。 第4部は佐渡の流罪生活。 第5部は流罪から帰った日蓮聖人の晩年と入滅するまで。
日蓮聖人の一生をナレーションとソプラノとバリトンの独唱、そして合唱がオーケストラをバックに語るように歌うものでした。 言葉がよく聞き取れたので、内容がわかりやすく聴きごたえのあるものでした。
黛 敏郎といえば昔「題名のない音楽会」という番組に出ていたのを思い出します。 有名な作曲家というのは知っていましたが、作品を聴いたことがありませんでした。 今日この作品にふれて、本当に素晴らしいと思いました。 現代の音楽というと、取っ付きにくいものですが、メロディーにしても響きにしても素直に感じることが出来ました。
特に印象に残ったのは第1部と第5部で40人ほどの日蓮宗の学生さん達がうちわのような太鼓を打ち鳴らすところです。 すみだトリフォニーホールは舞台の上にパイプオルガンがあってその前のテラスのような高い所にずらりと僧衣の人々が並び一斉にに太鼓を打ち鳴らすのです。それもオーケストラや合唱と一体になって盛り上がるところは圧巻でした
感動ものです。 貴重な体験をしました。
hiroko
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