シニアアンサンブル楽団のために演奏し易い楽譜を多く編曲下さった松本洋二さんのお別れ会に、全シ連の岡村斉能さんと参列してきました。
お別れ会は、音楽葬とでも言うのでしょうか、親族の方々による演奏や歌に加えて、ヤマハOB会のシニアアンサンブルによる楽器を持ち込んでの演奏もありました。
このような音楽に包まれたお別れ会はとても素敵で、感銘をうけました。
ご夫婦で参列されていた生駒先生の弔辞で、松本先生は、戦後の子供たちのために教育のなかで楽器に触れる機会を得られるようにしたり、ヤマハ音楽教室やエレクトーン教室を創出され、日本のみならず、それを世界に広めた貢献者であることを知ることができました。また、これまで、先生が編曲された曲は、600曲以上とのことでした。
出棺を待つ一時に、岡村さん、OB会のKさんとともに、奥さまに先生の残された楽譜についてお願いをさせていただきました。
以下に少し詳しく紹介します。
式の始まる前から、式場で流れていた曲は、すべて、息子さんの晃彦さんの作曲されたものでした。なお、晃彦さんは、日本を代表する作曲家の一人であることWikipediaで紹介されています。
献奏では、最初に、OB会のシニアアンサンブルの団員、十数人による映画音楽の「追憶」、「黒い瞳」の2曲の演奏がありました。
ついで、先生が昨年11月のヤマハOB会シニアアンサンブル第5回定期演奏会で指揮をされている先生のお姿を写したビデオが上映されました。
その後、娘さんたちによるピアノ伴奏による独唱があり、さらに、奥さまの、シャンソン「枯れ木の上に」の独唱がありました。奥さまの切なく気持が込められたシャンソンは、素晴らしく聴いていて感情がこみ上げてきました。
松本先生は、昨年11月にステージ4の肺がんと診断されて、たったの40日間の入院で95歳でお亡くなりになりました。
はからずも、笹森先生のことを思いだしました。シニアアンサンブルにとっても、お二人はかけがえのない編曲者で、大変残念なおもいです。
岡村さんによれば、松本先生は編曲された楽譜はシニアアンサンブルで自由に活用しても良いと、生前にお話し下さっていたそうです。
全シ連の楽譜プロジェクトで、松本洋二先生のライブラリーとして整理し、活用出来るようにしていきたいと思います。
因みに、私が知っている松本先生の曲では「サントワマミー」が好きですが、「一晩中踊り明かそう」も良いですね。
ご冥福をお祈りいたします。
つね
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