iijiのブログ(JOPベテランテニス、山行、浅草などの写真録)      

★定年後の余暇を、テニス・山行・囲碁・浅草周辺の行事・美博鑑賞・日常の出来事などを紹介します。

東京国立博物館 2022.5

2022-05-12 15:09:21 | 博物・美術館

2022.5.10(火)

上野公園の、国立博物館が創立150年を迎え、コロナ禍の事前登録制が4月から無くなり久しぶりに入館する。


日本で最も古い博物館 明治15年開館

ユリノキ (モクレン科) 北米原産 樹齢150年の巨樹 幹周5.9m 樹高24m チューリップに似た花 秋には黄金色に紅葉する 

関東大震災、東京大空襲を乗り越えたシンボルツリー

本館1階テラスから日本庭園  茶室は、茶会・句会などに利用できる

表慶館 明治42年(1909) 創設時と変わらぬ構え

森林太郎(鴎外)が大正6年から11年に死去するまで、総長として執務した居室があった付近

明治5年 湯島聖堂で博覧会が開催される                                                           明治6年 博覧会場が日比谷公園に移転

明治15年上野公園に開館 玄関入場門や屋根が、現在の日本風と異なる                          大正12年 関東大震災で崩壊

表慶館 明治42年開館                                                                                         昭和12年 震災復興後 現在の建物に改築される                           


☆小・中学校の時、授業の一環として、何回も学校から街中を歩いて本館を見学に来た懐かしい思いがある。

☆本館展示内容は、次回号に

東京国立博物館とアラビア王国の至宝 2018.5 

東京国立博物館 東洋館 2015.7

東京国立博物館 法隆寺宝物館

東京国立博物館 本館 2014.9

 

コメント (2)

船橋市郷土資料館 2021.6

2021-07-22 11:29:14 | 博物・美術館

2021.6.25(金)

千葉ベテランテニスの帰り路に、船橋の資料館に立ち寄る


成田街道沿い、習志野台の航空自衛隊前にある小さな資料館

各地の遺跡と変わらない出土品

1万年前の海面が40m低い「縄文早期」と現在に近い6000年前の海面は「縄文前期」の遺跡が同じ場所で見られる。貴重な遺跡

 

◇・・・船橋と馬・・・◇

江戸時代 軍馬を育成するため馬牧が置かれた

船橋市内の馬頭観音塔が400基以上                         安政5年(1858)安藤広重 「下総小金牧」

江戸時代の軍馬育成の歴史や、昭和17年までの「騎兵連隊」の拠点などが、船橋競馬場(昭和25年初開催)や中山競馬場(昭和3年初開催)につながる


☆1000年前の更級日記に「・・・くろとの浜の秋の夜の月を」船橋大神宮から望んだ美しい「くろとの浜」とも言われてる。

 

コメント

たばこと塩の博物館 2019.7

2019-07-10 08:52:36 | 博物・美術館

2019.7.6(土)

「マッチ展」のついでに、墨田区横川にある元専売公社の常設展示室「塩・たばこ」コーナーを見て回る


塩の世界 2F   世界の塩の2/3は岩塩、日本は海水を原料としている

 

 縄文時代の製塩土器                             古代の塩づくり//海藻に付着した濃い塩水を土器で煮詰める 

昭和50年頃からイオン交換膜を使い濃い海水を作り、煮詰めて塩を作る  従来の製塩法に比べ4.5倍(入浜法に比べ45倍)効率が上がる 

 

たばこの歴史と文化 3F

 

 

 メキシコ南部 7世紀に最盛期を迎えた「バレンケ遺跡」 たばこを吸う神のレリーフ                  ニコチアナ・ルスナカ//高濃度のニコチンを含む

 たばこの原産地 アンデス山地                             1600年ごろ、フランシスコ会修道士が家康に献上  

 江戸時代のたばこ屋  たばこの葉を細長く刻む    現在は機械化され0.1mm幅で刻む

世界のパイプをコレクション

明治37年(1904)の専売制開始から昭和60年(1985)専売制廃止までの産業史

 1960年代 たばこを吸い始めた頃の銘柄 販売量世界一のハイライト60円     喫煙の弊害が解り始めた40代でやめる。    


☆ 塩の消費は、8100t/年 約90%は外国産で国産はわずか、約70%はソーダなど工業用、他に業務用25%、家庭などで使う量は1%にも満たない。

☆たばこは、健康余命を10年短くし、喉頭がん33倍、肺がん4.5倍、肝臓がん3.1倍、その他の体内がん発生率を高くする。

☆明治から始めた専売制は、莫大な財政収入となったが、樟脳、たばこ、塩、アルコールと逐次民営化されたが、財務省は各事業の大株主になる。 

 

コメント

マッチ展(たばこと塩の博物館) 2019.7

2019-07-08 11:04:05 | 博物・美術館

2019.7.6(土)

最近は、使う機会が少なくなった着火具のマッチ、墨田区横川の「たばこと塩の博物館」で「マッチ展」を見る


 

 「たばこと塩の博物館」近くにあるのに入ったことが無かった 

2階 特別展示室  マッチは文政9年(1826)英国で黄燐マッチを発明、 安政2年(1855)スエーデンで安全マッチ(赤燐)発明

明治初期まで使われた「火打石」と火花を出す「火打ち金」(チャートと炭素を焼成)  火花から種火を起こす「火口」   種火を保つ「火入れ」 

清水誠//フランスで学び、明治8年(1875)国産マッチを試作、本所に工場を設立  両国高校敷地内に「国産マッチ発祥の地」の記念碑がある

 

苫小牧のマッチ軸木工場 明治23年代(1890)          軸木はぎ                                                  

 工程を機械化した東洋最大の燐寸工場(神戸) 大正6年~16年(1917~27)

明治43年代(1910)がピーク(7200百万箱/25000人)、輸出先の中国が生産を開始した、大正9年(1920)から急激に減少 

現在のマッチ軸つくり 軸選→パラフィン・頭薬浸点→乾燥→マッチの軸完成(長さ51mm)                現在の連続自動マッチ製造機

現在の家庭では見かけない 懐かしいマッチ箱                   マッチ発祥の地、本所のマッチラベル


☆国産マッチ生産から140年、使い捨てライターや自動点火コンロの普及でマッチの需要が急減している。 

 

コメント

東京国立博物館とアラビア王国の至宝 2018.5

2018-05-04 16:59:23 | 博物・美術館

2018.5.3(木)

連休の遠出を避け、上野公園に出かけて久しぶりに国立博物館を巡る。 明治150年の特別コーナの「老猿」を見に行く 


 

本館   日本最古の博物館 明治15年から140年 

 

「土蜘蛛草紙」 鎌倉時代  平安時代の源頼光、渡辺綱と土蜘蛛の物語を狂言や神楽、歌舞伎などで演じられている 

 

 人気絵師長谷川等伯の長男、長谷川久蔵作「大原御幸図屏風」安土桃山時代            平家物語の建礼門院が平家の菩提を弔う場面  

 

本館18室  明治150年 明治維新以来の近代美術コーナ

 高村光雲作「老猿」明治26年  シカゴ万国博覧会に出展(径7尺 栃ノ木 鹿沼、発光路の産)        入谷生まれの光雲は浅草諏訪町の高村東雲に師事

宮川香山作「褐柚蟹貼付台付鉢」明治14年  2匹の蟹がリアルに創られている 

 

平福百穂作「双鳩」 昭和6年  御子息とは多少の縁があった                                         曽山幸彦作「試鵠」明治23年       

 

日本文化に興味を示す欧米人を多く見る                                                                          懐月堂度繁作「遊女立姿図」江戸時代  



明治42年開館の表慶館では、サウジアラビア王国の至宝「アラビアの道」が開催

砂漠に建てられた 人形石柱 前3500~前2500年 

100万年以上前の石斧、矢じり、 日本の石器時代出土物と変わらない

紀元前4~前3年「男性像」 

「ハルポクラテス」 1~3世紀 エジプトのホルス神の子供時代の姿 

古代南アラビア文字の墓碑 前5~前4

 

 1世紀の埋葬遺構 6才前後の少女 金のマスク、ネックレス、プレスコットなどの副葬品

アブドールアジーズ王の上衣 20世紀 


 ☆今まで何度か訪れていたが、今回は多くの欧米人の方が見学しているのに驚いた(入館者の1~2割)

 ☆約12万件の収蔵物を有するので、展示できる数が限られ、時々訪れる程度では見る機会が少な過ぎる。 

コメント