iijiのブログ(JOPベテランテニス、山行、浅草などの写真録)      

★定年後の余暇を、テニス・山行・囲碁・浅草周辺の行事・美博鑑賞・日常の出来事などを紹介します。

浅草 一葉祭 2017.11

2017-11-23 19:42:01 | 博物・美術館

2017.11.23(木)

台東区竜泉にある「一葉記念館」で生誕145年を記念した「一葉祭」が開催され散歩がてら立ち寄る


 

 

「一葉記念館」テント内では、記念講演が開かれ、女優の水谷八重子が「大つごもり」を朗読する予定

    

樋口一葉                        1896.2 絶頂期の頃 歌塾の友人と 

「たけくらべ」1895.1月「文学界」に掲載 

「にごりえ」1895.9 文藝倶楽部に掲載 

 

明治28年 博文館から女性作家のみで構成された特集号が発行「十三夜」を掲載

長谷川 清画 1967年制作 下谷龍泉寺町の「駄菓子荒物店」に暮らし、一葉文学に大きく影響する

一葉記念館の近くに「たけくらべ」の大鳥神社(鷲神社)があり、来週の三の酉を迎える準備をしている


★下谷龍泉寺町に母、妹と3人で住み荒物駄菓子店を営みながら、遊郭や近隣を舞台にした「たけくらべ」を書く

 

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国立西洋美術館 (2)と世界遺産登録 2016.5

2016-06-05 09:12:49 | 博物・美術館

2016.5.31(火)

 フランス政府の要請で建築家ル・コルビュジエが日本で唯一設計した国立西洋美術館(本館)を世界遺産登録を、台東区が推進して今年の夏に申請予定。

絵画、彫刻、素描、版画、工芸などの分野にわたり、およそ5,500点の作品を所蔵

http://blog.goo.ne.jp/iiji_goo/e/f80856e620f253edb138a027d5e66029


ル・コルビュジエの遺産登録をする本館の建築物(1959年公開) 

 川崎造船所の社長 松方幸次郎がヨーロッパで収集した絵画  宗教画が多い

カミーユ・ピサロ「収穫」 1882年 パリ郊外

オーギスト・ルノアール「横たわる浴女」1906年

クロード・モネの作品が多い、2F第9展示室 

クロード・モネ「睡蓮」1916年  パリ郊外に日本風の庭園を造成、敷地内を流れる小川を利用して、睡蓮を浮かべた大きな池が掘られた。

クロード・モネ「舟遊び」1887年 セーヌ川の支流エプト川での遊び

1F 第1展示室 彫刻の部屋 

中庭の見えるカフェ「すいれん」は席順待ちの人が列を作っている

オーギュスト・ロダン「カレー市民」1884-88年


 ☆ テニスの試合が続く5月、気分転換に上野公園に出かける、世界遺産登録のためか、平日なのに館内の賑いが増した。

 

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国立科学博物館とマグネトロン 2015.12

2015-12-16 15:25:08 | 博物・美術館

2015.12.15(火)

免許更新に下谷警察署に行った帰りに、博物館を覗きみると2FにJRC製のレーダ、衛星通信などとマグネトロン(レーダの心臓部マイクロ波発信器)が展示されている。


2F「科学技術で地球を探る」テーマで観測ステーションのコーナー

  

船舶レーダ、インマルサット(衛星通信)と富士山レーダに使ったマグネトロン

船舶レーダの東京湾映像

  

富士山頂の気象レーダ1964年

 富士山気象レーダに使った新JRC製波長28GHz 10cm 2MWのマグネトロン、S氏がリュックで担いで山頂に運び上げる

 

 レーダの利用ポスター  飛行機や船舶の監視、気象予報、自動車の衝突予防、野球のスピードガン


  同じ2Fの科学技術の歩み」のコーナに、最初のマグネトロンが展示

1939年に世界初のマグネトロンが完成し、海軍の艦船に電波探信儀(レーダ)使用される

 

JRC製「M60S形マグネトロン」受信用と、 右上「M312形マグネトロン」送信用 3035MHz 出力6.6kW 電波探信儀の心臓部

送信用水冷式マグネトロン  ドイツの「ウルツブルク・レーダー」の技術を受けたのか?・・映画「ナバロンの要塞」砲台の設置レーダ 

 

「M60S形マグネトロン」受信用 昭和19年10月29日製 SN/42989 日本海軍のイカリマークがある。

 

昭和19年11月16日製 SN/49590 励磁器にマウントされた受信用マグネトロンM60S

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コンピータ素子の変遷    マグネトロンの近くに、デジタル素子の変遷があり懐かしく覗き見る    

1世代は電磁リレーから始まり真空管へ、2世代はパラメトロンとトランジスタに、3世代は画期的な集積回路のICに置き換わり、LSIからは集積度が年々加速する

 

1976年最初のNECマイコン

 

世界最初のLSIマイクロプロセッサ(インテル・嶋正利)

 

 1956年 最初に稼働した電子計算機(富士フイルム) 真空管1700本             1955年 リレー計算機 電話交換機リレー22000個 


★ 年に1~2度立ち寄るが、今回はJRCのレーダが目に留まった。 20年ほど前には、JRCのフライトシュミレータ(YS-11用)が展示してあったがその後目にしていない。

★ 1942年6月のミッドウェイ開戦では、戦艦「日向」の電波探信儀が停止され使うことなく、日本の攻撃機は空母「ヨークタウン」のレーダー で探知され大敗した。

 

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第12回台東区 伝統工芸職人展(東京国立博物館) 2015.11

2015-12-14 08:24:01 | 博物・美術館

 

2015.11.13(金)

神社仏閣が多い下町は、江戸文化の発祥地として職人芸が栄え伝えられてきた。前半、後半と2回に分け職人芸を実演していたが、後半を覗いた


伝統職人芸 後半 

 左から、江戸簾(すだれ)、東京銀器、看板彫刻、江戸手描提灯、美術桐箱、和室金具、彫刻、神仏具餝(かざり)師

  

部屋仕切りや日よけに使われる「江戸すだれ」

 

木槌、金槌で打ち出してゆく「東京銀器」

 

奈良時代から現れ、小刀1本で額彫する「看板彫刻」

 

美術品、茶道具を納める「桐箱」

 

襖、障子の引手、取手「和室金具」

 

仏像伝来から仏具の彫刻に始まる 「木彫刻」

  

真鍮、銅を叩いたり、彫ったりする「神仏具餝師」


 

★職人芸の前半は、 江戸べっ甲、東京桐たんす、木版彫刻、ヤスリ、江戸袋物、銅器、木版彫刻、仏像彫刻  を実演したようです。

★ 浅草にある 「江戸下町伝統工芸館」には江戸の面影を残す工芸品が常設展示しています。

http://blog.goo.ne.jp/iiji_goo/e/3cca24726b310cc30974e3ff7a116f3b

 

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東京国立博物館 東洋館 2015.7

2015-07-08 17:15:06 | 博物・美術館

2015.7.8(水)

午前中、「朝顔市」を見終えてから、上野公園に向かい国立博物館の東洋館に行きます。


 本館の右手にある東洋館 1968年開館


 ★1F 中国の仏像

 

「如来坐像」 4世紀 銅造鍍金                             石窟寺院石仏 4世紀

  宝慶寺石仏 7~9世紀 石灰岩


 ★2Fインド・ガンダーラの彫刻、エジプトの美術

 

「菩薩立像」パキスタン2世紀 ギリシャ彫刻が色濃くエキゾチックな顔立ち 「仏鉢供養・菩薩交脚像」 アフガニスタン 3~4世紀  

 

******** 大谷探検隊  仏教の歴史や文化の謎を探る *******

明治35年(1902)から大正3年(1914)にかけて3度、西域に派遣

 

 西本願寺の大谷光瑞が英国や独逸の探検に刺激されたのか? 仏蹟の発掘調査に出向く  モンゴル自治区を行くキャラバン隊(大正3年) 

 大谷隊 探検ルート 中央アジア、シルクロード

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「パシェリエンプタハのミイラ」 エジプト 前945~730              「イニ像浮彫」 エジプト 前23世紀 

   

「セクメト女神像」エジプト前16~14世紀 雌ライオンの女神   死者の装飾品「少女の像」右手に鳥、頭にパン、「船の模型」エジプト前2000年


 ★中国文明のはじまり

 

  「玉刀」 玉器 新石器時代 前2000年                「トウテツモンゲン」 前11~10世紀 青銅製むし器  

 

「加彩舞人・楽人」 1~2世紀 墓の副葬品  法隆寺宝物の人形のモデルか?     「西王母/馬車/狩猟」 山東省1~2世紀 石刻画        


 ★5F 朝鮮の美術

  

 「冠」 金製 5世紀                                  「盧舎那仏立像」 9~10世紀

   

「如来仏像」他  7~9世紀 小型で個人の崇拝仏像か           「韓国風俗図」 19世紀 江戸時代の寺子屋と似ている


 ★B1F 東南アジアの美術  

    

 ミャンマー 「宝冠如来」 12~13世紀                  インドネシア「大日如来像」9~10世紀

 

スリランカ 「如来立像」 12~13世紀                   タイ 「釈迦如来坐像」 14~15世紀   

 

カンボジア 「ガネーシャ坐像」 12~13世紀                  メラネシア 「男性像・女性像」 19世紀


 ★東洋館を訪ねると、仏教が西から東へと伝来することが理解できる。信仰する像により国柄を表している。

 釈迦の死後(前4~500)、1世紀中にマントーラやガンダーラ、中国、2世紀にパキスタン、4世紀に朝鮮半島の高句麗、新羅、5世紀に百済、そして日本へ6世紀半

 

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